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副業と本業のあいだ 後編 〜本業を活かした副業をする人々〜

コロナを経て、日本社会においても「在宅勤務」「副業」「週3日休み」など、働き方がダイナミックに変化してきています。コンセントリクス・カタリスト(以下CAT)のメンバーは、コロナ以前から在宅勤務や副業などを取り入れており、自由な働き方を推奨してきました。今日は、副業をするメンバーの中でも、本業を活かした副業をする2人を紹介します。UXデザイナーの佐藤がインタビューを通して、二人の副業・本業についての思いを探っていきました。

前編はこちら



Part3:スタートアップでの経験を活かした副業 トリタン


三人目にご紹介するのは、Tech Lead兼PdM(プロダクト・マネージャー)として本業でも八面六臂の活躍をしているトリタンこと高松です。CATにJoinする前までは、たくさんのスタートアップで経験を積んできたトリタン。そこでの出会いや経験を副業という形で今も活かし続けています。

高松 真平(Tech Lead)

国内SIerでSEとして勤務後、様々なフェーズのスタートアップ企業に従事。ソフトウェアエンジニアおよびスクラムマスターとして、Web・モバイルアプリを中心に新規サービスの立ち上げから超有名サービスのグロース、ハイトラフィックな環境下でのサービス運用までを幅広く経験した後、旧Tigerspike(現Concentrix Catalyst)に参画。リーダーとしてIoTを含むモバイルアプリの立ち上げに貢献するとともに数々のバックエンド構築を担当。リーン及びアジャイル開発を牽引し、これらの知見に基づく数多くの登壇実績あり。

自然と始まった副業生活


佐藤:副業を始めるきっかけについて聞かせてください。

高松:これまで様々なスタートアップでの経験があるのですが、転職をするタイミングで「引き続き、この部分については見続けてもらえないか?」というような相談を受けて、それを引き受けることが増え、自然と副業化していきました。なので、常にどこかの会社に属して本業を持つ傍ら、個人事業主として2017年から活動しています。

佐藤:では、本業と副業の仕事内容は殆ど同じですか?

高松:そうですね、個人事業主としての事業内容は普段の仕事とあまり変わらないです。実装を請け負うこともあるけれど「外にいる、頼れるシニアエンジニア」的ポジションを依頼されることが多いです。仕事を発注してくれるのは、直接の知り合いです。積極的に案件探すというよりも、昔から関わっている知り合いの方から「うちのも、ちょっと見てもらえませんか?」とお声がけいただくような感じです。


睡眠時間は絶対削らないのがポリシー


佐藤:私から見ていると、トリタンは本業でもとても忙しそうなので一体いつ副業をしているのだろう?と疑問に思うのですが、本業と副業の両立で意識していることなどありますか?

高松:正直、僕の感覚からするとコンセントリクス・カタリストの仕事はそんなに忙しくないです(笑)。元々ハードワーカーなんですよね。20代の間はずっと月100時間くらい残業していました。そのペースだったから、月80時間残業くらいでは、別に生活リズム崩さないでできてしまうんです。コンセントリクス・カタリストだと、残業はあったとしてもMAX月40時間くらいだから問題なく副業に時間を割くことができます。ただ、自分の中で「休日の昼間は仕事しない」とルールは決めていて、それは守るようにしています。あとは、睡眠時間も絶対に削りません(笑)6時間は絶対キープしています。

佐藤:お子さんもいて(高松は6才と2才の二児の父)大変かと思うのですが、どうやってその時間のやりくりをしているのですか?

高松:妻もフルタイムで働いているので、食事を作るのは僕が担当するなど分担しています。あとは朝の1時間と夜の3時間は子供との時間=「仕事の時間ではない」と決めて確保しています。そこらへんの時間も「使える!」と思って仕事をやり始めてしまうとヘルシーじゃないので。

佐藤:すごい...そのノウハウを別の記事として今度取材させてください。

実践の場が欲しい=副業で試す

佐藤:次に、副業をするメリットについて聞かせてください。

高松:僕は本を読んだりすることで体系的に勉強するよりも、ある程度学んだら実践して試していきたいタイプなんです。いろんな仕事があったほうが勉強になる。本業でも副業でもそうなんですけれど「自分がやりたいように仕事を進めて」います。「こういうテクノロジーがあるからこれをやってみたい」という時に、そのためのタネを撒いておき、実践できそうになったら、試す。「お金が欲しい」というよりも「面白そうなことをやる」ために副業をしています。

佐藤:もう5年近く個人事業主としても活動されているとのことですが、個人事業主一本にするのではなく、あえて「本業」を持ちつつ「副業」をする道を選択した理由について聞かせてください。

高松:それでいうと、正直言って個人事業主で色々な会社のお手伝いをするよりも、どこかに所属する方が社会保険料とか控除も受けられるし、色々な意味で得だと感じているんですよね。もちろんそれだけではなくて、やはり本業を持つことでフルタイムで40時間業務に集中できるものが生まれる。そうすると、仕事の量や自分が関与できる割合が変わってくる。コンセントリクス・カタリストは抱えている課題が多いなと思うので(笑)。しっかりと関わっていきたいなと。でも、そこが面白そうだなという思いがあって、2年前に転職しました。

コンセントリクス・カタリストはUXのコンサルティングをメインにやっているけれど、開発まで、最後までデジタルプロダクトを作るところまでやりたいなと思っています。それと同時に日本の伝統的な企業に、体験のデザインからデジタルプロダクトを作るところまでできる人を育てたい。日本のものづくりの土台を作りたい。そんな思いがあり、コンセントリクス・カタリストに入社しました。(コンセントリクス・カタリストの東京オフィス代表である)根岸が語っていることを、具体的な施策に落とし込むところを、前に進めることを一緒にやっていきたいです。一方で、ずっと関わってきたスタートアップの会社も面白い。自分の中ではスタートアップに副業で関わることも、コンセントリクス・カタリストで大きな企業と関わることも、全部がつながってるんです。そして、両方とも大切に思っています。

InputとOutputのバランスをとっていきたい

佐藤:最後に、今後の野望などあれば聞かせてもらえますか?

高松:今後の野望...(ちょっと悩んで)特にないんですよね。あるものベースで今後もやっていくという感じです。個人事業を立ち上げて4〜5年になりますが、相手の会社さんも状況が変わったりしていて、私に対する要求も変わってきている。なので、その変化を楽しんでいるという感じです。


あとは、もう少し外に見えるアウトプットを増やさないとなー。と思っています。5年くらい前はmeet upでプレゼンテーションしたり、ブログ書いたりという活動を積極的にやっていた。今はあまり外への発信ができていないかなと思っています。内部的なアウトプットはしているけど、外部向けアウトプットを強化することで、インプットとアウトプットのバランスをとっていきたいです。

長いこと仕事をしていると「時期」とか「フェーズ」を実感することがあります。それでいうと、ここ最近は「組織の中で成果を出す」ことに集中しているフェーズでした。

ここ1年はプロダクトマネジメントばかりやっていて、自分で実装を手掛けたのは10%以下くらいだったように思います。それって、あまり健康的じゃない気がする。実践の場でやり続けて、手を動かし続けていないとエンジニアとしてヘルシーじゃないと思っています。技術動向は1年でぜんぜん変わってしまう。だからこそ、副業をうまく使いながら、エンジニアとして最先端の技術を試したり、本業ではできないことにトライしてみる。そうすることでエンジニアリングマネージャー、プレイングマネージャーでいたい。エンジニアとしても一流であり、マネージャーとしても周りを率いていける人物になりたいと思います。

アウトプットを分散する=心の健康

高松:あとは、時間の使い方は強く意識するようにしていますし、今後もそうしていきたいと思います。生活とのバランスなども考えて、最近は納期の差し迫った開発の仕事とかは受けないようになりました。「短納期で開発する」以外のところで価値を出せるようにすることを意識しています。「これだけの時間しかできないけど」と先方に伝えた上でやるようにしています。

また、過去の自分は1社で100時間残業して成果を挙げようとしていました。「全部を、ここだけ」でやろうとしていた。でも、それは誰もHappyにしないということに気づきました。アウトプット先も分散させておくことが良いなと。心の健康のためには必要な要素だと思います。

あとは、子供から自分がどう見えるかというのも一つ気になっている要素ではあります。年長の子供がいるんですが、昔は「お父さんはパソコンカタカタして、アプリを作っている」と認識してくれていたんですけれど、最近は「お父さん、お電話ずっと頑張ってるね」と言われてしまっているので、もう一度パソコンをカタカタしてアプリを作るお父さんに戻したいなと思っています(笑)。



Part4:「デザインが好き」が副業に繋がっている うっちー

最後にご紹介するのは、Senior UI Designerとして2021年9月にCATにJoinしたうっちー。うっちーの経歴は紆余曲折に富んでいて、それだけで一つの壮大な記事になるほどのものです。今回はその全てはお話しできないので「副業」という切り口からうっちーの「デザインが好き」その熱い思いをお伝えします。

内波 恵美佳(Senior UI Designer)

エディトリアルデザインを経て、2000年IT業界へ転向。クライアントワークをメインにデジタルからリアルまで、オンライン~オフラインに渡り様々なプロダクトを担当。2005年からは、育児家事に比重を置き、自身のライフスタイルに合ったソーシャル・イノベーションに取り組むスタートアップへ。デザインマネジメントやチームビルディング経験を経て、現在に至る。アプリなどデジタルプロダクトのUI、グラフィック、幸せになれるデザインとは、心が動くデザインとは、愛されるプロダクトとは、やさしいコンテンツとは、世界観とは、日々探求中。

副業とは切っても切れない、キャリアのことを少々...


佐藤:私も興味津々のうっちーの副業話なのですが、まずは簡単にこれまでのキャリアについて聞かせていただけますか?

内波:それが、簡単には話せないんですよね(笑)少し話してみるので使えるところだけ使ってください。

社会人歴は23年くらいです。美大卒業の当時は氷河期真っ只中で...そんな中で、エディトリアル(雑誌、書籍全般、教科書などを扱っていた)の制作会社に入りました。大手新聞社傘下でデザインの会社にしてはそこそこ安定していたのですが、産休+出産→育休→復帰の例がなく、第1子妊娠で辞めざるをえなかった。でも、デザインはやっていきたい。既存のレガシーなデザインドメイン企業だと面接に入る前に「子供が小さいとデザイン会社では働けない」「定時はもちろん徹夜できないでしょ?」と言われたこともありました。そもそも時短って考え方が存在してない(笑)。

そこで、2000年に大手インターネット広告企業に転職しました。当時はまだweb黎明期。海のものとも山のものともわからない新しい会社でした。「インターネット業界」「最年少でマザーズ上場した20代社長」「従業員の平均年齢27歳」当時は目新しかったワードのオンパレード。今までと違う新しいことができる可能性を感じました。当時はスピード感と勢いがあったので、ガシガシありとあらゆるデザインをやりました。UIもクライアントワークから自社サービス、マーケティング系、ブランディングの類。紙モノ、コーディングまで...オニ働いてましたね(笑)友人経由の依頼も増えてきたタイミングもあり、ちょうどその頃から副業も始めました。

佐藤:子育てしながら、新しい領域のデザインに取り組んでいるのに更に副業を始めるなんてすごいです。どんな副業を始めたのですか?

内波:純烈のリーダー(酒井一圭さん)が幼馴染で、当時はまだ戦隊モノに出たりして活動していたのですが、彼のサイトを作ったりしていました。そこから色んな俳優さんのサイトを手がけたり。そんな風に知り合いから頼まれて副業をしていました。同僚経由、友人経由、自身で営業をかけてNYCのデザイン事務所と契約して現地で働いたこともありました。副業をいくつも抱えていることは普通でした。「依頼があったら、請ける」デザイナーとしてのキャリアアップのためにありとあらゆる分野を経験したくて、得意なスタイリングでバリューを発揮しつつ、体験や想いをどう乗せるかを試していきました。副業の数=自分に求められていること。貢献できることで貪欲にやってきた結果が、数としてあらわれていると思っています。

第二子、第三子出産と、デザインに没頭できる環境作り

内波:表層のデザインをもっと活かすためにディレクションを学びたいと考え、制作会社に転職しました。その後、第二子、第三子に恵まれました。ただデザインしていくには、なかなか受け入れ環境がマッチしませんでした。「どうしたら小さな子供がいても、デザインすることに没頭できるか」とキャリアを考えたときに、次のステージはたまたまスタートアップでした。とても忙しいですが、時間の融通が効きやすいところが、子供が小さい頃の自分の働き方にマッチしていたのではないかと思います。興味のあるドメインのスタートアップをいくつか経験し、縦にも横にもデザインする数が増えました。スタートアップだと、会社のフェーズが違えば会社が変わる。仕事をするタイミングが重なれば副業になっただけ。会社を超えて、常にデザインに身を捧げてきました。「就職」はしたけれど、「就社」したわけではない。オンもオフも関係ない。そういう意識でやっています。ギタリストがいろんなジャンルのバンドを掛け持ちしてるのと一緒だと思います(笑)。デザイナーとして常に高みを目指しています。

ビジネスの知識を学びにTCLへ→デザインを広めたい

内波:その後「デザイン組織を作って欲しい」という依頼を受けて転職をしたんですが、デザインチームの立ち上げを試みるもうまく行きませんでした。メンバーへの働きかけより、経営層にデザインを翻訳することに時間をかけないといけない。「デザインがなぜ企業にとって大事なのか」「デザインがビジネスへのインパクトがどれだけのものなのか」「どうやったらデザインとビジネスへの接合ができるか」と考えました。そこで「自分にはビジネスの知識が必要なんだ」と思い至りました。

デザインイベントにも積極的に参加しましたし、書籍などで漁って吸収することで知識も増えていきました。そんな中で「一方通行の学びより、もっと活きた対話や体感、体現しながらの方が、自分自身が変えられるのではないか」と考えるようになりました。

子どもも大きくなり、ずっとやりたかったデザインをもっと深く学ぶことができそう&抱えていた問題に対してどんぴしゃの「デザイン×ビジネス」のTCL(Tama Art University Creative Leadership Program)を選択しました。準備して受験して、合格して、副業で学費を賄って。家族がいると自分の時間をつくることすら容易でない中、「学び続けたい」その想いだけで突き進みました。

TCLに行ったら、そこは「デザイナーがビジネスを学ぶ場」ではなく、ビジネスサイドがデザインを学ぶ場でした。今までのロジックでは通用しない。「ビジネスを突破するためのデザイン」を考える日々でした。一方で、デザイナーからすると「思った以上にみんなデザインを知らない」というか「デザインを難しく考えている」と感じました。

子どもの頃には誰しもが想像力やクリエイティビティに溢れているけれど、教育過程でレールに乗ってしまう。すると、自由な発想でものごとを考えて行きづらくなってしまう傾向があるのではないかと思います。だから(クリエイティブ領域の)可能性を感じてくれている人に「もっとデザインのことを伝えていきたい」と考えるようになりました。そこで「クライアントワークをしている会社に行って、もっとビジネス側の人にデザインのことを広めよう」と考えて、デザインの大切さを理解して、業種の隔てなく啓蒙もしながらプロダクト開発まで実践しているコンセントリクス・カタリストにJoinしました。


副業を通して人との繋がりが増えるのが嬉しい

佐藤:ありがとうございます。うっちーのデザインへの情熱が眩しいです。今はどんな副業をされていますか?

内波:最近では、ミシュランガイド東京の星獲得レストラン「sio」のチームが運営する「シズる商店」のwebサイトのUIを手掛けました。それまでにも協業した他社さんでいろんなやり方を学んできました。学んだものをまた違う業界や形の違うアウトプットで出す。とにかくアウトプットを出す。どんどん作りたくて、副業をやっています。鈍っていかないように手を動かしているという側面もありますね。副業していてよかったことは、人との繋がりが増えるということだなと思っています。

シズる商店のwebサイト


もう一つはTCLのアルムナイのコミュニティマネージャーをやっています。その繋がりで、多摩美の「デザインの大学」(TAMA DESIGN UNIVERSITY@TUB 2021年12月1日〜26日に開催された企画展)の企画などは先生達と一緒にやっていました。


あとは、Designshipの運営に関わっています。クライアントワークとコミュニティマネジメントの中間みたいなことをしています。ノベルティのデザインとか、バナーを作ったりとか。


これだけ色んなことをやっていると、色んな人と繋がっていきます。そうするとそこからどんどんお話を受けるようになってきます。そこが面白いところですよね。

「デザインとは、より良くすること」

佐藤:今後やっていきたいことや野望などはありますか?

内波:TCLで永井先生(多摩美術大学の永井一史教授)が「デザインとは、より良くすること」と仰っていて、今まで自分が考えていた「デザイン」を総括された感じがしてすごく腑に落ちました。同じことを人に伝えていけるといいなって思っています。媒体とかは選ばずに。

私は「デザインが好き」が人一倍強いと思います。(妊娠出産を機に働きづらくなったりと...)諦めてもおかしくない場面がたくさんあったけれど、いつもやめる意味が見出せなくて、今まで続いている。正直、ここまで好きじゃなきゃ続かないと思う。でも、私ほど「デザインが好き」と断言できる人の方が少ない。後に続く人が、どんな志でも、どんな状況でも、自分のやりたいように選択できる環境を作っていけたら良いなと考えています。

本業と副業の両方をやる意義

佐藤:本業を持ちつつ、副業をやるメリットはどんなところにあると感じていますか?

内波:副業活動もありつつ、本業に取り組めることはとても有意義だと感じています。コンセントリクス・カタリストで働いていると、個人レベルでは成し得ない大型案件ができるのはすごく良いなと思っています。大型だからこそ、世の中に対するインパクトは大きくなるので。デザインを通して世の中をもっと良くしていきたいから、こういう形で関わることはすごくやりたいことであり、コンセントリクス・カタリストの仕事を通して、「社会をより良くしていきたい」と真剣に思っています。そして、タイミングが合えば副業もやっていきたい。でも、忙しい時期は重なるものなんですよね(笑)。

子育てと仕事の両立「好きなことじゃないと続かない」

佐藤:三人のお子さんを育てながら、パワフルに活動し続けられるコツなどあったら教えてください。

内波:子供が大きくなったので(24才、15才、11才)格段に動きやすくなったなとは思います。一番上の子は社会人になって独立していますし、下の二人に対しても「ご飯、マックね〜」ってできる。母親として頑張りすぎてたところをラフに考えられるようになりました。ご飯は、作れる時に作る。作ったら「ママ、えらい」(笑)。

母親として「こうしなきゃいけない」とかそういうのに縛られちゃうと、何もできなくなっちゃうなと思います。子供に対しては「働くことは、楽しい」というのを伝えられているかなと。「自分の好きなことを仕事にすると、こんなに頑張れるんだよ」と言っています。逆に「好きなことじゃないと続けられない」と。

私が子供に対してできることはちょっとしかない。だからこそ「蓋をしないようにする」ことには気をつけています。最終的に子供にどうなって欲しいかって考えたら「幸せになってくれれば、それでいい」と。それに尽きるんです。そう考えたら「(子供が)これができる、あれができる」はどうでも良い。だから自分が好きなものを見つけて、楽しく生きていってくれたらと思います。そう思いながら、自分も好きなことをとことんやる生活をしています。「こうあるべき」という考えに囚われていたりすると、発想自体が萎んでしまう。

思考は繋がっていて、すべてデザインに反映されるので、リミッターはかけずに、常に「超えるにはどうするか」を意識しています。


いかがでしたでしょうか?前後編に分かれて副業するコンセントリクス・カタリストメンバーに話を聞いてきましたが、改めて「色んな居場所」を持つことは人生を豊かにするんだなと感じました。


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