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レビューのレビューが好きです。興味のあることについて書いていけば、何に興味があるかわか…

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レビューのレビューが好きです。興味のあることについて書いていけば、何に興味があるかわかるかもしれない。

最近の記事

20231018マケラ/オスロフィル感想

2023年10月18日、クラウス・マケラ指揮、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団が演奏するシベリウスの交響曲第2番、第5番を聴きに行きました。アンコールでは、レンミンカイネンの帰郷が演奏されました。 以下、感想となります。 正直に言うと、前半のシベ2を聴いて帰ろうと思った。 現代のPOPsなどではよくある、メロディーの押し売りのような演奏で全体の構成力の弱さが目立った。 シベ2は、特に部分的に良いメロディーが多い。 弦楽器は8型で、まず冒頭の伴奏系が、大編成らしく茫洋とし

    • TBSK第12回定期演奏会の所感

      久しぶりの生音の演奏会。 批評精神が刺激されたという意味で興味深い演奏会でした。 前提としては、全体的に個々人の技量は高いものがあるように感じられました。ただし、曲が一本調子に感じやすい演奏だったかと思います。 ・プルチネルラ(ストラヴィンスキー) “方向性の不一致”が最大の問題でしょう。ストラヴィンスキーの楽曲を聴くとあるあるなのですが、みんな違う方向を見て演奏しているような印象でした。同じフレーズを演奏していても、一体感を感じられない。早いパッセージは演奏するので精一

      • 狙われた弁当

        夏頃の話である。 その頃、ちょうど職場が変わった。職業柄、数ヶ月から数年で、色々な場所で働く。 働く場所が変わるたびに、新しいランチ場所を探すのが楽しみである。 今までよりも、少し都心寄りなので、外食が高くつくことが多い。なので、少し安い弁当を注文し、外の公園で食べていた。 そこの公園では、屋根がついているテーブルスペースがある。最初の頃は空いていないかったのだが、少し涼しくなってくると、空いてきて、そこで食べることが多くなった。 最初のうちは、特に問題はなかったのだが

        • 神様になった日のセカイ系とボーイミーツガールからの考察

          2020年10月-12月クールのアニメ”神様になった日”の世間的な評判が悪く、さらに原作者さんも行方不明であるということを見てしまったので、個人的な考察を書かせていただきます。 私の場合はこの作品は、単体で見たというよりもセカイ系*ボーイミーツガールのコンテキストの一部として拝見しておりました。 強大な敵とそれに重要な影響を与える少女。その少女と男性が出会って展開されていく物語です。 代表例は調べればたくさん出てくると思いますが、 基本的には、 ・敵は強過ぎて、基本的

        20231018マケラ/オスロフィル感想

          オンライン v.s. オフライン

          双方の言い分はよくわかる。 オンラインは出かけなくて良い。臭い人に会う心配もないし、ヤンキーに絡まれることもない。引きこもりが正当化される。今まで散々、外に出て遊べ、勉強しろと耳にタコができるほど聞いてきて、ウンザリしていたが、今はそんなことはもう言われない。 仕事だって上手くいっている。最近のITのツールは素晴らしい。コミュニケーションツールを使いながら、時にはジャンクな言葉を使いながら、気心の知れた仲間と仕事ができる。直接会わなくたって、進捗説明はできるし、みんなの進

          オンライン v.s. オフライン

          洗濯機が入らない

          先日、洗濯機を買い換えた。 ドラム式洗濯機を新たに導入するために、防水パネルを入れ替えたり、蛇口の位置を上にずらしたり、床の工事などをした。標準のもので、これならどんな洗濯機も入ると、施工工事の担当者、水道の担当者、家電量販店の担当者も、言っていた。もちろん、自分でもサイズを確認していて入るはずだった。 ところが、洗濯機が入らないと言われた。防水パネルの内寸がギリギリで微妙、蛇口もギリギリ。 施工したのは、身内だったので、連絡。洗濯機を入れる業者と話し合い、とりあえず入

          洗濯機が入らない

          夢の記録(2020/07/05)

          朝起きると、夢の内容はほとんど忘れていることが多いが、たまに鮮明に覚えているものがある。今日は鮮明に覚えているので、書き残しておこう。 前半はちょっと不気味ですけど、ホラーな展開にはなりませんでした。 ———— 百貨店の精肉店に僕はいた。珍しく、羊肉が入荷したそうだ。覗いてみると、血だらけで真っ赤な生肉らしきものが大きなビニール袋に入っている。その見た目が不気味だったので、買わずに家に帰った。 その後、母が家に帰ってきた。僕が行っていた百貨店と同じ百貨店に行っていたそうだ

          夢の記録(2020/07/05)

          レジリエンス的な速度感の違い

          レジリエンスという言葉を耳にする機会が多くなってきたように感じます。もともとは、物理学的な用語で、反発性や弾力性を示しているようですが、転じて、心理学では、人間関係や人間関係などのストレスを受けて、また元の自分の姿に戻れる力をさしたり、災害時に、今まで通りの生活を送ることができる力のことを言います。例えば、ある地域では電気の復旧に5日かかったが、ある地域では1日で復帰した場合、後者の方がレジリエンスが高いというふうな使い方をします。 生活をしていく中で、ストレスを受けるのは

          レジリエンス的な速度感の違い

          「感染症」と「天気の子」と「イリヤ」と「鬼滅」

          感染症が広まり数ヶ月前には想像もできなかったような世界が広がっている。 このような状況を「セカイ系」と呼ばれる物語の視点から少し考えてみたい。 今回、題材にするのは、「天気の子」(以下「てんき」)と「イリヤの空、UFOの夏」 (以下、「イリヤ」)。 以前、FBの方で実際には論じているが、もう一度説明していこうと思う。 どうしようもなく強大な敵(以下、「セカイ」)、それを変化させられるかもしれないが何かしらの葛藤を抱えている女性(以下「ヒロイン」)、その葛藤の原因(もしく

          「感染症」と「天気の子」と「イリヤ」と「鬼滅」

          ブラウンのシェーバークリーナーの使用回数

          ブラウンのシェーバークリーナーはどれくらいもつのか、についてです。 まず、中身は、アルコールと油です。アルコールで洗浄して、最後に油を吹きかけている模様。実際にどのように洗浄しているのか見えないので推測です。 そのアルコールが徐々に使用しなくても蒸発してしまいます。 そして、一定量なくなると自動的に洗浄機が使えなくなる仕組みです。 説明書によると、開封後何もしないでそのまま放置すると約2ヶ月で使用できなくなるとありました。 最初は3日に一回で使ってみたら、2ヶ月弱で

          ブラウンのシェーバークリーナーの使用回数

          四つん這いの効果

          肩や腰の痛みというのは悩みを抱えている人が多いと思う。 私もその1人で、大学生くらいまではバイオリンを弾いていて肩がいたくなるなんてことがなかったのだが、最近はそういうことも増えている。いろいろな解消方法をみな模索していると思うが、今回はひとつご紹介。 四つん這いになって家の中を歩き回るというものだ。 テレビで「多裂筋」という筋肉を特集していた。背骨に小さな筋肉がたくさんついていて、それをまとめて「多裂筋」と呼ぶとのこと。腰痛の原因の8割はこれらの筋肉とのこと。動かさないと

          四つん這いの効果

          発想の衝撃

          世の中はまだまだ想像する余地がたくさんあるとはよく聞くし、その余地の部分をいろいろ工夫をして研究したり、起業したり、作り出したりするのでしょうが、なかなか思いつかないのが実際のところである。ただ、毎日何か面白いことはないかなと考えてはいるつもりではある。そうか、その手があったな、とかそれなら、今の自分の思考の範疇でも考えられたな、実行するかは別にしても、なんて経験をすると、これは非常に衝撃的で、それを形にした方々に敬意を評しつつも自分の硬直した思考に愕然と一瞬するのである。

          発想の衝撃

          バイオリンの駒作り体験

          とあるネットのサービスで見つけた「バイオリンの駒作り」の体験をしました。 バイオリンの駒ってどこの部位かみなさん、わかりますか。 バイオリンには、「f字孔」という穴が左右対称(厳密には手書きなので対称ではない)に空いていて、fの文字の横棒の部分に小さな切れ込みが入っています。よく見てみると。左右のf字のその切れ込みをつないで、ちょうど弦の乗るあたり「駒」があります。 駒を正面からみると、こんな感じ。最初見たときから、「ブタの顔」のように思いました。左上にアクセサリー用の

          バイオリンの駒作り体験

          高校の部活の思い出(3)

          高校2年生での印象的な出来事は3つである。 時系列的に書く。 一つ目は、合宿である。 前回の記事で、忙しかったことだけは伝わったと思うが、最初に大変だったのは、初心者の指導である。 白状しよう。いろいろ考えて、なんとかがんばって、教えていたかもしれないが、全く記憶がない。 うまくできていなかったという抽象的な感情は残っている。 転機は合宿の後半である。 たしか、5つくらい年上のコンサートミストレス経験者のOGさんが、パート練習を見せてくれた。 こういう風にやってみてもい

          高校の部活の思い出(3)

          高校の部活の思い出(2)

          さて、後編。2年生編。 概念の獲得とか、いろいろ言ってきたが、そういう次元ではなかった。 今残っている記憶は「忙しい」の一言しかない。 これは、確信していうが、この時よりも「忙しい」ことは今後訪れないと断言しよう。 理由は順を追って説明する。 高校2年生では、「コンサートマスター」という役職であった。 今までのように個人練習に加えて、パート練習の指導、合奏でも先導するような立場、運営の立場として、全体の運営に関わる会議への出席、パート内への連絡などなど。 様々な仕事が一気

          高校の部活の思い出(2)

          高校の部活の思い出(1)

          高校ではオーケストラ部に所属した。 言い訳的な理由をまず書く。 ・中学2、3年の帰宅部はつまらなかった。 ・勉強だけしていても楽しくない ・SOS団的なものへの憧れっていうか(年代がバレる笑) 要するに、退屈だったから、なんとかして宇宙人や異世界人や未来人とコンタクをとって何かやりたかったのですね(何か違う)。 積極的な理由も書く。 ・直感的にやってみたいと思った。 こちらは、いろいろ書く必要もないと思う。 バイオリンを習い続けていることは遠因ではあるが主因ではない。 バ

          高校の部活の思い出(1)