見出し画像

記憶法は人によって異なる 己を知らないと時間の無駄

こんばんは、経営者のこうたです。

前回私は、メモについて記事を書いたことがあります。

こちらは会社の課題に焦点を当てましたが、個人でも覚える努力は必要です。

今回は記憶のコツについてではなく、『記憶のコツを見つける方法』についてご紹介します。



1.動物や赤ちゃんの記憶法と変わらない

学生時代を思い出してください。

「よし、今から暗記をするぞ!」と意気込んだものの、ロクに覚えられないことばかりな人は多いと思います。

だから、何度も読む(インプット)→確認をする(アウトプット) の反復で定着させる手法をとっていました。

動物や赤子でも何度も繰り返せば覚えるのと同じで、中身が小難しい内容に変わっているだけ。

つまり、動物や赤ちゃんに覚えさせるのと同じことを我々は今も続けているというわけですね。


脳の構造上、反復練習は避けて通れません。
しかし、赤子の頃から記憶方法が全く変わっていないのは、どうなのでしょうか?

短期間で成長・進化してこそ人間です。



2.理解と記憶は別

例を出します。

『労働基準法のフレックス制度について』
使用者は始業及び終業の時刻をその労働者の決定に委ねることを就業規則等で定め、かつ一定事項を労使協定で定めれば、使用者はフレックスタイム制をとる労働者について、清算期間を平均し、1週間あたりの法定労働時間を超えない範囲内において、1週又は1日の法定時間を超えて労働させることができる(Wikipedia参照)

ぱっと見これを読んで、一発で理解できる人は少ないと思います。
私が初めてこれを読んだ時、3回ほど読み直しましたね。

簡単に説明すると、
月:8時間
火:8時間
水:8時間
木:8時間
金:8時間

一般的な上記のシフトを
月:10時間
火:6時間
水:12時間
木:4時間
金:8時間

このように週40時間を超えないのであれば、8時間/日でなくてもいいですよという内容です。

法律関係って一文が長すぎるくせに専門用語が多くて、結局何が言いたいのかよく分からないんですよね。

労使協定って? 精算期間って? 法定時間って?

この単語の意味が分からないと、そもそも覚えることすらできません。
単語をそのまま覚えられてもテストには答えられませんから。


かつて数学の勉強をしていた時、答えを見てもなぜその途中式になるのかが分からなかったことも多かったと思います。

その途中式をそのまま暗記しても、テストはクリアできません。


記憶するには、理解が前提であることを念頭に置いてください。



3.興味のあることは覚えられるのに……

面白いと思った物語の内容。
クイズ番組で「へえ」と思った雑学。
子どもが1つの分野に特化していること。


などなど、覚えようと思って覚えていないものが異常に長く残ることはあると思います。

興味のある分野だと異常な記憶力を誇ったこともありますよね?


これらって全人類共通の事実です。

興味と好きは記憶をするのに必須な要素だとまず理解してください。



4.私の記憶法

私の記憶法は2つ。

⑴項目集約記憶法
⑵タイピング記憶法


⑴項目集約記憶法(私命名)
箇条書きに羅列する方法で、単語を見ることでその単語を書いた前後の記憶を呼び起こします。

数時間後に再度項目を確認し、その前後がパッと思い出せなかったり鮮明じゃなかったりした時、不安部分をさらに追記して補完します。

基本はこの1回の補完で、ある程度の期間は記憶に残りますね。
内容が複雑化している場合は時間のある時にまとめます。

というのも、これは仕事中に短期記憶をするための手法なので、このままだと勉強には不向きです。

仕事中って、携帯にしてもメモ書きにしても、長文を書く時間がないことはよくありますからね。

短い言葉で記憶を定着させる癖づけをしたらできるようになりました。


⑵タイピング記憶法(私命名)。

私の生活において、手書きよりもタイピングのほうが圧倒的頻度です。
理由は分かりませんが、タイピングをすると簡単に覚えられるんですよね。

あとは画面上の文字のほうが見やすく感じるので、簡潔にまとめる時もPC上のほうがスッと頭に入ります。

専門用語を詳しく説明してくれているサイトを検索するのに手間もありませんし、コピペもできますからオススメです。

読む→理解→タイピング→記憶 の流れです。


先ほどの例で思考フローを説明しますと、

『労働基準法のフレックス制度について』
使用者は始業及び終業の時刻をその労働者の決定に委ねることを就業規則等で定め、かつ一定事項を労使協定で定めれば、使用者はフレックスタイム制をとる労働者について、清算期間を平均し、1週間あたりの法定労働時間を超えない範囲内において、1週又は1日の法定時間を超えて労働させることができる(Wikipedia参照)

⑴フレックス制度
月:10時間
火:6時間
水:12時間
木:4時間
金:8時間

週40時間(法定労働時間)を超えないのであれば、8時間/日でなくてもいい。

①労使協定:〜
②精算期間:〜

正直、テスト対策としては情報が少なすぎます。
でもどんな問題が出るか、どのような形式で出るかなんて、問題を見てみないと分からないですよね?

問題を解いて、重要な情報を理解できたら追加・修正すればいいだけ。
PCなら綺麗に簡単に編集ができます。

まずはフレックス制度とは何か? をざっくりとでも理解できないと、詳細な部分なんて覚えられません。


そして以降、私なら1つ目の項目集約記憶法を活用して、

○フレックス制度
・2ヶ月以上は届出必要
・労働者が自由に設定
・コアタイム=最低稼働時間の設定

みたいな感じに別で作成します。
白文字にして反転させることで答えが見えるようにしてもいいし、この項目で説明がきっちりできるようにする方法でもいいです。

労働基準法の勉強をしていると、労働基準監督署長の届出が必要かどうかをよく聞かれます。

届出の○×問題も、「Command+F」で検索して簡単にピックアップできますからね。

時代はPCで勉強だと個人的に思っています。



5.様々な手段を試せ

私がタイピング記憶法に気づいたのは偶然でした。
仕事で資料をまとめる際、勉強しながら資料をまとめたら、覚えようと思ったわけじゃないのにスラスラと暗記できていたことがきっかけです。

そのきっかけから、単純にタイピングが好きなのと、PCで綺麗にまとめる作業そのものが好きだと気づいたんです。

学生時代に気づいていたら、間違いなく大学の行き先が変わっていたと思いますね。

まあPCで勉強なんて、親が認めていなかったとは思いますが笑


項目集約記憶法に気づいたのも、仕事でメモをとる余裕がなくてとりあえず単語を並べただけで済まし、あとで読み返すとスッと頭に入った実感からでした。



今は様々な勉強法、記憶法がネットや本に転がっています。

・イメージ記憶法
・発音・書くを同時に行う三点記憶法
・東大生の勉強法

などなど、私も一通り試しました。
うまくいきそうなものがなかったわけじゃないのですが、長続きしないんですね。

なぜなら、勉強法すら興味がないと身が入らないから


私の場合は、ネットや本で見つけることは叶いませんでした。
そりゃあ見つかるわけがありません。
タイピング記憶法なんてどこにも転がっていませんからね。

世に出ている特殊な方法は、著者が画期的だと思ったもの。

私が紹介した方法も画期的だと思いますし、気持ち的には誰でもマスターできるでしょと思っていますよ。

でもそうではありません。

なぜなら、その人の性格や好みによって正解が異なるから


YouTubeで教えてもらうと覚えやすい、というのも正解です。

ぜひ、自分の正解を見つけてみてください。

あ、でも、1〜3月に受験を控えている人は、とりあえず今のまま頑張りましょうね。

下手に余計な問題を増やしても足かせになるだけですから。


ちなみに、部下に合った教え方やスキル向上方法を伝授するのも同じことです。

性格を把握して調整するわけですからね。
私はこれ、得意です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?