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#37 自分と他人はどっちが大事か

さて、今日のテーマは「自分と他人はどっちが大事か」です。

社会で生きていると「自分のことより他人のこと」を重要に考えて行動する人がいます。

お客様ファースト、スタッフファースト、患者さんファースト

とても素晴らしいことですが、あなた自身のことを忘れてませんか。

人を思うことに疲れたあなたの何かヒントになれば幸いです。


自己紹介です


お題の話の前に、自己紹介します。

僕は、リハビリテーション病院で働く作業療法士兼、中堅管理職です。

日々の実践はもちろんですが、中堅管理職として、
管理の視点や現場の視点から様々な相談を受けることが多くなりました。

これらのことについて、僕なりに解釈して記録として残していきたいと思います。


このアカウントでは以下のことについてを書いていきます。

・組織での働き方
・健康の考え方
・自分を大切にする生き方
・ストレスマネジメント
・作業療法のもろもろ
・相談を受けたこと
・臨床で考えこと
・日々、感じたこと など



それでは本題に入っていきましょう。



利他的な視点は大事


「利他的」とは自分のことを犠牲にして他人のために行動することです。

その逆は「利己的」で、自分のために行動する人です。


これは社会人にとって大事な言葉です。

サービスを提供するにしても、チームを運営するにしても、他人のことを考えながら作り上げることが重要ですよね。

それであれば、「利他的」であることはサービスを提供する人にとってはなくてはならないことです。


いろんな働き方がある中で、僕たちのような医療・介護従事者は、特にこの「利他的」な視点を持つ人が多いように感じます。

「患者さんのために」
「自分のことはあとまわしで」


とても素敵なことではありますが、

「利他的」であることは自分を犠牲にすることでもあると思います。


もちろん「利他的であること」を否定するつもりはありません。

社会人として、他者を思いながら働き、生活することはとても大事です。


ただ、そこには自己犠牲が伴います。

利他的な人に限って、自分を犠牲にすることが当たり前になっているように感じます。


仕事という作業では様々なことが起こります。

日々の業務、変わる対象者、新しい方法論、収入の格差、人間関係など、

いろんな問題を含みながら進んでいきます。


それらの問題は、働く私たちの意識を占有し、

いつも問題とその解決を迫ってきます。

それが働くということでもあります。


目まぐるしく変化する日々の中で、

果たして私たちはどこまで利他的でいれるのでしょうか。



利他的な視点のデメリット


そう考えていくと、

「利他的でありたいけど、私は私を大事にできてないのでは」

と思う瞬間があります。


そう思い出すと、自分がやっていることに急に自信が持てなくなります。

「自分の人生はこのままでいいのか」
「本当にこれを続けてていいのか」
「誰かのために生きるのは辛い」


そうやって、徐々に「利他的」な態度に無理が生じてきます。

結局、利他的でも利己的でもない状況になり、

深く考えることさえやめてしまう人もいます。


これが利他的な考え方の限界です。

自分のことを蔑ろにして他人のために行動することは、必ずしも良いことばかりではないということです。


自分のことより人のこと。

その前に、まずは人のことより自分のこと。


そういう意識は「利他的」であるためにも重要なんだと思います。



利己的な視点も大事


ここまで述べてきたことの結論としては、

「利他的であるために利己的であるべき」

という哲学的な回答になりました。

つまり、この2つの言葉は相対関係ではないということです。


自分を大事にできるからこそ他人を大事にできる

他人を大事にできるからこそ自分も大事にできる


利他的な行動が多い人は、自分のことを犠牲にしすぎていないか振り返ってほしいと思います。

人間は他者との交流の中で生きている社会的な生き物です。

僕たちはコミュニケーションを通して人を思い、自分を振り返る生き物です。


あなたの人生がより良いものになるためにも、

自分にとって大切なことに取り組む時間も作ってみてくださいね。



頑張るあなたを応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。

よろしかったらスキ&フォローよろしくお願いします。


ではまた。


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