面白くて深い漫画のストーリーを描くポイント

どうも寺波です。

今回はタイトル通り、面白くて深い漫画のストーリーを描くポイント、について考えてみた事を書きたいと思います。

今回の話は漫画だけじゃなく小説だったり映画なんかにもにも少しは関係性があると思うので、そちらのほうも興味ある方はぜひ見ていってください。（実際に映画なんかの話も少し絡めながら話します。）
後、僕のようなアマチュアのしがない漫画描きですが、これから漫画を描く方なにも少しは参考になれば幸いです。

◾️漫画のストーリーの重要性

漫画なんですけど、漫画を上手く描く事を勉強する人は多いんですが、話の勉強を優先してやってる人は実際のところそこまでいないんじゃないかなと思ってます。

そもそもストーリーの勉強というのは、やっぱり経験しないとわからない分もありますし、そして選択肢が多すぎるのでやっぱり考えると難しい。

ただ僕は漫画はやっぱりストーリーの方が大事と思っています。もちろん絵も大事なんですけどもやっぱり話の重要性は大きいです。

例を出しましょう。

ものすごくうまい絵だけども、話はめちゃくちゃつまらない。

絵はあまりうまくない、でも最低限観れる、そして話はめちゃくちゃ面白い。

これって長く付き合うとしてどっちを観ますかね。もちろん前者の人もいると思うんですけどほんとに長い目線で見ると後者だと僕は思います。
何しろ伸びしろがありますよね。

◾️漫画の現状、傾向

ただ昨今、編集者さん達は後者はそんな選びたがらないんですよね(>_<)
例えば投稿サイト、デイズネオという有名な漫画投稿サイトがありますが、僕もたまに観てますが、基本的に編集者さん達が声掛けてるのはやっぱり絵が上手い人達です。おそらく即戦力を探してるんでしょうね。それもわかるんですが、僕としては荒削りの人が成長していくというのも醍醐味であると思うんですよ。

僕は新都社という漫画投稿サイト出身なんですが、面白い話描く人新都社に普通にいます（絵は荒削りの方も多いですが）

正直出版社さんってプライドがあると思うんですよ。下手な絵を載せられないみたいな。でもSNSとかでは荒削りな絵でも話の良さで支持を得てる方沢山いますよね。
こうゆう現状を見てるとこれからは少しずつ、個人出版などの流れが強くなってくるんじゃないかな‥。

音楽なんかも少しずつ個人レーベル設立なんかも多くなっていると聞きますね。

そんな感じで話の重要性と漫画の現状について話したところですが、早速ストーリーの話にいきましょう。

今回は大きく３つに分けました。

僕は個人で漫画を描いている身として描いてる中で気になったポイントが大きく3つあったんですね。なのでその3つについて大きく話してみたいなと思います。（あまりキャラクターについてはいいません、キャラ力を高めようなんてそんなのどこの本にも書いてますしね。）

まず1つ目なんですが作品を面白くするポイントとして

オリジナリティーのある新しいアプローチ

があるかなと感じています。

世の中には様々な作品が溢れています。漫画も映画もです。つまりなんですけども物語っていうのは出尽くしてるわけですね。その中で差別化すると言うのはやはりオリジナリティーのある新しいアプローチが必要になってきます。
新しいってのが大事です。

これって何にでも適用できると思うんですよ。例えば自己啓発の本はたくさんあります。でも何が違うかってコンセプトやアプローチが違うわけですよね。つまり、まずスタンダードを考えてそこから別の新しいアプローチを考えてみるということが大事になるかなと思います。

僕の例でいいますと僕は『終末ヴァンパイア』と言う漫画作品を描いているのですが、人間とヴァンパイアが普通に一緒に共存している日本の終末世界は無いかなと考えたのが自分なりの独自のコンセプトアプローチです。（ちなみにヨコハマ買い出し紀行という漫画にかなり影響を受けてます）

もちろんキャラクターにも新しいアプローチは適用できますね。
エヴァンゲリオンを例に出して言えば、アスカとレイという、ツンデレと影ある女の子という対象的なキャラクターで対比させるとか。
これって、今ではたまにありますけど、当時の漫画とアニメの歴史的には相当新しかったんじゃないかと思います。

音楽とかでもそうですよね。例えばロックなんだけどもジャズとフュージョンの要素を加えて差別化してみる、なんてのも良い例かなと思います。

ある一定の物語の形式というのは実際出尽くしています。（物語の種類はシェイクスピア分類でいうと36個と言われています）ですが新しいコンセプトやアプローチはまだまだあると僕は思っています。

では2つ目のポイントに行きます。
2つ目のポイントなんですが面白い物語は絶対に