記事一覧
(歌詞) In The Summer of '45
水平線が 眩く燃えて
沖をNavyの船がゆく
High Schoolのことも忘れて
In The Summer of '45
ジョニーが買ってきてくれたLemonade
浜辺に腰掛けて飲みながら
パラソルの下ラジオを聴くわ
ジョー・ディマジオの活躍を
コニー・アイランドに映画館
パパのCoupeでダブルデイト
ジョニーの肩に身を預けて
永遠に時は止まるわ
アルバイトしたドラッグストア
馬みた
(歌詞) ミネソタで死んだ男
今朝早く起きて 裸の背を向け
ちっぽけな画面を 見つめてるあなた
くだらないことで 騒いでるものさ
ミネソタでひとり 男が死んだ
路上を埋め尽くして
怒りに震える声
正義なしの平和なんて
あるわけないだろうと…
ばかげたことだと あなたはほほえむ
髪に櫛を当て ネクタイを締めて
こんなやり方じゃ 誰も得しない
話し合うことが 大切なんだと
やさしげなあなたには
きっと見えないだけ
手錠をはめ
Keep The Faith, You Have No Time To Laugh
昨年の初め、お誘いを受けて『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!』なるドキュメンタリー映画を観に行った。俳優のマイケル・ケインがナビゲーターとなり、60年代中盤のスウィンギングロンドン華やかなりし頃の英国ポップカルチャーを振り返るという趣旨の作品である。
そこで描かれた内容はこの時代のファンである私にとって特に目新しいものはなかった。いっぽうで、その文化を形作った若者より少し年嵩にあた
われらの内なる空虚-星野源氏の騒動に際して-
4月12日、コロナ自粛により殺伐さを増す一方のネット空間にある騒動が持ち上がった。
音楽家の星野源氏が上げた動画「うちで踊ろう」に総理大臣・安倍晋三が自宅でくつろぐ様子を添えたコラボ動画を自ら配信し、大変な波紋を巻き起こしたのである。
観測した限り、反感の趣旨としては皆が"自粛"で家にいることを余儀なくされる中、本来音楽家たちが自由にコラボしていいという目的で星野氏の上げたフリー素材に対し、至
『ラストムービー』について
『勇気ある追跡』('69)という映画がある。
主演がジョン・ウェインとグレン・キャンベルで監督がヘンリー・ハサウェイ、当時流行のマカロニ・ウェスタンに背を向けた長閑なオールド・ハリウッド西部劇である(コーエン兄弟によって『トゥルー・グリット』としてひどく殺伐としたリメイクも作られたが)。
そこに脇で出演しているのがデニス・ホッパーだ。何かの盗賊だったということくらいしか覚えていないが、今英語版
ワンステップ・フェスティバルのゴールデン・カップスを聴いた
1974(昭和49)年夏、暴力団の抗争が絶えず「東北のシカゴ」と呼ばれていた福島県郡山にロックが轟いた。ヘッドライナーとしてアメリカからヨーコ・オノを招き、日本からもはちみつぱい、外道、サディスティック・ミカ・バンド、かまやつひろしなどなど、70年代日本ロックの主だったグループのほとんどが集結したワンステップ・フェスティバルである。ちなみに「東北のシカゴ」という仇名はいかにも昭和ふうの垢抜けない
もっとみるそんなに50年代が憎いのか?
映画『シェイプ・オブ・ウォーター』を観た。
実に結構な話だった。米ソの緊張高まる60年代初頭を背景に描かれる唖者の女性と半魚人との異形の恋物語。全編にレトロなムードを漂わせ、公然と罷り通っていた黒人女性や同性愛者への差別もテーマに織り込み、寛容の精神を説く。アカデミー賞受賞も納得の、文句のつけようのない出来映えだった。
だが、どうにも引っ掛かるところがあった。
マイケル・シャノン演じる敵役、ス