米国株インサイト

2024に始動。米国株に特化した【無料note】で、独自視点の投資判断の材料を、図表を…

米国株インサイト

2024に始動。米国株に特化した【無料note】で、独自視点の投資判断の材料を、図表を多用し簡潔かつ深度を持ってご提供します。note🗒️更新はXでも共有いたします。Xかnoteでフォローお願いいたします🙏https://twitter.com/invest_us_jp

記事一覧

固定された記事

【米国株】①エヌビディア株はまだ「買い」か?➁次のAI関連テーマを有力各社トップ発言から抽出。③PERバリュエーションもあわ…

「AIバブル」と言われてかなり時間が立つ今でも、高騰を続けるAI半導体エヌビディア(NVIDIA)株。 エヌビディアは今からでも買いか? 結論:既に「バブル」かも知れない…

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【米国株】FOMCの警告:年内インフレ低下なし - 市場との温度差に留意

6月12日に米国の金融政策を決定する連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されました。隔回の会合で公表されるFOMCメンバーの経済見通しは、金融政策の方向性を示唆する重要な…

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【米国株】重要論点を大口投資家の見方を踏まえて検証 - 経済、インフレ、金利、株

先週6月7日に発表された米国の雇用統計を受けて、エコノミストや大口投資家の見方を改めて拾いました。そのうえで、重要な論点になっている下記のポイントについて検証を行…

【米国株】速報:アップルAI戦略の要点 - 独自のAIモデルと半導体、安全性配慮

アップルは6月10日に開催した開発者向けイベントWWDC 2024にて、iOSに生成AI「Apple Intelligence」を搭載すると発表しました。 ①テイクアウェイ ➁注目アナリストのダン…

【米国株】エヌビディア:強さの本質、バブル形成の可能性、8つのリスク

エヌビディアの株価が上昇する一方で、一部ではバブルではないかとの懸念も聞かれます。また、競合他社との競争激化や、AIに関する規制の強化など、リスクも存在します。 …

【米国株】過去になく割れる意見:強い経済は株にプラス?マイナス?重鎮がスタグフレーションに警戒

米国経済と株式市場に関して、意見が面白いくらいに分かれている。 強い経済はシンプルに株に良いことだ 強い経済⇒長期間の高金利(higher for longer)⇒株下落 弱い…

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【米国株】エヌビディア決算が示す明るい未来 - AI半導体株の投資機会を確認

エヌビディアが5月22日に発表した2025年度第1四半期(2024年2月~4月)の決算は、市場予想を大きく上回る内容でした。 エヌビディアの最新決算説明会では、データセンター…

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【米国株】天然ガスの投資機会:AI電力・大統領選・欧州輸出。どうプレイするか?

先週、コモディティ投資の専門家であるアダム・ローゼンシュワグ氏のインタビューを聞く機会がありました。非常に興味深い内容で、潜在的なアイディアとして持っていた、米…

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【米国株】分析のアプローチと手法を解説。DCF、PERなど

この記事では、我々の分析アプローチと手法についてご説明します。 各記事では、以下のようなアプローチで読者の皆様の投資判断に使える材料をご提供したいと考えています…

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【米国株】AI活用でプロに迫る。高品質・多面的な分析の提供を宣言します!

日本の米国株投資家の皆様へ宣言します。 このnoteアカウントでは、以下の3点を柱として、質の高い投資情報を発信していきます。 タイムリーで全体像が掴みやすい投資テ…

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【米国株】ついに来た!「ChatGPT-4o」の投資家にとっての意味を考える

昨日5月13日にOpenAIが発表したChatGPT-4oの登場は、AIの分野に大きな進歩をもたらし、メガテック企業の戦略や競争環境に大きな影響を与える可能性があります。 本記事で…

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【米国株】決算を前に - エヌビディア投資において、景気動向は気にするべき?

5月22日に予定されているエヌビディア(NVDA)の四半期決算が大きな注目を集めています。足元の米国経済に関しては、雇用や消費の弱さを示すデータが散見されます。このよ…

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【米国株】次に生成AIの波に乗るのは?8つの中堅ソフトウェア企業を抽出、多角的に分析

直近の決算発表を見ていると、生成AIに関して興味深い傾向が見られます。これまでは「生成AIを活用する」と言っておけば株式市場で好感されていましたが、今は違います。 …

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【米国株】全体堅調な米国経済に微妙なひび割れ、低・中所得層のサービス需要に要注目

米国経済は全体として底堅さを維持していますが、消費動向に変化の兆しが見え始めています。雇用統計やサービスPMIなどの最近のマクロ指標は弱さを示していますが、それだ…

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【米国株】5/1 FOMCのポイントを議長発言とデータから考察

5月1日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)からの示唆を、パウエルFRB議長発言とデータから考察します。 ポイントは下記と考えます。 FOMCのアクション検討フレー…

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【米国株】テスラの自動運転に関する進捗は何を意味するか?

ここ数日のテスラ(ティッカー:TSLA)に関するニュースは目を見張るものがあります。中国でのFSD(完全自動運転)承認、大規模なAI投資やロボタクシー計画などを矢継ぎ早…

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【米国株】①エヌビディア株はまだ「買い」か?➁次のAI関連テーマを有力各社トップ発言から抽出。③PERバリュエーションもあわせてチェック

【米国株】①エヌビディア株はまだ「買い」か?➁次のAI関連テーマを有力各社トップ発言から抽出。③PERバリュエーションもあわせてチェック

「AIバブル」と言われてかなり時間が立つ今でも、高騰を続けるAI半導体エヌビディア(NVIDIA)株。

エヌビディアは今からでも買いか?
結論:既に「バブル」かも知れないが、まだ「バブル末期」とは言えず、AIのテーマに乗るにはまだまだ大本命。

また、「次のAIテーマ」についても生成AI有力各社の発言をもとに広めに検討します。

エヌビディアまだ「買い」か?エヌビディアのPERはまだ「割高」とは

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【米国株】FOMCの警告:年内インフレ低下なし - 市場との温度差に留意

【米国株】FOMCの警告:年内インフレ低下なし - 市場との温度差に留意

6月12日に米国の金融政策を決定する連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されました。隔回の会合で公表されるFOMCメンバーの経済見通しは、金融政策の方向性を示唆する重要な指標として注目されています。今回の見通しからは、いくつかの重要なポイントが浮き彫りになりました。

前回3月の見通しでは年内3回の利下げが示唆されていましたが、今回はその予想が縮小し、年内1回の利下げが見込まれています。そして、年

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【米国株】重要論点を大口投資家の見方を踏まえて検証 - 経済、インフレ、金利、株

【米国株】重要論点を大口投資家の見方を踏まえて検証 - 経済、インフレ、金利、株

先週6月7日に発表された米国の雇用統計を受けて、エコノミストや大口投資家の見方を改めて拾いました。そのうえで、重要な論点になっている下記のポイントについて検証を行います。

経済は強いのか、弱いのか?

経済に悪いニュースは、株式市場にプラスかマイナスか?

インフレの方向は、上か、下か?

今年の利下げは何回か?

金利は上昇?下落?

株はどう動くか?

総じて、米国経済は弱体化しつつあ

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【米国株】速報:アップルAI戦略の要点 - 独自のAIモデルと半導体、安全性配慮

【米国株】速報:アップルAI戦略の要点 - 独自のAIモデルと半導体、安全性配慮

アップルは6月10日に開催した開発者向けイベントWWDC 2024にて、iOSに生成AI「Apple Intelligence」を搭載すると発表しました。
①テイクアウェイ
➁注目アナリストのダン・アイブス氏の見方
③我々の見方
をご紹介します。

テイクアウェイ①デバイス上の情報をインデックス化、RAG(データ検索で補強したAI生成)できる

メール、スケジュール、写真、個人のデータをインデック

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【米国株】エヌビディア:強さの本質、バブル形成の可能性、8つのリスク

【米国株】エヌビディア:強さの本質、バブル形成の可能性、8つのリスク

エヌビディアの株価が上昇する一方で、一部ではバブルではないかとの懸念も聞かれます。また、競合他社との競争激化や、AIに関する規制の強化など、リスクも存在します。

本記事では、以下の点を検討しました。

AIサプライチェーンにおけるエヌビディアの位置づけと、同社への価値集約の理由

エヌビディアの株価がバブルかどうかの評価

エヌビディアの株価に影響を与える可能性のある主要なリスク

検討の結果、

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【米国株】過去になく割れる意見:強い経済は株にプラス?マイナス?重鎮がスタグフレーションに警戒

【米国株】過去になく割れる意見:強い経済は株にプラス?マイナス?重鎮がスタグフレーションに警戒

米国経済と株式市場に関して、意見が面白いくらいに分かれている。

強い経済はシンプルに株に良いことだ

強い経済⇒長期間の高金利(higher for longer)⇒株下落

弱い経済と高金利、つまりスタグフレーションへの警戒が必要

がコンセンサスながら、3.はウォール街で最も力を持つ彼の指摘だ…

前提5/23にエヌビディアが「完璧な」決算を披露

エヌビディア株は9%超上げたが、他が冴えず

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【米国株】エヌビディア決算が示す明るい未来 - AI半導体株の投資機会を確認

【米国株】エヌビディア決算が示す明るい未来 - AI半導体株の投資機会を確認

エヌビディアが5月22日に発表した2025年度第1四半期(2024年2月~4月)の決算は、市場予想を大きく上回る内容でした。

エヌビディアの最新決算説明会では、データセンター向けGPUの需要が供給を大きく上回る状況が強調されました。ジェンセン・フアンCEOの発言から、この需給逼迫は当面続くと考えられます。

また、次世代製品であるBlackwellへの移行も順調で、粗利率も安定すると示されたため

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【米国株】天然ガスの投資機会:AI電力・大統領選・欧州輸出。どうプレイするか?

【米国株】天然ガスの投資機会:AI電力・大統領選・欧州輸出。どうプレイするか?

先週、コモディティ投資の専門家であるアダム・ローゼンシュワグ氏のインタビューを聞く機会がありました。非常に興味深い内容で、潜在的なアイディアとして持っていた、米国の天然ガスの投資機会について、喫緊の投資テーマとして改めて認識しました。これを皆さんと共有したいと思います。

ローゼンシュワグ氏は、足元の米天然ガス価格の低迷は一時的な現象に過ぎず、むしろ今は米国の天然ガス関連銘柄への投資チャンスだと指

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【米国株】分析のアプローチと手法を解説。DCF、PERなど

【米国株】分析のアプローチと手法を解説。DCF、PERなど

この記事では、我々の分析アプローチと手法についてご説明します。

各記事では、以下のようなアプローチで読者の皆様の投資判断に使える材料をご提供したいと考えています。

投資テーマの考察

有望な投資テーマについて考察を行います。

有望銘柄の抽出

選定した投資テーマに合致する有望な銘柄を抽出します。

個別銘柄の分析

抽出した銘柄について、ファンダメンタル分析とテクニカル分析を行います。

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【米国株】AI活用でプロに迫る。高品質・多面的な分析の提供を宣言します!

【米国株】AI活用でプロに迫る。高品質・多面的な分析の提供を宣言します!

日本の米国株投資家の皆様へ宣言します。

このnoteアカウントでは、以下の3点を柱として、質の高い投資情報を発信していきます。

タイムリーで全体像が掴みやすい投資テーマのまとめ

投資テーマに関連する有望企業の抽出

個別株に関する、他にはない多面的な投資判断材料の提供

そして、投資判断に「本当に使える情報」をお届けしたいと考えています。

なぜ今こんなことを言うのか。

それは、生成AIと

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【米国株】ついに来た!「ChatGPT-4o」の投資家にとっての意味を考える

【米国株】ついに来た!「ChatGPT-4o」の投資家にとっての意味を考える

昨日5月13日にOpenAIが発表したChatGPT-4oの登場は、AIの分野に大きな進歩をもたらし、メガテック企業の戦略や競争環境に大きな影響を与える可能性があります。

本記事では、ChatGPT-4oの主な機能と利用方法を整理した上で、アップル、マイクロソフト、エヌビディア、メタ(旧フェイスブック)といったメガテック企業への影響を投資家の視点から分析します。ChatGPT-4oがもたらす変化

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【米国株】決算を前に - エヌビディア投資において、景気動向は気にするべき?

【米国株】決算を前に - エヌビディア投資において、景気動向は気にするべき?

5月22日に予定されているエヌビディア(NVDA)の四半期決算が大きな注目を集めています。足元の米国経済に関しては、雇用や消費の弱さを示すデータが散見されます。このような環境下で、エヌビディア株式への投資判断において、景気動向はどのような意味を持つのでしょうか。この点について、考えを整理してみたいと思います。

結論から言えば、AI実需の拡大という大きなトレンドを考えれば、仮に景気後退が起きても、

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【米国株】次に生成AIの波に乗るのは?8つの中堅ソフトウェア企業を抽出、多角的に分析

【米国株】次に生成AIの波に乗るのは?8つの中堅ソフトウェア企業を抽出、多角的に分析

直近の決算発表を見ていると、生成AIに関して興味深い傾向が見られます。これまでは「生成AIを活用する」と言っておけば株式市場で好感されていましたが、今は違います。

生成AIによって実際に収益を上げているのか、あるいは実際に成長を加速させているのか、が具体的に見えなければ、株価上昇には繋がらなくなってきているのです。

逆に言えば、生成AIによる収益貢献や成長加速が明確に示されれば、株価上昇が期待

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【米国株】全体堅調な米国経済に微妙なひび割れ、低・中所得層のサービス需要に要注目

【米国株】全体堅調な米国経済に微妙なひび割れ、低・中所得層のサービス需要に要注目

米国経済は全体として底堅さを維持していますが、消費動向に変化の兆しが見え始めています。雇用統計やサービスPMIなどの最近のマクロ指標は弱さを示していますが、それだけで景気悪化を懸念すべきではありません。しかし、よく見ると低・中所得層のサービス需要に小さなひび割れが生じています。このひび割れが拡大しないか、注視が必要です。各社の決算発表からは、所得層による消費の二極化が鮮明になりつつあることがうかが

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【米国株】5/1 FOMCのポイントを議長発言とデータから考察

【米国株】5/1 FOMCのポイントを議長発言とデータから考察

5月1日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)からの示唆を、パウエルFRB議長発言とデータから考察します。

ポイントは下記と考えます。

FOMCのアクション検討フレームワークが整理して示された

現状認識①:今のFF金利は制限的、インフレは低下に向かう

現状認識➁:しかし、インフレ低下には予想より時間を要し、利下げは遠のいた

予想よりも大きいQT(バランスシート縮小)減速

「」内は

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【米国株】テスラの自動運転に関する進捗は何を意味するか?

【米国株】テスラの自動運転に関する進捗は何を意味するか?

ここ数日のテスラ(ティッカー:TSLA)に関するニュースは目を見張るものがあります。中国でのFSD(完全自動運転)承認、大規模なAI投資やロボタクシー計画などを矢継ぎ早に発表し、一時点では年初来40%下落と低迷していた株価は、ここ1週間で35%ほど上昇しました。

テスラの最近の動きは業界にとって何を意味するのか、特に自動運転にフォーカスして考察を行いました。見えてくるのは、自動運転技術の覇権を巡

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