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コーヒー豆 片手鍋 自家焙煎の記録 Vol.219

MEXICO - DECAF

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今回は片手鍋自家焙煎の記録コーナー

週末になると借家のガレージで焙煎をしています。春夏秋冬。冬場は5℃ぐらいの中で焙煎をします。

屋内での焙煎の方が安定した焙煎ができるのはわかっているのですが、僕はやっぱり屋外の焙煎が大好きです。

やっと温度も10℃を超えるようになってきて、焙煎中も凍えるようなことは少なくなりました。自然を感じながら焙煎。空気中を漂う煙。なぜか安心します。

今回の焙煎記録はおなじみのMEXICOのDECAF豆。DECAF豆はいくつか試してきましたが、この豆が一番おいしい。

焙煎度も浅めからフレンチまで試しましたが、ここ最近はフルシティー〜フレンチあたりで落ち着いています。

それでは早速焙煎記録です。

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前回も同じMEXICOのDECAF豆の焙煎でした。

試しに煎り止める時の温度を同じにしてみました。240℃です。しかし、煎り上がった豆の重さをはかってみると今回の方が重い=浅めの焙煎度。

前回の方が煎りはじめたときから火力が強かったことが記録ではわかるので、焙煎途中の豆の変化の違いがあるのでしょう。

なかなか同じように再現することは難しいです。

↓DECAFコーヒーの作り方について気になったので検索。

今回はこのサイトからDECAF(デカフェ)の作り方情報を引っ張ってきます。

上記のサイトによればDECAF(デカフェ)の作り方は4種類あるそうです。それぞれを確認します。

1. 有機溶媒抽出法(直接法)→ 通称ケミカル・プロセス。コーヒー豆が直接有機溶媒に触れてカフェインを除去する方法。

2. 有機溶媒抽出法(関接法)→ 昔はこちらがスイス・ウォーター・プロセスと呼ばれていたようです。間接的に有機溶媒を使ってカフェインを除去する方法。現在は indirect(間接)プロセスと呼ばれています。

3. スイス式水抽出法 → 現在は有機溶媒は使わず水を使ってカフェインを除去する方法。同じ水抽出法にマウンテン・ウォーター製法があります。

4. 超臨界二酸化炭素抽出法 → 低温高圧環境で二酸化炭素を液体にしたものを使用してコーヒー豆の細胞からカフェインを除去する方法。

以上の4点です。

※このサイト以外でもDECAF豆の製造方法を確認してみると、トリアシルグリセロール抽出法や遺伝子組換え法、コーヒーノキ 人工交配による育種法などもあるようです。

1と2の有機溶媒抽出は海外では一般的な脱カフェイン法のようですが、日本では薬品を使用したコーヒー豆の輸入が禁止されているらしく購入はできないそうです。

↓今回使ったMEXICOのDECAF豆は以前以下の記事で紹介したように、「マウンテン・ウォーター」製法でカフェインを除去しています。上記の3のスイス式よりも豆の風味が損なわれにくい水抽出法と言われています。

今のところこのMEXICOのDECAFが僕のDECAF豆の定番=基準となります。

もしこの豆が手に入らないような状況にあったら、とりあえずはマウンテン・ウォーター製法で作られたDECAF豆を選択しようと思います。

調べて、考えながら自分の好みを探ってゆく。そのプロセスが楽しいです。

火曜日。今日は雪がチラつきました。季節は一気に変わるようで、実は行ったり来たりしながら徐々に変わる。波のよう。人間もおんなじなのかもしれません。

皆さん、温かくしてゆっくりおやすみください。

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<今日の誕生日>

3月22日 キース・レルフ(1943 - 1976)この日生まれたイングランドのミュージシャン。ヤードバーズのリード・シンガー。

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<一日一言> 3月22日 ゲーテ(1749 - 1832)この日死んだドイツ最大の文学者。また自然科学者。古典主義の代表的作家。主著「若きヴェルテルの悩み」、「ファウスト」「色彩論」

思案なんぞ一切やめにして、
一緒に世間へまっしぐらに飛び出しましょう。
敢えていいますがね、冥想なんかする奴は、
枯れた草原のうえを悪魔にとりつかれて
ぐるぐる引廻される動物みたいなものです。
その周りには美しい緑の牧場があるのに。
(ファウスト)
支配したり服従したりしないで、それでいて、何ものかであり得る人間だけが、ほんとに幸福であり、偉大なのだ。(ゲッツ)

桑原武夫 「一日一言」(岩波新書)より

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<一日一文>  3月22日 丸山真男

自由は置き物のようにそこにあるのでなく、現実の行使によってだけ守られる、いいかえれば日々自由になろうとすることによって、はじめて自由でありうるということなのです。その意味では近代社会の自由とか権利とかいうものは、どうやら生活の惰性を好む者、毎日の生活さえ何とか安全に過せたら、物事の判断などはひとにあずけてもいいと思っている人、あるいはアームチェアから立ち上るよりもそれに深々とよりかかっていたい気性の持主などにとっては、はなはだもって荷厄介なしろ物だといえましょう。(「である」ことと「する」こと)
「日本の思想」岩波新書、一九六一年

 木田元 編 一日一文 英知のことば(2018)岩波文庫より

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<今日の英語> 英検1級 でる順パス単

The automobile company weathered a period of record-high oil prices.
その自動車会社は、記録的な石油高価格の時期を切り抜けた

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