休日のすごし方
最近、休日はどこかに出かけよう!と張り切る事がなくなった。
私は絵を描くか読書する。
夫は外で火を起こし炭火を楽しむ。
次女はその近くに椅子を置いて、わざわざ外で動画を観る。
外が嫌いな長女は、どうせ出かけないからとパジャマのまま動画を観る。
たまに夫が思い立って土いじりすると、子どもたちが便乗する。
クワとスコップで庭の土をひっくり返して笑う。
それを見た私は、何となく水筒にお茶を入れて渡す。
家族それぞれが各々好きなことをする。
数時間ごとに動画は休憩を入れる。
子どもたちはお腹が空くと気まぐれにホットケーキを焼く。
最近は、二人で勝手に作れるようになってきた。
明るい時間から風呂に入る。
風呂に浸かりながらアイスを食べる。
昨日は、夕焼けが綺麗だから、と髪が乾いたあとに4人で歩いて買い物行って、子どもにプリンを買ってきた。
とっぷり暗くなった帰り道、子ども用の小さなライトで道を照らしながら帰った。帰り道に咲く花の名前をスマホで調べて「木蓮」を覚えた。
日中たっぷり見たからね、と、夜は動画なしにした。
暇を持て余した長女が折り紙でとんとん相撲を折ってくれた。
お菓子の空き箱を土俵にして、大人も結構本気で盛り上がった。
その後、船も折ってくれたので、風呂に浮かべてみたりした。
こうやって書くと色々やったように見える。
けど、子どもは大抵、休日1日の大半を動画を観てダラダラと過ごしている。
前はそんなの不健全だと思っていた。
けど、それでも、休みに遠くへ出かけることや、身体を動かすことだけが良きことではないようにも思いはじめている。
大半が動画でも、案外悪くないんじゃないか。
昨日がとてもいい1日だったから、あらためてそう思う。
連休も、きっと、張り切って出掛けずに日常を楽しむと思う。
家から離れて非日常を楽しむよりも、改めて家の近くで日常を噛みしめる方が休日って「休める」んじゃないかと思った。
平日は、社会の中でそれぞれ疲れているわけだし。
休日なんだから、どっぷり好きなことをしたらいい。
動画の悪いところは、私の中では「見すぎによる目への悪影響」ぐらいのもので、内容に関しては昔のテレビ番組だって、大人になって思い返せば結構ひどい内容のものがたくさんあったのだ。
そういう内容を見て育って今の自分があることを思えば、見た映像の内容が人格形成に影響することはあまりないと思う。
ただ、目は大事だから休憩は入れる。
それだけは徹底したい。
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昨日の読書は読書会で重松清さんをオススメされていたので、家にあった「とんび」を再読。元から良いと思っていたけど、親になってから読むと、この話、改めてめちゃくちゃ良いことに気づく。
物語に出てくるヤスさんと、うちの父はよく似ていると思った。
うちの父も、不器用なだけかもしれない。
少しだけ、嫌いだった父への見方が変わったような気がした。
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