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コーヒーのおみやげ Vol.05

Scrop COFFEE ROASTERS - PANAMA GEISHA BLEND + TRADITIONAL BLEND

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自分で焙煎した豆ではなくて、いただきものや自分で購入したコーヒー豆(粉)を紹介するこちらの「コーヒーのおみやげ」シリーズ。

今回は、またまた職場の同僚からいただいた、埼玉県は熊谷のScrop COFFEE ROASTERS さんの焙煎工場直売のコーヒー豆。

この焙煎工場では、月一で直売会をしているとのことです。

今回は2種類のブレンドをおみやげでいただきました。

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そのうちのひとつは、この間、僕も焙煎したパナマ産ゲイシャのブレンド

ブレンドされているのはブラジル産+その他 とあります。

市販されているラベルを見るのも楽しくなりました。

いただいたのが10月末。ラベルにある焙煎日はそのひと月前の9月。ということは1ヶ月以内に売れなかった商品が直売されているということでしょうか。

そして、賞味期限は4ヶ月設定。意外と長いです。

↓焙煎後の豆を見てみます。この一番明るい色がゲイシャですね。

こんなところで焙煎の経験が生きるという(笑)。

ゲイシャをミディアムロースト、ブラジル+その他(ニカラグアっぽい気がする)をハイローストにしたものをアフターミックスといったブレンドです。

比率としては、ゲイシャが3分の1、3分の2がその他といったところ。

焙煎度的には浅めなので、味は酸味ありのスッキリブレンドかな、とイメージが膨らみます。

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お味の方ですが、ゲイシャの香りがいきつつ、酸味をその他の豆で抑えて飲みやすい仕上がりになっています。

僕もゲイシャであればこんなブレンドが良いだろうなぁと思っていたので、なんだか嬉しい気持ちになりました。ロースターの方の考えがちょっと垣間見える気がして。

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もうひとつのブレンドはトラディショナルブレンド。その名前からするに、創業当初からのラインなのでしょうか。

ラベルを見る前に淹れて飲んでみたのですが。「むむ、アレが入っている」と感じました。

それは、ロブスタ。コーヒー豆の品種は大きく、アラビカ種とロブスタ種に分かれます。

ロブスタ種はとっても個性が強くて、濃い麦茶に近い味です。

ロブスタだけだと僕はちょっと苦手なのですが、これをブレンドに使うと味わいが増す場合が多く、最近は個人的にロブスタを隠し味にするブレンドをずっと考えていました。

それもあって、このブレンドを飲んでも、なんだか嬉しい。自分の考えていること、味の狙いは間違っていない気がして。

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このトラディショナルブレンドは、深めの焙煎度。フレンチローストあたり。

僕も少ない焙煎の中で、ロブスタを焙煎するときはフルシティ 〜フレンチが良いと感じているので、これまたこの焙煎度にも納得。

と言いながらロブスタじゃなかったらお恥ずかしいのですが(笑)。

おそらくインドネシア産の豆はロブスタで、ブレンド比率としては40〜50%入っている気がします。

ちょっとロブスタの味が強くて、このトラディショナルブレンドは好みが分かれる気がします。

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↓今回の豆のScrop COFFEE ROASTERS さんを調べてみます。

青山にもお店があるんですね。

↓その青山店等に卸す豆の焙煎工場が埼玉は熊谷にあります。

↓コーヒー豆の袋のラベルで一番気になったのが、製造者がマルハンダイニングとなっていたこと。

マルハンといえばパチンコ店等の経営で有名なあのマルハン?と思って調べて見るとやっぱりそうですね。

↓ちょうど、Scrop さんのコーヒーを飲みながら考えていたんです。大量生産の場合、売れ残ってしまった商品はどうするんだろう、と。

直売会をしても売れ残った場合、そのコーヒー豆は廃棄される運命になるのか、他で生かすのか。

ということで、答えが親会社がマルハンということで大納得。これはあくまで推測ですが、マルハンであれば全国各地の営業店舗でサーブするコーヒーに回すことができます。

しかも知らなかったのですが、マルハンダイニングがあのコンビニのファミリーマートを展開しているのですね。

そうであれば、尚更ファミリーマートのコーヒースタンドにも利用できる。(あくまで推測です)

自社経済圏をちゃんと作っていることに改めてすごく感心してしまいました。

コーヒーの話に戻ります。

今回の2つのブレンドは、どちらも結構個性が強いので、飲む人を選ぶ気がしました。

僕はどちらかといえば、ゲイシャブレンドをオススメしたいです。

おそらく他のラインナップにはもっと癖の少ない商品もあると思うので、また機会があったら購入させていただきたいと思います。

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文化の日。文化の日ってなんだろう。

Wikipediaで調べると「文化の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨としている」とありました。

水曜日。ただぼーっとした1日。空は相変わらずきれい。西の夕空が美しかった。

皆さん、良い夕べを。

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11月2日 ショウ(1856 - 1950)この日死んだイギリスの劇作家。人生のための劇を目ざし、イギリス近代劇を確立した。社会主義運動に参加した実践家でもあった。

 われわれがルンペンとちがって、余暇をほしがるのは、それによって自分の好きなことを、よりたくさんしたいからです。それはドレイが獣的な強制のもとに仕事をしなければならないのとは、まったくちがいます。ルンペンは余暇をむだに使ってしまいますから、みじめなのですが、われわれは、その余暇を用いて幸福になろうと思っているのです。忘れないでいただきたいのは、余暇は休息ではない、ということです。休息は睡眠のように、しなければならないものであります。本当の余暇とはわれわれの好きなことをする自由であって、なにもしないということではないのです。

桑原武夫 「一日一言」(岩波新書)より

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11月3日 ウォーカー・エヴァンス(1903 - 1975)この日生まれたアメリカはミズーリ州出身の写真家。

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