発想の衝撃

世の中はまだまだ想像する余地がたくさんあるとはよく聞くし、その余地の部分をいろいろ工夫をして研究したり、起業したり、作り出したりするのでしょうが、なかなか思いつかないのが実際のところである。ただ、毎日何か面白いことはないかなと考えてはいるつもりではある。そうか、その手があったな、とかそれなら、今の自分の思考の範疇でも考えられたな、実行するかは別にしても、なんて経験をすると、これは非常に衝撃的で、それを形にした方々に敬意を評しつつも自分の硬直した思考に愕然と一瞬するのである。

一瞬で止めるのは少し肝心で、そんなに自分を貶める必要はない。このご時世だからではないが、前向きに考える方がはるかに良いのである。

そんな事例を2つ。

1つは口元が見える透明なマスク。すでにそんなのはあったとの声も上がってはいるが、説明を読んでも納得するし、そういう簡単な発想は今の生活を考えるとあり得る発想だなと感心した。聴覚障害者が読唇のために使うことを想定しているようだが、口が見えるか見えないかで、かなり話しやすさは違う。対面では目と口が最も動くので、その両方の動きを察しながら会話するのが齟齬が生まれにくいと感じている。それを隠すためにマスクをつけるような雰囲気の方々もいらっしゃったので、逆転の発想をすればよかったのだが、否定は大切である。

2つめは、とあるラノベ作品。賞をとった作品なのだが、題材が声優ラジオである。私もしょっちゅう声優ラジオを聞いているし、小説の題材を考えることもあるのだが、この発想をしたことがなかった。この作者もよくラジオを聴いているとあとがきにあり、自分の好きな領域で戦うのが、やっぱり初めて何かをするのであれば、強いよなと思い直したのである。入手したので、これからじっくりと読み進める。


P.S.

もし外出する機会(例えば軽い散歩などで、三密を意図しないもの)があれば、近所の飲食店を巡ってみると面白いかもしれません。営業していないお店もたくさんありますが、今までなかったテイクアウトやランチを始めているお店もありますね。夜に行くには敷居が高すぎるお店も、手軽に試してみることができるようになっているなんてことも。生活に彩りを。発見があるかもしれません。

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