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コーヒーにまつわる道具 Vol.22

ハンドピッキング用 トレー

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さて、上の写真の物体はなんでしょうか。

もうタイトルに答えはありますね(笑)。コーヒー豆の欠点豆をハンドピックするためのトレーです。

生豆の時点で一度このトレーにザーッと出して、ハンドピッキング。

焙煎後もう一度ここにザーッと豆を出して、ハンドピッキング。

このトレーを使いはじめる前は、ただのボウルでハンドピックしていたのですが、豆同士が重ならない広いトレーがあればいいなぁと思っていました。

念ずると不思議と手に入るもので、今回のこのトレーが実家の小屋から出てきました。

さて、質問です。このトレーはもともと何だったでしょうか?

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なんとなく飲食店で見たことありませんか。

ラーメン屋さんで。

そうです、こちら麺を寝かせるためのトレー。ラーメンの生麺がまとまってこの木枠に入っている姿をイメージしてください。

そこに、豆。コーヒー豆です。

↓これは生豆を500g入れたところ。ちょうど良いサイズ。

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長い間眠っていた木製トレーです。水でゴシゴシ洗って、乾かして。なんとなくそのままだと寂しい感じがしたので、色を塗りました。

イメージは僕が訪れたことのある国のド派手な装飾カラー。そしていつか行ってみたいアフリカもイメージ。

とにかく元気が出るカラー。そして誰も持っていない唯一無二のトレー。

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↓焙煎した豆を入れたところ。木枠はコーヒー豆にとっても合いますね。

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金属製のトレーと違って、段々とコーヒー豆の油分が木に染み込んで味になれば良いなぁと思っています。

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自家焙煎をしている方の中には、ハンドピック用のトレーを探している方もいるのでは。

木製でもよければ、この製麺用のトレーはいかがでしょうか。

ただ、検索してみると現在は製麺トレーもプラスチック製のものばかり。以外と古道具屋さんあたりに木製のものは眠っているかもしれません。

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夕空。こんな夕空をいつかじっくり心ゆくまで眺めよう。

水曜日。秋っぽい虫の鳴き声も多くなってきましたね。

皆さん、良い1日を!

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8月11日 三遊亭円朝 (1839 - 1900) この日死んだ落語の名人。史実をしらべて自作自演した。多くの名作中とくに「牡丹燈籠」は、講演落語速記のはじまりで、近代文学への影響も大きい。

 ごく大昔に断見の論というのがあって・・・眼に見え無い物は無いにちがいない・・・ということを説きました。するとそこへ釈迦が出て、お前のいうのは間違っている、それに一体無いという方が迷っているのだ、といい出したから、ますます分らなくなりまして、「ヘエ、それでは有るのが無いので、無いのが有るのですか」というと「イヤそうでもない」というので、つまり何方(どちら)かたしかに分かりません。・・・私共は何方へでも知恵のある方が仰っしゃる方へ附いて参りますが、つまり悪いことをせぬ方には幽霊という物を取るというような悪事をする者には必ず幽霊が有りまする。(真景累ヶ淵)

桑原武夫 「一日一言」(岩波新書)より

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