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自己開示して手っ取り早く上司や部下とコミュニケーション

こんにちは、経営者のこうたです(肩書き変えました)。

私はコミュニケーションをとるのが苦手でした。

なぜかと言うと、話題がなかったから。

会話を広げるということも苦手でした。


自分のことは話せます。

でもどうでもいいくだらない内容です。

全ての会話の終わりに「で?」がつきまといます。


しかし歳を重ねていくと部下や後輩ができ、コミュニケーションを取らなけれならなくなります。

心の中で「で?」が生まれても、自分のことを話します。

するとある時、簡単に仲良くなれる方法に気がついたのです。





1.自己開示と自己提示

実は皆さんが自己開示だと思って話していた内容は、『自己提示』であることが多いのです。


例えば私が昔話していた内容は、「学年で1番足が早かったのに女子にモテなかった」「会社の代表をやっているけど大変だよ〜」。

自虐やネガティブで締めているように思えて、その実、自慢です。

好きな人や尊敬できる人ならともかく、どうでもいい相手のどうでもいい自慢話ほどどうでもいいことはありません。


自己提示とは、相手からの印象をコントロールして好印象や高評価に変えることです。

ある程度の関係値やわずかな尊敬があればプラスに働きやすいですが、そうでなければマイナスにしかなりません。


対して自己開示とは、自身の汚点や恥部を晒すことによって、相手に心を開かせる手法です。
やりすぎるとドン引きされますが、初期段階で比較的簡単にコミュニケーションを図れます。



自己提示ではなく、自己開示を意識する
これを念頭に、ここから先の本記事をご覧ください。





2.自己開示と返報性の原理

少し極端な例を出すと、自分に変わった性癖があったとします。

これって同性や年下が相手だったとしても、なかなか言いにくいですよね?

ある程度仲が良かったとしても相当勇気のいる内容です。


しかし相手が、それと同等かそれ以上の性癖を語ってきたらどうでしょう?

一気に話しやすくなりませんか?


実は私、男同士で下ネタについて話すのが大好きです。

というより今まで出会った男性で、下ネタや女性の話で盛り上がらなかったことがありません。


男の特性が理由でもありますが、私が最底辺のレベルまで晒しているから。

私たちの間にNGや言いにくいといった概念がないのです。

奥さんの話までしてくれるのですから、本当になんでもあり。

話題が尽きるわけなく、盛り上がらないわけがありません。

そしてハードルの高い内容を開示されると、自分も開示しなければという心理が働きます。



異性と仲良くなる方法に置き換えてみましょう。

異性と仲良くなるためには、相手にとことん話をさせる必要があります。

情報を聞き出したいにしても、「名前は?」「どこ住み?」「好きなタイプは?」とたいして仲良くもない相手に聞くと抵抗されます。

ですが自ら話すことで、「そのくらいなら……」と話してくれるようになります。

ややハードルの高い内容でも、「この人よりはマシな内容だな」と思えればハードルじゃなくなるのです。

これは同性であっても、上司や部下であっても同じ心理です。



相手のハードルを下げ、自分も話さなければと思わせる。

これが自己開示の極意です。





3.業務上でもハードルを下げる自己開示

あなたは上司で仕事ができる人間です。

しかし同じ人間であり、新人だった時代も当然あります。

失敗や役に立たなかったこともあるでしょう。

部下からすると、あなたは自分よりも上位の存在です。

ゆえに失敗を隠そうとしたり、強引に背伸びをしようとします。



私は全国一位の販売員になりましたが、実は入社して半年間、実績が0続きでした。

私の新人時代を知っているのは2人しかいないので、この話をすると必ず驚かれます。

しかし部下からしたら希望を感じる話でしょう。

似たような話はいくらでもありますよね。

エジソンも学生時代は出来が良くなかったなんて話もあります。


親近感が湧くし、希望が感じられる。


過去の失敗を話すことは恥ではありません。

むしろその失敗を教えられるので良いことしかないのです。

現在の失敗談はやめたほうがいいですけど、自分が新人時代の失敗はとことん話すべき。

話すことで関係値も深まると思ってください。





4.認識を変えよう

性癖にしろ失敗談にしろ、自分の恥部を晒すことは意外に厳しいものでもありません。

むしろ相手より先に話すことでマウントを取れます。


性癖にしても大小ありますが、その認識って人によってまちまち。

けっこうな内容を聞けたけど、自分の性癖ってそれよりも酷くない? と思ってしまったら勝手にハードルが上がってしまいます。

しかし自分から話すことで、相手がそれよりも酷かったりマシだったりしても、お互い性癖を話して聞いたという事実だけです。


だからこそ、失敗談も性癖も大胆に言ったほうがいいのです。

女性に「新宿三丁目の○○の近くに住んでいる」と言ってしまえば、どの駅かくらいは教えてくれやすくなります。

逆にこっちが情報を小出しにしていると思われたら警戒しかありません。


どのような関係性や相手でも、この心理は全人類・全立場に共通なのです。

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