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100回目の天皇杯漫遊記 イントロダクション

■天皇杯とは

正式名称は「天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会」。1921年から始まった日本で最も伝統のあるサッカーの日本選手権大会であり、JFA登録種別の第1種登録があれば予選に参加可能なオープントーナメントである。太平洋戦争などの理由で過去8大会が中止となったが、2020年には第100回記念大会が開催された。

■第100回大会のフォーマット

新型コロナウイルスの流行により、日程やレギュレーションが大きく変更され、最終的には参加チーム数を52とした(内訳は、J1上位2クラブ+J2上位1クラブ+J3上位1クラブ+アマチュアシード+47都道府県代表)。大会日程は以下のとおり。

 1回戦 2020年9月16日(都道府県32代表の参加)
 2回戦 9月23日・30日(アマチュアシード、都道府県15代表の参加)
 3回戦 10月28日・11月11日
 4回戦 12月12・13日
 5回戦 12月20日
準々決勝 12月23日(J2・J3チームの参加)
 準決勝 12月27日(J1チームの参加)
  決勝 2021年1月1日

■第100回大会の出場チーム

<47都道府県代表>札幌大学(北海道)ラインメール青森(青森県)、富士大学(岩手県)、ソニー仙台FC(宮城県)、猿田興業(秋田県)、大山サッカークラブ(山形県)、いわきFC(福島県)、筑波大学(茨城県)、栃木シティFC(栃木県)、tonan前橋(群馬県)、東京国際大学(埼玉県)、VONDS市原FC(千葉県)、東京武蔵野シティFC(東京都)、桐蔭横浜大学(神奈川県)、山梨学院大学ペガサス(山梨県)、アルティスタ浅間(長野県)、新潟医療福祉大学(新潟県)、富山新庄クラブ(富山県)、金沢星稜大学(石川県)、福井ユナイテッドFC(福井県)、長良クラブ(岐阜県)、MIOびわこ滋賀(滋賀県)、おこしやす京都AC(京都府)、FCティアモ枚方(大阪府)、Cento Cuore HARIMA(兵庫県)、奈良クラブ(奈良県)、アルテリーヴォ和歌山(和歌山県)、Yonago Genki SC(鳥取県)、松江シティFC(島根県)、三菱自動車水島FC(岡山県)、福山シティFC(広島県)、FCバレイン下関(山口県)、高松大学(香川県)、FC徳島(徳島県)、松山大学(愛媛県)、高知ユナイテッドSC(高知県)、福岡大学(福岡県)、EVインテルナシオナル(佐賀県)、MD長崎(長崎県)、熊本県教員蹴友団(熊本県)、ヴェルスパ大分(大分県)、テゲバジャーロ宮崎(宮崎県)、鹿屋体育大学(鹿児島県)、沖縄SV(沖縄県)

<アマチュアシード>Honda FC

<J3>ブラウブリッツ秋田

<J2>徳島ヴォルティス

<J1>川崎フロンターレガンバ大阪

※太字は当マガジンで登場するチーム。

■目次

・なぜ天皇杯のnoteマガジンを発売するのか?『100回目の天皇杯漫遊記』まえがき
・コロナ禍での第100回天皇杯 【1回戦】ラインメール青森 vs 札幌大学
・元日本代表、我那覇和樹の現在地 【2回戦】福井ユナイテッドFC vs 富山新庄クラブ

・関西リーグからのリターンマッチ 【3回戦】アルテリーヴォ和歌山 vs FC TIAMO枚方
・「地域代表」のラスト1枠をめぐって 【3回戦】高知ユナイテッドSC vs FC徳島
・カップ戦で実現した新旧JFL王者の対戦【4回戦】ヴェルスパ大分 vs Honda FC
・Jクラブへの挑戦権をめぐる戦い【5回戦】Honda FC vs 筑波大学
・「ジャイキリ」を予感させた好ゲーム【準々決勝】ブラウブリッツ秋田 vs 福山シティFC
・波乱なき中村憲剛の等々力ラストゲーム【準決勝】川崎フロンターレ vs ブラウブリッツ秋田
・元日・新国立で最も気の毒だったのは誰か? 【決勝】川崎フロンターレ vs ガンバ大阪
・『100回目の天皇杯漫遊記』【総括】第100回天皇杯から「東京五輪」が見える?

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既存メディアでは数行しか扱われなかった1回戦〜5回戦も、きちんと取材して写真を交えながらレポートしています。普段、なかなか日の当たらないアマチュアチームの今大会での物語。この機会に一気にお読みいただければ幸いです。

コロナ禍の中で開催された、天皇杯JFA第100回全日本サッカー選手権大会(天皇杯)を1回戦から決勝までを追いかけたコラム集です。書き下ろし…

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