たかやま

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最近の記事

人は他人を見下したいものだ

YouTubeを探せば、日本は優れていて、韓国や中国が失敗ばかりしているという動画がたくさん出てくる。逆に欧米人が日本に来て、英語で日本人を侮辱して日本人がニコニコしているのを蔑む動画もある。 日本人というだけで、或いは欧米人というだけで優越感に浸れるというある意味では素晴らしいフォーマットだ。当然、需要があるからこんな動画が溢れるわけだ。 人が他人より優位に立ちたい、という気持ちは、古今東西、老若男女変わらないものだと思う。アメリカを見てみると、人種差別にヒステリックな

    • 吾輩は苦手である

      入社したての人が「私は有休無いから休まれへん」みたいなことを言う奴がめちゃくちゃ苦手で。いや、体調悪いなら休んだらいいし、用事あるなら休んだらいい。給料1日分減ることがその人の人生に何がマイナスなのか。休めないことを有休がないからという理由にすることが、とにかくどうしようもなく合わない。 俺は、自分のことは自分で決めろよ、と強く思っている。決められない人もいると思うし、僕も決められないことはめちゃくちゃある。ただ、その場合は絶対に文句言うなよと思う。前に立ってる人の邪魔をす

      • 評価すること

        最近読んだ本で「人間は他人を評価する能力だけは何故かみんな持っている」という言葉を見て、すごく腹落ちしている。得手不得手があるのが当たり前だし、色々な個性や考え方があるのに、何故か全人類共通に強い能力を持つことが一つだけあって、それがクソアビリティの「他人を評価する」ということだなんて。 人間は自分と違う動きに腹が立ってしまうエゴな生き物だと思うけど、僕は他人の好みは絶対的なものとして捉えたい。他人が自分が嫌いな人のことを好きであろうが、それは勿論良いし、他人が自分のことを

        • プロレスとは何か

          最近宮迫さんやひろゆきの発言から、プロレスという言葉の使い方が話題になっている。二人ともプロレスを「Aさんが話題作りのために演技して、Bさんがそれに乗っかって(相手の意図を汲み取ったうえで)わざとケンカする」としている。 僕はそれが正しいと思う。ってか、僕もそういう風に使うことすらある。しかし、それに対してTAKAみちのくというプロレスラーが「俺達は一生懸命やってるんだから馬鹿にするな」という発言をして、それに対する賛否両論で盛り上がっているのだ。 結論、TAKAみちのく

        人は他人を見下したいものだ

          つまんない世の中

          今日はたかたかやまのネタあわせ。最近は台本をしっかり覚えて、1時間だけネタあわせするパターンが多い。しかも1時間のうちネタ合わせるのは3回くらい。あとは世間話と言うか、ほぼエピソードトークの練習みたいなことをやってる。 もう組んで1年以上だけど、非常にストレスなくやっている。向こうもそうだと思いたい。 最近は週間マガリというバーに週1くらいで行っている。日替わりマスターバーという変わった仕組みだけに、変わった人間が集まる。当然居心地が良い。好きな話をたくさんできるし、自分

          つまんない世の中

          忘れられない一言

          まあ、好きか嫌いか言われたら好きな方の職場の偉い人に言われた言葉で、忘れられない一言がある。 僕が「僕って変わった人間なんで」みたいなことを言ったら「自分で自分のことを変わった人間なんて言ったらアカン」って言われて。 価値観の違いってこのことやなあと思った。僕にとって変わった人間、って言葉に否定的なニュアンスなんか一個もない。人と違う考え方をすることなんて良いことはあっても悪いことなんてないし、人と同じ考え方をするなんて百害あって一利なしだ。いや、してしまうこともあるけど

          忘れられない一言

          天ぷら十年ナガサワを現す話

          難しい人間だとよく言われる。しかし、僕的には他の人に比べてはるかに、はるかに分かり易い人間だと思っている。ということで、僕の考え方を幾つか挙げていくので、これで理解して欲しい。 ■人に施されるのが嫌い 他人が僕のためを思って言ってくれたりしてくれたりしたことに、感謝したことが1%もない。他人は僕のことを考えてほしくない。僕は自分が欲しいものは、全部自分が用意しているので。だから、僕のために何かしてくれても僕は99%以上面倒くさいと思ってしまうので、本当に無駄。 ■意味のわ

          天ぷら十年ナガサワを現す話

          口火

          今日は天ぷらフライで口火に出て、昨日公共の利益でやったネタと同じネタをやったんですが、まずまずウケました。エビフライは平場もウケてました。共演者のモノマネやってたんですが、切り取る箇所すげえなと思う。ここ切り取るって決めてた瞬間一緒にいたけど、これで決めるんやって感じでした。 今日はあまりやる気がなくて、こんなん言うと楽屋Aの人に悪いんだろうけど、まあしかしこんなやる気ないのに出るのもなーという感じで迷ってたけど。結局出ることにして、また昨日とは違った客層でもそこそこいける

          公共の利益

          久しぶりに書きます。年明けてからとにかく調子が悪く、人前で舞台に立つような状態では無かったのですが、今日は50人ぐらいの(適当ですが)お客さんに見ていただいた中で、良いパフォーマンスが出来たので、楽しかった。 まず、にこごりという栗尾さん、マサカツオさんとのユニットでコントをしました。マサさん大ボケ、栗尾さん中ボケ、僕がツッコミという立ち位置だったと思うのですが、これがかなり新鮮で、舞台でやってわかったのはツッコミってすげえ大事だなあと。コントの台本は喜劇調のわかりやすいも

          公共の利益

          厄年がもうすぐ終わる

          あーしんどかった。とてもしんどかった。R-1落ちたのがどうこうというより、本当は10月終わりくらいからずっとしんどくて、この十年くらいで感じたことのない感情に振り回されてどうしようも無かったわ。やっと前を向き始めた。 しかし、オカルトや都市伝説、迷信の類が大嫌いなタカヤマながら、厄年システムの偉大さは認めざるを得ないよね、っていうくらいキレイに厄年がハマった。本厄はまじで未だにトラウマ級にキツイことがあったし、後厄もこんなことで俺が悩むことある?ってことがあって。でも、後厄

          厄年がもうすぐ終わる

          1月4日 R-1グランプリ2024 一回戦

          昨日R-1グランプリ一回戦があり、居酒屋コントをしましたが、敗退しました。非常に自信を持っていたネタで、思っていたとおりにやったので、大変しんどいですが、結果は結果。 R-1は自分がここまでお笑いに入り込むきっかけになった大会であり、2021年のR1ではお客さんの前で初めてネタをやってしかも一回戦通ったことがアイデンティティになっているので、二年連続の一回戦敗退は、まだ自分の中で消化しきれていません。 とにかく、決まってる舞台があるので、そこに向けて全力でやることしか、今

          1月4日 R-1グランプリ2024 一回戦

          12月23日 ミューネクスト

          年内最後のライブはおじさん体操をやりました。全然ウケなかった。失敗したのもあるけど、僕は舞台袖で一度もウケたことがない。舞台とかお客様との距離感で苦手なところってのがいくつかあって、舞台袖はその中の1つ。ネタの選び方とかもあるんだろうな。 ただ、平場ではしっかりできたから良かった。まあ、僕のこと誰も知らない中での自己紹介で何言ったらウケるかみたいなのは、さすがに慣れたというか、覚えたというか。

          12月23日 ミューネクスト

          1年の振り返り

          今年も残すところあと10日ほど。天ぷら十年ナガサワとタカヤマの振り返りをしておきたい。 タカヤマ的には会社で部署異動があるという大きな変化があった。ここ3年くらいの僕は全然駄目だったし(お笑い始めたのは関係ないと思うけど)どっちかいうと駄目な方の異動だったと思うけど、良い上司に巡り会えたおかげで、自分がまた動き出した感覚がある。 あと、ここ読んでる可能性がゼロではないので、具体的には書かないけど、秋くらいに凄く良い刺激を与えてくれた後輩がいたのも大きい。頑張って目標を叶え

          1年の振り返り

          12月17日 鰤・孤立人間

          R1にかける伝票泥棒をやりました。まあアクが強いネタではないし、インディーズ向きじゃないからウケなくてもいいや、と思ってやったのですが、それを更に下回るウケ方だったので、少し凹みました。 ただ、改良点はあるし、相変わらず良いネタだと思っているし、時間も収まったので、R1の一回戦にかけることは決めています。やはり2分にまとめることでボケの羅列みたいになってしまって、終演後に話したスライディングマダムのマサカツオさんからも同様の指摘があるも、やっぱり2分は難しいよなあ、となりま

          12月17日 鰤・孤立人間

          徒然

          プロレス芸、について。 元の話が未だによくわからないが、自民党の議員が何かの例えで「プロレス芸」という言葉を使ったことに対して、日本一大きなプロレス団体であるところの新日本プロレスの社長が「プロレスをバカにしている」とかでマジで抗議してたのを見て。 いや、見てられへん。 あのさ、プロレスはバカにされとるんよ。プロレスファン以外の人にプロレスのことホンマはどう思うかって聞いてみなよ。あんなの八百長でしょ、格闘技に比べて下だって思ってるさ。 その前提で、どうやったらプロレス

          11月26日 大阪お笑い寄席@十三シアターセブン(たかたかやま)

          準レギュラーであるところのカルチャースクール「大阪お笑い塾」が主催する大阪お笑い寄席の第20回記念大会が十三シアターセブンでありました。 同じ塾生の高橋さんとのユニット「たかたかやま」で女子高生の制服を買いに行くという漫才をやりました。何やねんその漫才。 キッカケが難しい漫才で、本番直前まで覚えられなかったですが、何とかなって、練習どおりにいけました。トップバッターでしたがウケもあり、作家さんの期待に応えられたと思います。 とりあえず今年はこれで漫才終わり。R1に向けて

          11月26日 大阪お笑い寄席@十三シアターセブン(たかたかやま)