とにかく人が足りない!移民受入は不可避か?!

人材不足は、もはや全ての業界に共通する悩みであろう。私が認識している範囲内で、人手不足の分野を書いてみたい。なお、意外と、頭脳労働よりも、職人やサービス労働のほうが人手不足は深刻であると考える。

介護士

肉体労働であるし、認知症の人の世話をするのは重労働だ。しかも、低賃金だ。もはや、移民を入れないとどうにもならないだろう。

医療専門職

看護師などの医療専門職も人手不足だ。ただし、日本語ができないと命にかかわる場合もあるため、なかなか移民は難しい。ただし、これからは訪日外国人向けの病院が増えると予想され、そちらでは外国語に堪能な医師や看護師が必要だろう。

大工・土木技能者など

致命的なレベルまで人手不足になるだろう。家が建たない、インフラの修復ができないなど、私たちの生活にかかわる。水道管の破裂なども起こるだろう。若者も忌避するし、詰んでいるかもしれない。

農家・漁師など食にかかわる仕事

農家も漁師もこれから劇的に減少するだろう。すでに、平均年齢は60歳近い。彼らが引退したら終わりだろう。工場で野菜や魚介類を大量生産できるようにしなくてはならない。特に、魚介類は、中国や台湾も大量に水揚げしており、資源の保存が必要だ。

トラックやタクシーの運転手

今はまだ自動運転は普及していないため、運転手は不可欠だ。長時間労働の仕事であるため、特に若者は嫌がるだろう。物流危機になりかねない。

工場の生産技術など

生産技術は、工場の仕事でも、特に難易度が高い。工程や各種機械など、ものづくりの総合的な知識が必要だ。しかし、年収は研究開発よりも低い場合が多く、若者は忌避するだろう。工場が田舎に多いのも厳しい。首都圏の若者は志望しないと思われる。米中対立もあり、中国に依存するわけにもいかないが、人材不足で日本に工場を戻すのも難しい。

公務員

公務員は、昔は人気だったが、今は不人気だ。特に地方は、人が集まらないと思われる。特に教師が危ない。ただ、公務員のパワーカップルは非常にオイシイ。年金も会社員より充実している。

ITエンジニア

これも致命的だ。AIやセキュリティなど、幅広い職種で求人倍率が10倍以上だ。なおかつ、英語も話せるとか、若いとか、条件を増やせばほとんど枯渇していると言えるだろう。リスキリングでITエンジニアを増やして、海外からも採用するべきだろう。日本語能力は多少は目をつむる必要もあるかもしれない。年収はこれから右肩上がりであると予想される。

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