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『逃げ恥』育休やその他急な休みのためにリスク管理をする
こんばんは、経営者のこうたです。
今更ながらに正月に録画をした『逃げ恥』を見ました。
あの短い時間に、育休の風潮、妊娠の辛さ、子育て、コロナの影響と数多の要素が盛り沢山でしたね。
それだけの要素が連続していたのにもかかわらず、キレイにまとまっていてなかなか見応えのある作品でした。
いくつもの名言が飛び交っていましたけど、私はその中でも古田新太さん演じる沼田さんの放ったセリフ。
「誰が休んでも仕事が回る。帰ってこられる環境を普段から作っておくこと。それが職場におけるリスク管理」
育休制度は法律上、必ず承認しなければなりません。
であれば、会社は常に『育休制度を利用されるリスク』を考慮しなければならないのです。
変な言い方をしましたが、人を雇うのってメリットは当然ありますけど、リスクも大量にあるのです。
スタッフが犯罪を起こす可能性があるのだって立派なリスク。
急な怪我や病気で引き継ぎが行われないのもリスク。
早い段階で判明する育休は、だいぶマシと言えます。
1.ネチネチと言ったところで何も変わらない
作中では、育休をとることに上司がネチネチ嫌味を言っているシーンが印象的でしたね。
フィクションゆえに大袈裟な演技と思いきや、あのような上司は実在しています。
もっとも、育休云々に限らず、ネチネチ言う人はいつでもどこでも言うような性格をしていますが。
雑談やコミュニケーションならいざ知らず、生産性のない発言ほどマイナスを生み出すことはありません。
上司の部下に対する発言には、細心の注意を払う必要があります。
信用を失ってしまう発言は避けなければなりませんし、責任のない発言をすることで部下を窮地に陥らせることもありえるからです。
無駄な発言をする上司は、自身の発言が及ぼす影響を全く理解していない(考えていない)愚かな人です。
こんなことは上司でなくても分かること。
いわゆる無能と呼ばれる人種ですね。
簡単なことすら考えられない人に、重要な業務をこなせるのでしょうか。
最近気づきましたが、『思考力を養う』よりも『思考をする癖づけ』のほうが難しいようです。
2.予兆を感じ取る努力はしたのか?
結婚をしたら働き方を変える
子どもができたら育休をとる
この辺りは大半の夫婦で共通しています。
突然結婚をする人は非常に稀です。
きちんとコミュニケーションをとっていたら、結婚のタイミングを確認するのは難しくありません。
子どもにしたって同じで、今では妊活をサポートする社内制度もあるぐらいです。
特に小さな会社ほどその努力は必要で、小さいからこそコミュニケーションが取りやすい環境であるべきです。
理想は相手から事前に相談されることですが、上司や会社が把握に努めようとする動きをしないと、当人すら考えていないことが当たり前なのです。
3.当人にも迷惑をかけている認識が必要
逃げ恥の平匡さんは、育休をとるために業務達成をすごく気にしていましたね。
やや暴走気味ではありましたが、あれは正しい行動です。
個人事情による働き方の変化を権利として有していても、当人もそれが当たり前だと思ってはいけません。
迷惑という言葉を使ってはいけない風潮がありますけど、迷惑は迷惑です。
それを仕方がない、当然の権利などという言葉で片付けるのは論外。
制度の利用が当然の権利であれば、業務を円滑に行うのは社員としての義務です。
それこそ先手先手で予測して、引き継ぎやら育成やらを早い段階から備えておく必要があります。
周りに対しても、どういう可能性があるかの相談も必要ですね。
自分のことなのですから予測ができて当たり前。
もちろんできないこともありますが、できることすら予測しないのは社会人として問題です。
4.相互で何ができるか、何をすべきかを話し合う
上司と部下とで話し合う必要はあります。
そもそも子どもを産むのは一度だけなのでしょうか?
2人、3人と生まれる可能性は当然あります。
その度に同じように慌てるなんてアホなことはありません。
2度目はより円滑に、より相互の理解の上でという環境づくりは必須。
1度目の上司の対応が良ければ、2度目からは部下から積極的に相談をしてくるようになります。
自ら迷惑をかけている自覚から、きちんと業務を回そうとする意識が生まれるはずです。
子どもを産むことが迷惑なのではありません。
会社員として対策に尽力しないことが迷惑なのです。
やる気のない社員って邪魔ですよね?
それと同じです。
上司も部下も同僚も、理解は必要です。
しかし理解をしてもらうには、こちらも理解する必要があります。
まずはそこから始めてみましょう。
社内全体で議題にあげるのもいいかもしれませんね。
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