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自分語りエッセイ

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淡々と自分語りをします。 自分を理解するための言語化なので、結論が出るまでダラダラ書いています。 基本的に長文です。
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#創作大賞2023

我が子は5歳で一度死にたくなるらしい

我が子は5歳で一度死にたくなるらしい


次女、5歳

「お父さんにもお母さんにも怒られてばっかりだから、私もう死んだほうがいいんだわ」

5歳の次女から、昨日、そんな言葉を言われた。

ああ、まさか、またこの日々が始まるのか、と、思った。

我が子からの「死にたい」の言葉は私の胸に重苦しいものを沈めてくる。

上の子が「死にたい」と言ったのも5歳だったと、ふと思い出す。

我が子が同じ5歳でこの言葉を言うようになるのは一体なんなのだ。

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どんな仕事にも誇りを持てますか

どんな仕事にも誇りを持てますか

昨日、Twitterでこんなマンガをアップしました。

昔、自分は木工の職人をやっていました。
男に負けたくない、女でも男と同じようにやれるんだと思っていた思考が、職人さんたちによってほぐれていったときの話です。

このマンガは、コミックエッセイのマンガ賞に応募するために描いたもので、最終選考には残ったものの入賞は出来ませんでした。

そしてSNS上にはアップすることもなくただ埋もれていました。

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休日のすごし方

休日のすごし方

最近、休日はどこかに出かけよう!と張り切る事がなくなった。

私は絵を描くか読書する。

夫は外で火を起こし炭火を楽しむ。

次女はその近くに椅子を置いて、わざわざ外で動画を観る。

外が嫌いな長女は、どうせ出かけないからとパジャマのまま動画を観る。

たまに夫が思い立って土いじりすると、子どもたちが便乗する。
クワとスコップで庭の土をひっくり返して笑う。
それを見た私は、何となく水筒にお茶を入れ

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心に寄り添う出版社と作家

心に寄り添う出版社と作家

先日、小さな出版社を経営している方の講演会を聴いた。

センジュ出版は下町の小さな小さな出版社だ。
年に1冊とかのペースで本を出すから、出した本は10冊にも満たない。

それでもセンジュ出版に対する根強いファンはいる。
それは本に、作品に向き合う姿勢に、出来上がってきた作品たちに心底惚れ込んだ結果なのだと思う。

センジュ出版の作品に対するスタンスは色々あるが、私の心に特に響いたところは以下。

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大切な人におくる手紙

大切な人におくる手紙

7月4日、それがあなたの命日だそうです。

未だに私にはそれが信じられません。

信じたいとも思いません。

だから信じないことにします。

あなたは生きていることにします。

私の中では、連絡取ろうと思えばいつでも取れて、ただ取らないだけの相手だと思うことにします。

*

7月6日にSNSでお兄さんが投稿した、信じられない報告を見た。
翌朝もう一度それを見て、夢や幻じゃなかったと確認して、今ま

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”相手の気持ちになって考えろ”について考える

”相手の気持ちになって考えろ”について考える

今朝、夫とちょっとした口論になった。
私としては口論ではなくて、自分の思った事を伝えただけなんだけども、夫からしたら”責められている気持ちになって嫌だ”とのこと。

もちろん私自身、夫を責める意思は全くなかっただけに、そこで”責められた”と言われてしまう事は心外で。どうしてそう思わせてしまったのだろうかと言う事を考えてみることにした。

私はこうやって「疑問に思ったらとことん自分が納得するまで考え

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