東風マクワイ(はるかぜ)

あ個感(あくまで個人の感想です)。 散文とか詩的なものを写真と供に吐き出したりします。…

東風マクワイ(はるかぜ)

あ個感(あくまで個人の感想です)。 散文とか詩的なものを写真と供に吐き出したりします。 フィクションです。マガジンでまとめてます。 植物を育てたり 写真を撮らせて貰ったり トイレを掃除したりしつつ 酒を飲んだら呑まれたりして 日々後悔や無念を公開しながら過ごしていまふ。 ます。

マガジン

  • 植中毒にかかった話

    社会の歯車になってるようでなれてなかった事に気がついた僕の植物との生活

  • 詩集note

    詩集・散文・言葉遊び それに少しばかりの写真

  • ショート・ショート(短編物語集)

    気が向いた時に、仕事の行き帰りの電車の中などでショート・ショートを書いてます。挿絵みたいなやつは全部AI生成です。

最近の記事

Neo.pauciflora〜安価でよく育ちよく伸びよく増える原種〜

ネオレゲリアのイメージ、 ロゼット状に広がる葉っぱと小さな花 そして、結構大きくなる そんなイメージを持っていたけど、 このパウシフローラは小型で そんなに葉も広がらず、タンクブロメリアをあまり知らない人ならビルベルギアやエクメアと間違う人もいるかもしれない。 Neoregelia pauciflora (原種) 自生地はブラジルのエスピリトサントのサンタテレーゼ近郊との事 葉は緑だが薄いトリコームというかワックス的な半透明に覆われ縞々模様みたいになり、 黒の斑点が筒

    • その豪雨に包まれろ

      優しい世界で生きていけるように頑張れって言われてる気がしてやっぱりそんなふうに生きていけないんだと俺は俺に言いいたいけど、それすらも自分に言えなくて1人で自分に寄り添うことなくもやついていたりしている時に限って 日々は平穏だし、久しぶりに晴れた気がする 春目前のまだ冬の祝日の夕暮れ前の空も とても朗らかで駅前の屋根付きのロータリーも人気はまばらで気持ちの良い空気が身体に纏わりつく。 スキップなんてしないけれど、そういうことをしたいような気候天候日付なんだね。 そう自分に語

      • 信じる世界が幻だとしても

        シャッターアイランドという映画を鑑賞した。 意外な結末系の映画やアニメ好きの中ではちょくちょくおすすめで出てくるので気になっていた。 結末は、ありがちだが、 意外性が強いどんでん返しというもの。 しかし、色々なシーンに伏線…というか視聴者に「違和感」を感じさせる仕掛けがあって、 間髪いれずもう一度見返すと、成程なぁ となる。 本当にあらすじもなにもかも要らない。 まっさらな状態で鑑賞することをお勧めしたい映画で、 所謂 ミスリードの連続で視聴者をあらぬ方向に向かわせてお

        • 僕たちオブザ・デッド

          冬の到来がまた一年たったなって思わせてくるから腹いせに俺は歳を経った気がしないフリをするんだ。 生まれて 生きて から 死ぬまでの 暇つぶし そう、文者の後輩が言っていたな あの頃は若くってさ、一緒に飲んでた若輩者たちはあーでもないこーでもないと、 小さな炎上をさせていたよ。 あれは荻窪の日雇いバイトに深夜に行った終わりの打ち上げだったな。 俺たちはひとりだし、そもそも寿命もなんとなくしってる。 この間駅のエレベーターで一緒になった乳母車にのった赤さんと目があったんだ

        Neo.pauciflora〜安価でよく育ちよく伸びよく増える原種〜

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        • 植中毒にかかった話
          3本
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          17本
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          2本

        記事

          スパイシーシンデレラ(AI実験作品)

          『これが...スパイスの森...!』 父親はこの場所の事を言っていたのだ。 だが、もう父はこの世にいない。 ここに来ることが出来るのは 彼と 私だけなのだ。 ------- まだ鳥の鳴き声も聞こえぬ様な、薄暗い夜明けの時間。 スパイスの香りに包まれたキッチンで、一生懸命にパンを焼いている女がいる。 彼女の名前は、シンディ。 彼女は、有名なパン職人の父親の跡を継いで、ベーカリー・シンデレラを営んでいた。 しかし、父はある日突然、『スパイスの森を探しに行く』と言って、そのまま

          スパイシーシンデレラ(AI実験作品)

          夢は起きてからもう一度確かめてみる

          僕は友達が運転するレンタカーの助手席で タバコに火をつけた友達からライターを借りて ブルーベリーのお香に火をつけたのだ 夕飯を夜7時ごろに平らげ、気になっていたアニメの最新話をいくつか摘み、 夜9時にはいつもの様に炬燵で寝てしまう。 日付が変わる頃に一度起き、トイレにいき歯を磨く。 また炬燵に入り、スマホゲームにログインし、デイリーミッションをこなすうちに、深夜1時までにはまた寝落ちをする。 3時半頃に寒くて目が覚める。 震えながら風呂の追い焚きをいれ、 今度は肩まで炬燵

          夢は起きてからもう一度確かめてみる

          スクラップ詩集-断片(2003)-

          シティオブゴッド 映し出す街 全ての価値 間違いだらけの命を断ち 大嫌いな アイツをころし 落とした銃に祈る民の幸 誰もが夢見る神となりここは 紛れもない神の街 過去詩2003年のノートより抜粋 シティオブゴッドという映画のインプットを詩にアウトプットしていたようだ。  街の灯 君に対して言う言葉 それはとっても小さな事だ 音が 聞こえる何処かの居場所 誰かが唱える人の里 窓を 覗けば光があたり 満ちた勇気に世界を語り 待たずに日は照りこの世は周り 空には大きな雲が広

          スクラップ詩集-断片(2003)-

          詩-曲輪式オルフェ-

          あの桜の開いた大きな御苑に 『をれ』は あの人を連れていった 光 光 いつぞやに撮る約束をし 果たせなかった青山の聖母様は形を変えてここへきたのだろう メイリアメイリア その全てが曲輪式(くるわしき) メイリアメイリア 生き様をこっそり捉えてやる メイリアメイリア いつか俺にやらしておくれ この世で一番作り物の刹那を写してやる メイリアメイリア あの光景は メイリアメイリア お前のことだよ メイリアメイリア また膝の上に乗り込んでおくれよ メイリアメイリア

          詩-あおのおべべ-

          少し前に街路地裏と出くわしたんだ。 そこには 何も書いていない卒塔婆が立ち塞がっていた。 (もう直ぐそこに俺が私が刻まれるんだ)と 感覚的に理解に及んだ -もう責めたりしないでいてね- なんて遺言状が優しみを込めて伝えてくるから、未開だった俺とお前は五分咲きになって満開になる夢を見たいと願うんだ。 後退りしたってさ 俺はいつだって後ろ向きだから気がつくと、 前のめりになって進んでしまう。 その事柄の意味を嗜む事が嫌いじゃない事が お前さんの知らないただ一つの『をれ

          剃るか結うか(薄毛セルフ治療体験)

          思えば14歳の頃だった。 学校の春休みにちょっとヤンキーだった友達が僕の家にブリーチ剤をもって来訪し、 -よっ、ちょっと洗面貸して- と、勝手口から入ってきたかと思うと洗面に入っていった。 ちょっと待ってくれと思いながら後を追うと上着やシャツが脱ぎ散らかされ、上裸となった友達はブリーチ剤を早速頭に塗ろうとしていた。 -助けて、自分じゃ頭全部塗りきれない- 嘆く友を放っておいて、洗面周りをブリーチ剤で汚されたらたまったもんじゃないなと思い、 仕方なく手伝った。 ムラなく塗り、

          剃るか結うか(薄毛セルフ治療体験)

          詩-レリーズ-

          明くる日を明日と思って居眠りこいたら そうじゃなかった時が良い塩梅 中に朝に正に穴にらららい来 夜霧に今夜は栗林だから案の定かと屠るの好いの やいのやいのと言葉ぁ紡いだら泡沫ハピネス彩度が焼き付く目に目に網膜 また来て広角 だだっ狭い場所を少しでも広く写したくって 出目金のレンズぶらさげて瞬きをする。 お言葉ですが総理とごにょごにょ反映される世相におよよと嘆く喚くあたふためくく そうしてそうして流れるんです。 エンゲージとまではいかないけど幸せになるための皺寄せにマ

          詩-まらら-

          そげんこつなか と、言わんこっちゃない。 ヂュクのおっかさんは背中に般若を背負い込んだらしい。 なにがあったかなにもなかったかは知らんべえだし興味も無いが 被写体として魅力を感じなかったあなたに今度は被写体として目線を向け出していってしまう。 一皮剥けたくて仮性包茎が剥き出しの如く カメラをメラメラ持ち待ち構えているんだよ。 最遅のセンスを開花させるまであと60年かそこらで足りるのだろうか。 四苦八苦の自問自答に矜持をもって推敲していく。 俺は念を失ったゴンみたい

          詩-金色の-

          その薄っぺらい事実をただ信じ続けることが祈りなのか 心の延べ棒はいっそのこと 黄金に輝く内手の小槌にでもなってくれればいいものを どんなに祈り 願いを込めても その場所未だ辿り着くことにも満たない あー やすらぎよ 何を望むのだ 架空詩集『漏斗で上手に情緒を流す』より

          短編-そうだったねと呟いて(四六時中辛五里霧中)-

          第一回 カムイ与謝五朗が手にしたのは筑前煮しかよそうことのできないお茶碗だった。 ミドリ館二郎の頭にかぶさったのはイチジクで出来たヘアバンドだった マドロミ喜三太の心には上記の2人が住んでいる。 昔、みんな倒れた戦があって、その時に死骸の山に埋もれて天を睨んでいたのが喜三太だった。 その頃から10年以上が経ち、なんとか死骸の山から抜け出た彼は 西に聳え立つ福祉山を超えて一欠片砂漠の砂の中に潜り込んだのだった。 -今日は何をしよう- そう考えながら -どうやって何にもし

          短編-そうだったねと呟いて(四六時中辛五里霧中)-

          詩-しびと不足-

          相乗効果で合いの手万々 哀しみ苦しみお幾らでしょうか? 明日も穏やか世相は柔らかく 今生一世の一代奮起 運気が割と来るのが判るが 手繰り寄せ方は紐のくじと似たようなものさ 差し詰めショコラの粉糖の様に 沢沢パラリと舞い落ちる雨に 金魚の餌のパラパラが似る ある日いつもの町の中で すれ違いざまの猫大五郎が 諸行無常で俺を見つめた 『鳴く鳴く猫語のにゃおにゃお節は ひとりでもいきていけると語っているんだ!』と、 ひとりで生きる代わりに寄越せと ちょっとだけよのブランケットに

          詩-隠向日葵(抜粋)-

          夜の花はストロボぶっ焚いたら簡単に見つけられるけど お前はいくら照らしたって見つかりゃせんね。  だってもう 消えちまったんだから 感情的で弱くて、枯れかけなのに、お前は頭が良くてビヂンで可愛いかった。 頭の良さで心を隠して19歳を演じてたお前との会話が俺は好きでたまらなかった ホントの19の頃のお前さんの歌声が聴いてみたいよ 今年も夏になったら、俺は三ノ輪の あのパンとぐらたんの喫茶店へ行くよ だからだから、枯れないで 俺にみつからずにひっそりと 写詩集『???