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コーヒーにまつわる道具 Vol.12

イブリック

ずっとトライしたいのに、なかなかチャンスがこない。そんなことは多々ありますよね。イブリック。トルココーヒーも試したいとずっと思っていたけれど、なかなか手が出せずにいました。

でも、この度、購入。そして初チャレンジしてみました。

イブリックまたはジェズべとも呼ばれる銅製(中には真鍮製もあり)のミルクパンのようなものがトルココーヒーには欠かせません。でも検索すると、現地の職人さんが作っているようなものや、日本製のものなどたくさん出てきます。どれを買っていいものか迷いました。

個人的には本場のものがいいのですが、値段もピンからキリで選べません。そこで、一番無難であろうカリタのイブリックにしました。

ある程度の容量があって何杯か入れられるものがよかったので、これがちょうど良さそうと思って購入しました。

↓買ってからしばらくの間は忙しくて放置状態。やっとケースから取り出します。

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↓取っ手部分とポットの部分が分かれています。

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↓こんな感じでネジで取っ手を止めるスタイルです。

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↓取り付けるとこんな感じ。

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↓本体の重さは171gでした。

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↓イブリックとともに購入したのがガスバーナープレート。カセットコンロでのイブリックの使用を考えると、どうしても五徳部分のサイズが合いません。これがあれば間違いなし。マキネッタでも使えますね。

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↓ケースから取り出して見ると、こんな感じ。

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それでは、道具も揃ったところだし、いざ淹れてみますよ〜、トルココーヒー。今回はUCCさんのサイトを参考にさせていただきました。

↓ガスバーナープレートとイブリックをセッティング。

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↓ガスバーナープレートをカセットコンロの上に置きます。

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↓その上にイブリックを乗せるとこんな感じ。

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↓試しにイブリックの容量がどんなものか水を入れて測ってみました。摺り切り350ccですね。

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↓次にコーヒー豆の準備。分量なのですが、UCCのサイトによると、1杯分のめやすは、コーヒー6~7gに対し、水は60~70cc程度とあります。

今回の分量は6gの豆に対し、水は60gとします。4杯分つくろうと思うので、24gの豆、240ccの水を準備します。

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↓挽き方は「微粉状に挽いたコーヒー」とあったので、僕が使用するカリタのナイスカットミルGの1番で挽いてみます。ちなみに1番で挽くのは初めてです。

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↓挽き終わったあと。今まで自分が挽いた中では一番細かいです。

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↓粉状になった豆をイブリックに入れます。

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↓砂糖を入れて飲むときには、5g程度入れると書いてありました。ちょうど角砂糖があったので、4杯分用に4個。この角砂糖は1個あたり3.7gです。

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↓これをコーヒーの粉を入れたイブリックに入れます。

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↓そして水を入れていきます。24gのコーヒー豆に対し240ccの水です。

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↓水を入れたあとはこんな感じ。

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↓それでは早速火にかけていきます。ガスバーナープレートもいい感じ。

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↓おきまりの箸をマドラー代わりにして混ぜます。火は弱火です。

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↓何分かすると泡立ってきました。泡立ってきたら火を一旦止めて、熱を落ち着かせます。

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↓取っ手の部分はいくらか熱くなっているので、ハンカチやタオルみたいなもので掴んだ方が良さそうです。熱を冷ましている間もかき混ぜ続けます。

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↓また火にかけると、さっきとは違った泡立ちかた。泡立つ速度も早くなります。泡立ったらまた、火を止めて熱を冷まします。

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↓3回目の火入れ。すぐに泡立ちます。これで完成です。

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↓デミタスカップに入れればエスプレッソっぽくなります。ちょうどこのデミタスカップ1杯にトルココーヒー60ccがぴったりです。

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肝心の味の方はというと、おいしい!想像よりもはるかにおいしい!もっと粉っぽいのかなと思っていたのですが、そんなことはありません。凝縮された味が砂糖の甘さと素晴らしく合います。これは驚きですね。

↓トルココーヒーの素晴らしいところは、ただ飲むだけではなく、飲み終わった後にコーヒー占いができること。カップの上にソーサーを乗っけてひっくり返します。そして、カップを戻した後にできるコーヒーの粉の模様で占うそうです。これも楽しい。

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いかがでしたでしょうか? やってみれば、簡単に作れるし、意外性のあるおいしさに出会えます。

ひとつチップがあるとすれば、今回は4杯分で作りましたが、流石に4杯目はかなり粉っぽい部分が多くなったということです。これはコーヒーの粉がイブリックの底の方に溜まりやすいので、どうしても最後の1杯は溜まった粉が混ざってしまいます。

カリタのイブリックを試される方は、4杯分を作って3杯を楽しむイメージでいれば、おいしいトルココーヒーが飲めますよ〜。

いつか海にでも行った時に、トルココーヒーを作って占いでもしてみよう。そして、いつかトルコで本場のトルココーヒーをすすって、街を歩いてみよう。

いろんなコーヒーの楽しみ方があると心も豊かになれそうです。

土曜日。みなさん、良い週末を!


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