テツカ

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テテテdesign | フリーランス 手探りでなにかを始めようという時にがぜん燃えるタイプです。前向きに、建設的に、楽しく、心地良く、問題解決してゆくことに喜びを感じます。お仕事大募集中です。

最近の記事

ちょうどよく、好ましい感じ。

いま私は自分の職業を「デザイナー」と名乗っている。この1年くらいでようやく、あまり臆せず名乗れるようになってきた。 子どもの頃から絵を描くのが好きだったけれど、その時代の私が生まれ育った田舎ではそんなものは趣味以外の何物でもなく、その特技が仕事につながるなんてことは一握りの天才にしかありえないことだった。中学校で私が尊敬していた先生は、食いっぱぐれない職業は医者か教師か公務員だと冗談めかして笑った。 凡人の自覚があった私は、そんな周りの大人たちの声にそりゃまぁそうだわなと

    • 楽しくてあたたかい活気の中で背中を押されたりお尻を叩かれたりしてきた。

      あ~。楽しかったぁ~。 TENTの青木亮作さんのトークイベント「作るとか売るとか」に行ってきた。帰り道、とても軽やかなやわらかい気持ちになれて、なんだかとてもうれしかった。 青木さんを初めて知ったのは、確かnoteのこの記事だったと思う。 なにか、大きく衝撃を受けた。 「え!? こんな人たちがいるんだ?」「こういう仕事の在り方があるんだ?」記事の見せ方、画像の美しさ、ごく簡潔なのにやさしい印象の言葉づかい。すべてがていねいに考え抜かれ整理されていて、伝えたいことが素直に

      • なりたい自分はどこにいる?

        「なりたい自分になれるよ」 「VRChat」についてネットで情報を探しているときにも、[JP]TUTORIAL WORLDで先輩たちにいろいろ教えてもらっている時にも、よく見聞きした言葉だ。でもそれを聞いて私の頭の中はぽかんと空洞になった。 「なりたい自分」? 若い時には、なにかそういうものがあったと思う。けれど人生の折り返し地点を過ぎた今では、諦めたり叶えたり現実とそこそこ折り合いをつけることができていて、それなりに納得もできている。それなりに。今さら「なりたい自分」

        • 初VRChatで心ふるえたこと。

          先日はじめてVRChatのチュートリアルワールドでレクチャーを受けてきたのですが、その時の私的ヒットポイントを語りたいと思います。 わらわらと集まってこられたみなさんのアバターが本当に個性的でさまざまなので、質問してみました。 「こういうアバターってみなさん自分で作ってるんですか?」 すると 「まぁ…自分で作る人は作ったり、あとはBOOTHで買ったり…」。 え?! 買ったり? BOOTHで買ったり?! アバターって買うものなのか! アバターというのはフリーのを使うか、自

        ちょうどよく、好ましい感じ。

          VR初体験レポ!

          この記事の続きです。↓ 「Virtual Market2021」の「来場方法」のページを参考に、なんとかVRChat空間にイン! 怯えつつもnoteイベントで紹介されていた秋葉原駅で電車に乗ってみたり、noteのカフェをのぞいてみたりなどしてみました。ときどき人もいましたが、人見知りの私は(現実世界同様)そっと息をひそめて一人でうろうろ…。 意外だったのが、デスクトップのモニターで見ているだけなのに配信されている動画を見ているのとは全然違っていて「自分が」その世界に入って

          VR初体験レポ!

          VR初体験(にたどり着くまで)レポ!

          ついにたどり着きました~! 行ってみてしまえば、わかった! 超楽しかった! なんですが、前提の構造を理解するまでが意外とまごまごしてしまったので、参考までに記録しておきたいと思います。(忘れないうちに…) ちなみに私のスペックはこんな感じです。 パソコン使うのは好き Illustrator、Photoshopを困らずに使えるレベルのPC Zoom会議用の必要最小限のヘッドセット PCゲーム未経験 UnityもBlenderもやったことはない 英語はGoogle先

          VR初体験(にたどり着くまで)レポ!

          パソコンとインターネットが、好き。

          私が初めて意識的にパーソナルコンピューターというものと向き合ったのは、最初に入った会社で社長が突然「Mac入れるぞ」と宣言したところから始まった。1995年前後だったと思う。え? Mac? Windowsじゃなくて? と思った記憶があるのでWindows95が出るころだったのかもしれない。 ともかく社内で誰もパソコンというものをまともに扱ったことがない。若手社員として立ち上がった私は、でもまぁわけがわからないのでしょぼい田舎の本屋で探し出した(Amazon Japanで津々

          パソコンとインターネットが、好き。

          大切にしたいことを大切にしたい

          細く深くつながっている友人から、手紙が届いた。 彼女とはパン屋さんで一緒に働いた仲だ。朝型の私たちは好んで早朝のシフトに入っていたので、顔を合わせる機会が多かった。 朝いちばん。空っぽの店舗に焼き立てのパンを並べる。パンのぬくもりと、おいしい匂い。スタッフだけがきびきびと動く静かな店内が、オープンの「いらっしゃいませ」と同時にお客様でにぎわっていく。私好みのハード系のパンが多いことや、パンを通じてあたたかな居心地の良さを提供しようという理念が気に入っていてとても好きなパン

          大切にしたいことを大切にしたい

          コロナワクチン接種レポート

          これはきっと歴史的体験なのだろうなあと思いながら無事にコロナワクチン接種を終えたので一つの体験記録として残しておいてみようと思います。2回ともファイザー製でした。 結論から言うと、私の場合、副反応で通常稼働できなかったのは1回目は翌日1日、2回目は翌々日昼までの1日半でした。抜けるのはスッと抜けてすぐに通常稼働に戻れる感じだったので、その辺が普通の病気と違うな、と感じました。 【1回目】 午後接種。直後から接種した腕に違和感。 吐き気もあるような気がするけど気のせいとか疲

          コロナワクチン接種レポート

          テテテの謎に迫る…?

          「テテテdesign」という屋号を使っている。 ときどき、なんで「テテテ」なの? と聞いてもらえたりもするけれど、え…と…「テツカ」だし…などと、もごもごしてうまく答えられなかったりする。でも一応、その名前を決めるときにはいろいろ考えたのだ。 自分がやりたい仕事とはどういうものなんだろう、とごにょごにょ考えて、いろいろこねくり回してつくった最初のコピーがこんなものだった。 ちいさいけれど 大切なことを ていねいに 伝える その頃、仕事を大きくスピーディに動かすことを優

          テテテの謎に迫る…?

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          秋アルバム出してみる!

          秋アルバム出してみる!

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          今日のお散歩

          雲ひとつない秋空。 濁るガァーはハシボソガラス。 河原で揺れるコスモス。 逆光は素敵。

          今日のお散歩

          「色の大事典」がとてもイイ!

          先日発売された井上のきあさんの著作「色の大事典 基礎知識と配色・カラーチャート・伝統色・慣用色名 DIGITAL COLORS for DESIGN」(2021/09/17)がとてもよかったので、ご紹介してみようと思います。 私のデザインスキルは独学。可能な方法はできるだけ利用して学んできたわけですが、中でも良い本から学ぶというのは最もコスパ良くて有益な方法。おかげで良い本を見極める力は磨かれてきているかなと思っています。 イラストレーションやデザインに向き合うにあたって

          「色の大事典」がとてもイイ!

          遺伝子に刻み込まれたヤギの闘志

          「山羊が振り向くだけでも事故を起こす」 え? ちょっとおおげさなんじゃ…(笑)? と、私はウケてケタケタ笑った。まずはコレで勉強してね、と与えられた「山羊の飼養管理マニュアル」に書いてある、角のあるヤギが危険であることについての説明の一部だ。だがしかし、ヤギ飼育担当のヤマチャンは「いや本当に危ないから…」と隣で小さくつぶやいた。 そう。当時わかっていなかったが、ヤギは強いのだ。「三びきやぎのがらがらどん」という素敵な絵本があるが、あれこそがまさにヤギなのだと今は思う。ヤギ

          遺伝子に刻み込まれたヤギの闘志

          ミルクは子のために出るのだよ

          やぎの牧場でチーズを作る仕事をしていたことがある。 酪農に関して勉強したことはなかった。でも農業は人類が古くから営んできたシンプルな生業ではないか。野菜やコメ育てて収穫するんでしょ? ミルクしぼってチーズにするんでしょ? 生物は好きで、ある程度専門的にも学んできた。生物の基本はわかってるしなんとかなるだろ、と「がんばります!」の意欲だけで牧場に飛び込んだ。 牧場のスタッフはみんな親切で、私のチョー基本的な質問にもイヤな顔せずていねいに教えてくれる。 「冬はかんにゅうきに

          ミルクは子のために出るのだよ

          今なら話せそうな気がしているんだ。

          今年、50歳になりました。 子どもの頃はおしゃべりでした。でも、大人になってからはあまりしゃべらなくなっています。理由はいろいろあると思いますが、一言でいうとすれば「うまく通じる気がしないから」。 通じないと感じる理由のひとつは、人によって「あたりまえ」が違うということ。いろいろな仕事をしたり住む土地が変わったり結婚して他の人と親族になったり。関わる人の範囲が広がっていくにつれ、こちらでの「あたりまえ」があちらでの「あたりまえ」と食い違う様子をたくさん見ることになりました

          今なら話せそうな気がしているんだ。