詩-まらら-

そげんこつなか

と、言わんこっちゃない。

ヂュクのおっかさんは背中に般若を背負い込んだらしい。
なにがあったかなにもなかったかは知らんべえだし興味も無いが
被写体として魅力を感じなかったあなたに今度は被写体として目線を向け出していってしまう。

一皮剥けたくて仮性包茎が剥き出しの如く

カメラをメラメラ持ち待ち構えているんだよ。

最遅のセンスを開花させるまであと60年かそこらで足りるのだろうか。
四苦八苦の自問自答に矜持をもって推敲していく。

俺は念を失ったゴンみたいな心境さね。

常々思うのは夏はなんてもんは
あつけりゃあついほど入道雲と相まってエモくなるのかってことだ。

あれほどの明度に鮮やかな-青-を

俺は何一つとして持ってはいない

イメージもクソもなんにもねぇんだから当たり前かな懺悔の頬溶け

落ちるぐらいにとろけて荒れてブレてボケるのが俺の夢の一枚の記録だ。

#きっと彼女は愛される

なんてタグ付けしていたのは遥か昔の澱んだ時のそれまた更に前のお話

心情に感情を多重で露光し孤独を瞬いた。

炊いた作り物も光なんてものも使っておらず、
決まって取り出すGRDの4つ目で一つ目の獣だ。
ニィハチにアイエスオーは800で固定だ
ハイコンラストシルエットをにやけ顔で切り取っていっていたンだ。
ショウビズを綺麗に切り取ってあげたくてキャメラマンの真似事してこんな歳まできちまったけど、
俺が慣れたのは

カメ・ラマンだったな。
俺の微弱な光は何事もとらえる事がないから逆に見えないものを撮り覗けるかもしれないと思っているから、使い切った絞りカスのシャオリーのレリーズを求めてカメラをこそばゆく持ち歩いている。

#ghostportraitic が俺の主題だ

画狂老人卍みたいに俺もLuvで終わりたいもんだ。
そこからsicに続いて1-2-3と続々出てくる。

パッションとかいうそこらへんに転がってる
山心棒をねるねるねるねしてパッショーネが鳴る
なるなるなるなと否定してみたけど拒否されたのは当たり前で本音なるなるななんて言ってたわけじゃないんだなからな

今しがたの泉岳寺の雲と高層の空を撮りに帰って
思い出したこともなくなっていき
あーでもないこうでもないとクヨクヨするのも気持ちが良い

夏だが夏や　
すみはないとな

チューブみたいにゃわき立たないけど、
週末帰りのほど一杯で終わるはずもなくまた電話をする

架空詩集『守銭奴の演目』より