見出し画像

コーヒー豆 片手鍋 自家焙煎の記録 Vol.60

フェニックスブレンド

画像1

くもり空。モヤモヤ。くもり空のときは雲の向こうを想像しようって思います。

飛行機の音がする。飛行機は雲の向こう。青空も雲の向こう。朝日だって夕焼け空だって月だって星だって雲の向こう。

この雲は南の海で生まれてここまで流れてきたのかな、とか。

人間からだの80%が水分だとしたら、人間は歩く水分貯蔵庫みたいなもので、流れ出る汗とか涙が、雲や雨の一部になっているのかな、とか。

くもり空、雨空でみんな気持ちが憂鬱になるのは低気圧とかじゃなくて、世界中の人々の流した涙を無意識のうちに感じるからなのかな、とか。

くもり空を見てもたくさんのことを想うようになりました。

いつかふわふわの雲の上で思いっきり横になる。

さて、今回の焙煎の記録を見ていきましょう。

日:2020年10月18日(日曜日)16.5℃ 湿度:65% くもり 予熱:60℃→投入後38℃
豆:フェニックスブレンド (珈琲倶楽部)
生豆の重さ:200g
焙煎後の重さ:165g
1ハゼ:8:14(185℃)
消火:16:14(249℃)
煎り上げ:18:14
色:フルシティ
<感想>

前回と同じ、東京は東大和の珈琲倶楽部さんのブレンド「フェニックス」。元気が出そうな名前なので買いました(笑)。

前回の未来日記ブレンドと同じぐらいの煎りあがり。でも写真を見てもわかるように、焙煎度にバラつきがあります。というのも、今回がガス缶使用6回目。ガスが途中で弱くなってしまったんです。

↓今までガス缶を使ってきて、5回までは火力も問題なく使用できることを以前書きました。やっぱり5回までがポイントですね。

余談です。片手鍋焙煎の予熱についてずっと考えてきました。以前、試しに予熱を100℃に設定して生豆の投入をしたのです。でもそれで良いものか、どうか悶々と悩んでいました。悩んでいてもラチがあかないので、いつも生豆を購入している生豆本舗さんにメールで聞いてみました。

はじめまして、今年から片手鍋で自家焙煎をはじめたものです。デジタル温度計も鍋に取り付けて焙煎にチャレンジしています。そこで、質問なのですが、投入温度を何度に設定するのが適切なのか悩んでいます。インターネット検索をすると煎り上がりの温度を意識して、投入温度をそこまで上げると書いてあるものや、210℃〜220℃あたりに設定すると書いてあるものもあります。または低温設定にすると書いてあるものもあります。 当方は、なんの理由もなく、なんとなく60℃まで予熱が達した時点で生豆を投入していますが、適切な温度設定とその理由が知りたいので質問させていただきました。 お答えしていただけると幸いです。

↓早速お返事をいただきました。

いわゆる焙煎機ですと、窯になっていますので 空気の逃げ場が少なく、投入温度の影響はございますが 手鍋ですと、鍋底は200℃に達していても、鍋の上部は100℃に満たない状態にもなりますので 最初から豆を投入していても問題ないと思います。 実際に風味に影響を与える変化は、100℃を超えてからで、それまでは水分抜きに要する時間が早まるかどうかだけです。 なお、温度計は測定部分の空気の温度であって、豆の温度ではないので過信しないでください。

生豆本舗さんは商品を買うとポイントがついてくるのですが、このポイントを使って質問したりすることができます。意外とこのサービス、僕は気に入っています。いきなりメールで質問だとハードルが高いのですが、ポイントの消費というステップが入ると、気軽に質問ができます。

今回の回答を受けて、とりあえず僕はずっと予熱として設定している60℃で焙煎を続けてみようと思った次第です。一定条件で、ある程度まとまった数をこなしてから、条件を変えていこう。

画像2

厚い雲があったのに、一瞬、雲間から月が出ました。目を閉じて祈ります。昨日は十日夜(とおかんや)。十五夜、十三夜、十日夜。月に人々は何を想ってきたんだろう。

水曜日。もう11月も後半。疲れた時はコーヒーでほっと一息入れましょ。

みなさん、良い1日を!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?