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コーヒーにまつわる道具 Vol.08

扇風機と温度・湿度計

夏は過ぎても扇風機。自家焙煎を始めた頃は団扇だけでパタパタしていたのですが、夏の暑さと、焙煎時の煙(特に2ハゼあたりの濃い煙)をどうにかしたかったのと、冷却を早めたかった理由から扇風機を使いはじめました。

というのは後付けの理由で、実家の小屋に眠っていた年代物のナショナル製扇風機を見つけてしまったからです(笑)。

それにしても、カッコいい。レトロという言葉で済ませてはいけないデザイン、カラー設定。そして、おそらくこれも40年ものだと思うのですが、今でも現役で使える堅実さ。この扇風機も待っていてくれたんだ。

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そして、温度・湿度計も導入しました。どこまで温度や湿度を焙煎時に考慮できるのか今はまだわかりませんが、いつか何かに気づくきっかけになるかもしれないので記録をとっておきます。こんなマメな人間になるとは自分でもびっくり(笑)。

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世の中ではいろんなことが起こっています。コロナ禍でなかなか外出もままならない人も大勢いると思います。もし、河原にでもいけるのであれば、カセットコンロと片手鍋とボウルとうちわ、そしてコーヒーの生豆を持って焙煎どうでしょう。

物想いに耽りながら、鍋をシャカシャカ。難しいことは何もありません。温度だとか時間だとか全部無視したって大丈夫。シャカシャカシャカ、パカ(蓋を開ける)をずっと続けていけば、コーヒーのあの匂いが出てきます。そうしたら火を止めて、ボウルに豆を移しうちわでパタパタ。世界にひとつだけの自家焙煎コーヒー豆のできあがりです。

ボーッと焙煎するだけで癒されますよ。そしてコーヒーの匂いが漂えば、なんとなく上手くいく気になれるのです。秋風を感じながら一粒一粒の豆に想いを込めて、見上げる空に願いを込めて、今日もシャカシャカ鍋をふろう。


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