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スクラップ詩集-断片(2003)-

シティオブゴッド

映し出す街 全ての価値
間違いだらけの命を断ち
大嫌いな
アイツをころし
落とした銃に祈る民の幸
誰もが夢見る神となりここは
紛れもない神の街

過去詩2003年のノートより抜粋
シティオブゴッドという映画のインプットを詩にアウトプットしていたようだ。 


街の灯

君に対して言う言葉
それはとっても小さな事だ
音が 聞こえる何処かの居場所
誰かが唱える人の里
窓を 覗けば光があたり
満ちた勇気に世界を語り
待たずに日は照りこの世は周り
空には大きな雲が広がり...

街に潜むはすべての罪
狂気が漂う命の海

自由に蠢く孤独の波が
船を襲って飲み込み民は
神に 祈りを捧げる間に
科学という名の答えを出した

街の灯が誰かを照らす
そうして今日もまた私を急かす
描く 願いは幸の旅
灯の下で踊る度
曇る視界に眼をまばたき
彼方に消え去る街の灯

全ての価値がわからずに
ただ ひたすら挙げる盃
雪が降り行き年は暮れ
この世の支配はああ崩れ
移れば広がる視野があるのに
それすら忘れて何がゆとり
ふとした瞬間草木が枯れた
だから私は報いに耐えた
慣れた夜空を見上げる一瞬
煌めく流れは光の青春

うんともすんとも言えない機械が意外な結末もたらし未来は次第に多くの闇に包まれ
空には大きな雲が広がり...

街の灯が誰かを照らす
そうして今日もまた私を急かす
描く 願いは幸の旅
灯の下で踊る度
曇る視界に眼をまばたき
彼方に消え去る街の灯


チャップリンの街の灯を観てアウトプットした文。

無題雨

無意味と悟りながらも祈る
犯した過ち償い看取る
生と詩の間に潜む
誰かが流した雫の雨を
そうして手に取る果実を舐めとる
飽き足らずにその木も会得
永遠に変わらずくりかえす
終わる事なく全ては絶えず

雨が好きで雨に関係した断片的な雨の詩を幾つか作った中の1つ。
書いていたノートもとっくにない為、記憶の中からしか拾い上げることはできない。


世界♯1

コイツに出逢って何年経った
コイツの為に何円払った
気が付きゃ俺も謳っていて
火がつきゃこれも上がってきて
ライムを知っての初体験皆無になったこれしか毎年
聴いてなかった時代も過ぎ
聴いてわかった期待通りの
音楽目覚めた大興奮とことん飽きないもう当分

気分は上々リリック書いた
分だけスキルも上がって湧いた
自分の心が変化していく
幾分男も進化して軸が傾き命取り
な気分が生まれて気持ち良し

(Hook)
世界の言葉が絶え間なく
聴こえてくる様に花が咲く
さずかる命は次第に煌めきそした映し出す
幸せの生
(繰り返し)

言葉が広がり絶え間なく
俺は韻を紡ぎ出す
タフにひたすら気持ちを伝え
そのうち身につくフロウは冴え
慣れていくのは嬉しいが
気づけば俺はスランプ入った
見たことあるような単語ばかりが
浮かび上がって使い回した
描き出すのはただの線
そうして手から離れたペン
念じる俺の心に一つの雫が垂れたぽたっとそっと
-もっと自由に世界を描け-
誰かが俺に言葉を投げかけ
芽生えた思考の芽は小さいが
それがでかくなり花が咲いた

(Hook)


当時、作ってて結局発表しなかった、日本語ラップのリリック。自分が日本語ラップに出会って救われたみたいな感じ。
その頃は学校に通いながらずっと韻を考えたような考えてなかったような。

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