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詩-しびと不足-

相乗効果で合いの手万々
哀しみ苦しみお幾らでしょうか?

明日も穏やか世相は柔らかく
今生一世の一代奮起

運気が割と来るのが判るが
手繰り寄せ方は紐のくじと似たようなものさ

差し詰めショコラの粉糖の様に
沢沢パラリと舞い落ちる雨に
金魚の餌のパラパラが似る
ある日いつもの町の中で
すれ違いざまの猫大五郎が
諸行無常で俺を見つめた
『鳴く鳴く猫語のにゃおにゃお節は
ひとりでもいきていけると語っているんだ!』と、
ひとりで生きる代わりに寄越せと
ちょっとだけよのブランケットに
雨風凌ぐ

みかんやブロッコリーの段ボールが希望だ。

昨日のカラスは空き地の雀に恋焦がれつつも無口の佇まい

オナガはいつのまにやら暮れと共にいなくなって
来年も同じようにまた駅前にチラホラと大挙していく

アーユルベーダ

アーユルベーダ

絡まる人と人の笑みが
ワンチャン寸胴鍋を抱けって目で言うんだ...
(そうする事が真冬の極寒あたたまることへの唯一の調べ)

夏の木陰が愛も変わらず愛おしいから
頭にアガパンサスの芽を生やしたいから
砂町山岳登山の富士塚
螺旋状の坂道登って分け隔てなく片恋慕する荒川の葛西と清砂2つの橋んぼ
まるで東西立ちんぼ合戦 

線と縁がよく似ているのは
双子の見えない絆が元祖か
簡素化してくる希薄なLINE
糸通しでも通せない程の
薄っぺらい愛おしさを伝える



コップの
電信公社

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