プロレスとは何か

最近宮迫さんやひろゆきの発言から、プロレスという言葉の使い方が話題になっている。二人ともプロレスを「Aさんが話題作りのために演技して、Bさんがそれに乗っかって(相手の意図を汲み取ったうえで)わざとケンカする」としている。

僕はそれが正しいと思う。ってか、僕もそういう風に使うことすらある。しかし、それに対してTAKAみちのくというプロレスラーが「俺達は一生懸命やってるんだから馬鹿にするな」という発言をして、それに対する賛否両論で盛り上がっているのだ。

結論、TAKAみちのくの発言は支持できない。僕は、一生懸命頑張ってる、という言葉は使っちゃいけないと思っている。それは他人の評価であり、かつ多くの場合が相手をなだめる為の建前的な使い方でしか無い。

プロレスは表現であり、表現をどう受け取るかは見てくれる人に委ねなければならない。最悪な評価をされた時も、表現者はそれを受け止めないといけない。

僕がお笑いをやる中で、一番受けたのは2022年のブンブンチャンプ予選でやった「唐揚げ定食」というネタだった。あの時の感覚はハッキリ覚えていて、多分あれ以上の笑いの量を、僕はミルクボーイさんのM-1でしか知らない。そのくらい、受けたネタだった。

しかし、結果は45組中9位。実力からすると出来過ぎの結果ではあるが、これがつまらないと思う人がたくさんいた、というのが現実なのである。

僕はそんなの当たり前だと思っている。そもそもブンブンチャンプの予選は演者が客になっているから、演者目線でウケるネタがウケやすい。必ずしもそれが一般の舞台で通用するとも限らない。

そして、ただ大声を出すだけだし、パワハラとかで嫌な思いをするかもしれないし、センス系のお笑いが好きな人は怒りすら感じるかもしれない。僕は、その人たちも面白いと思えることをやらないといけない。

話をプロレスに戻す。TAKAみちのくは、プロレスを揶揄するような言い方をさせないことが出来るプロレスラーという職業についている。しかも業界最大手の新日本プロレスにも出ている。WWEという世界最高峰の舞台にいたこともあった。もし、今TAKAみちのくが言うようにプロレスが馬鹿にされてんだったら、それはTAKAみちのくもその責任の一端がある。大体お前女関係最悪じゃねえか。タイチとか柴田も含め、世間のイメージを無駄に悪くしてるうちの一人やぞ。めっちゃプロレスは上手いけど。

まあ大きな話になったけど、その前段階としては僕が好きなプロレス考察YouTuberの懐かしラボさんって人が話してくれてる。

https://youtu.be/OrEahhPn8xU?si=qeWseH2Q2JEcP3-0

プロレスってややこしいこと言うやつ居るなって思われたら損なんだよ。もっとおおらかに。アントニオ猪木が、自分のモノマネをして笑いのネタにされてるのをどう思うか聞かれて「そうやって自分のことを世間に広めてくれるから有り難い」と言っていた。そんなもんなんだと思う。

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