見出し画像

夢は起きてからもう一度確かめてみる

僕は友達が運転するレンタカーの助手席で
タバコに火をつけた友達からライターを借りて
ブルーベリーのお香に火をつけたのだ


夕飯を夜7時ごろに平らげ、気になっていたアニメの最新話をいくつか摘み、
夜9時にはいつもの様に炬燵で寝てしまう。
日付が変わる頃に一度起き、トイレにいき歯を磨く。
また炬燵に入り、スマホゲームにログインし、デイリーミッションをこなすうちに、深夜1時までにはまた寝落ちをする。

3時半頃に寒くて目が覚める。
震えながら風呂の追い焚きをいれ、
今度は肩まで炬燵に潜り込んで座椅子を枕にもうひと眠りにつく。

4時半にアラームで目を覚まし、
ヒーターを入れ、観葉植物たちのライトをつけ、まだ外は薄暗いがカーテンを開け、朝だぞと植物たちを起こす。
空になった加湿器の水を補充し、僕は口を濯いで風呂に浸かる。

浸かりながら頭がやっと冴えてきて、
僕は昨日観た夢を思い出す。

いつも必ずでは無いが、印象深い夢を観た朝はなるべく夢日記をつけるようにしている。
今回は3度寝しており、その度に夢を観た。

そのどれもが少し懐かしい、若い頃の夢、または若い頃を連想させるような夢だった。


午後9時から午前0時ごろの眠りで観た夢

僕は友達と一緒にいた。
キャンプに行く夢
たっちゃんが運転。

メンバーは他に
がっちゃん、たく、ゆっちゃん、さゆ

僕は助手席。
キャンプ場に着きそうになって、
停める場所を確認するため、
たくが車を降りる。

たっちゃんがタバコ吸う。
僕は手にスティックタイプのブルーベリーのお香をもっており、それの匂いを嗅いでいた。
たっちゃんから火を借りて、お香に火をつける。
満足した僕は左手にお香を持ちながら、右手でジャンボフランクを食べている。

キャンプ場に着くとそこは草木がそこそこあり、ブランコなどの遊具がある、
大きな団地街だった。
ベビーカーを押すお母さんとかがたくさんいた。

僕らはその中のおある団地の下の駐輪場の隣にあるキャンプエリアに車を停めた。
たくが戻ってきて、炊事場みたいなところも横に常設されているのを見て
最高じゃんと笑っている。

(やけに激安なキャンプ場だったのは団地の敷地内だからか...これは夜とか大騒ぎは無理だな)
と思った。

そのあと、ワクワクしてるがっちゃんが全員に何をしたいかを話しあい、
ゆっちゃんとさゆ飲むシリカが気になる

みたいな
ところで目覚めた。

肩が冷えてきたので、湯船に深く沈みながら、
この友人たちとのキャンプは今もあり得ない話では無いが、運転手だった、たっちゃんが運転している車がいつものエスティマでは無かったから、
恐らくレンタカーだった。
ということは、若い頃のまだ車を持っていない頃の場面設定なんじゃないか。
それと、なんでお香焚いてソーセージにかぶりついていたのかは不明だが、夢の中の僕の心が幼かった気がした。


午前1時から午前3時半ごろの眠りで観た夢

軽音部のみんなと海外旅行に行っていた。
観光バスに乗っていたはずなのに、
僕は地元の友達と黒いクラウンの様な車に乗っていた。

載っていた筈の観光バスの横に車を止めて、
車の後部座席からお土産とか荷物とかたくさん下ろした。

場面が切り替わり、部の後輩と話していた。
旅行担当をお前に頼みたいみたいな相談をし、
後輩は戸惑っていた。
直下の後輩は時期、ライブ撮影班だから、旅行とライブ撮影の役職二つ任せるのはなんだかんだ大変だからと言った。

場面が切り替わり、
自転車で地元の商店街みたいなところを走っている。
車が多くてあぶない。
車を避けながら、商店街を抜け、
実家の前を通り抜け、
小学校の校門前まで行き、そのままUターンして実家の前に着くと、叔母が旅行お疲れ様と、
白い封筒を渡そうとしてくるけど、意外と渡してくれなかった。

ここで目が覚めた。

顔を鼻下まで湯船に埋め、手とスマホだけを出した状態で夢を思い返し、記録する。
場面の切り替わりは本来もっとスムーズだった気がするが、覚えていないため、唐突に切り替わる感覚だった。

鼻息をふーっと出して、湯船が少しぶくぶくと泡立つ。

そういえば、商店街を抜けている途中、裏道に逸れた時に、今現実で担当している仕事の現場から電話がかかってきて、
すごい態度の悪い従業員がいるってパートさんからのタレコミで、
やれやれ、あの人かな...などと夢の中で考えていたこと、起きたことを追加で思い出した。


午前3時半から午前4時半ごろの眠りでみた夢

殆ど見覚えのない民家に僕は居て、
恐らくその民家に来るまでにエピソードがあったんだけど、断片的な感覚でしか覚えておらず、言語化はできない。
誰か少女の導きでその家に来た様な。
そこの2階で、僕は大掃除をしていた。
いろんな人たち、知り合いたちと。
掃除が終わった後、ふと襖の外された物置に入っているレコード再生機を見つけた。
これは誰かからのいただきもので、ずっと使ってなかったやつだと思い出した。
横に並べられたCDのケースの上にそれはあり、
買った覚えはなかったが、レコードも数枚あった。
これは家に持って帰って使おう
そう思っていたら、
隣に片付けを手伝ってくれた幼馴染のてつおがいた。
壁に埋め込み式の本棚にびっちりと僕の記憶のアルバムが入っていた。
てつおはその中の一冊を手に取り懐かしそうにみていた。
-これはあの時の思い出だね-
僕が言うと、
-いいなぁ-
とてつおは眼を細めて眺めていた。

気がつくと、僕をその家につれてきた少女がおり、僕に『何か』を伝えてきた。
僕はそれに誤って答えてしまい、その少女は怒っていた。


ここで夢は途切れ、アラームで目が覚めた。
のぼせてしまいそうだったので、風呂から上がり、ドライヤーで髪を乾かす。

最近、夢を覚えていることが非常に多い。
例年そうだけど、冬が濃くなればなる程、
寒ければ寒いほど夢を覚えている。
冬は家で寝ていることが多いのも理由だろう。
同じルーティンの繰り返しで、どこにも遊びにもいかず人と会わないと、尚更、
夢が多くなり、それは現実味を帯びてくる様な気がするのだ。

夢日記を書き続けると気が狂う
そう言われていることがあるが、もう夢日記を書き続けて7年になる。
毎日では無いが、僕が継続している数少ない事柄だ。

効果としては夢見が良くなった気がするのと、
こうやって覚えていることが多くなった。
それと、夢の種類を後付けで嗅ぎ分けられるようになった。
これは夢占いに使える[ような]夢
これはそうじゃ[無い]夢
それと、記憶の整理

という、あやふやなものだが。
夢占いに使える夢というのは、現実がリンクしている夢。
そうじゃ無い夢は、全くリンクしていない夢。

今回の夢だと、
最初にみたキャンプの夢はそうじゃ無い夢。
ふたつめの夢は、ような夢
3つ目は、そのまま記憶の整理。

あくまで後付けだが。

全くリンクしていない、そうじゃない夢については、非常に現実的なのにそうじゃない。
いつかの自分のifみたいな物語として捉えてしまうのだ。

髪を乾かし終わり、
ヘアオイルをつけ後頭部で一本に髪を纏め結う。
作業着を着て、アップルウォッチを右手につけ、
リュックを背負って家を出る。

2月の関東の5時半はまだまだ薄暗い。

電車の中で読もうとしていた本は取り出さず、
僕は昨日みた夢をひとつひとつ確かめる事にしたのだった。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?