見出し画像

詩-金色の-

その薄っぺらい事実をただ信じ続けることが祈りなのか

心の延べ棒はいっそのこと

黄金に輝く内手の小槌にでもなってくれればいいものを

どんなに祈り
願いを込めても

その場所未だ辿り着くことにも満たない

あー

やすらぎよ

何を望むのだ

架空詩集『漏斗で上手に情緒を流す』より

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?