バイオリンの駒作り体験

とあるネットのサービスで見つけた「バイオリンの駒作り」の体験をしました。

バイオリンの駒ってどこの部位かみなさん、わかりますか。

バイオリンには、「f字孔」という穴が左右対称(厳密には手書きなので対称ではない)に空いていて、fの文字の横棒の部分に小さな切れ込みが入っています。よく見てみると。左右のf字のその切れ込みをつないで、ちょうど弦の乗るあたり「駒」があります。

駒を正面からみると、こんな感じ。最初見たときから、「ブタの顔」のように思いました。左上にアクセサリー用の穴とリングを通してもらいました。

画像1

実際はある程度のこの形状で売られていて、さらに穴を広げたり、オシャレに切れ込みを入れるとのことです。

丸く彫られている部分(豚の目)が少し歪な丸になっているのは自分でさらに穴を広げて彫ったためです。

写真からはほとんどわからないと思いますが、丸く彫られている部分(豚の目)の先端は、尖るように小さなナイフで削りました。同様に丸く彫られている部分(豚の鼻)も尖るように削られています。

あとは、楽器との設置面になる部分(豚の耳)が左右で厚みが違うのは、楽器に合わせて彫ったためです。これを合わせるのは初心者にはかなり難しく、実際は合わせられませんでした。

そのほか輪郭も全体的に彫っています。

何度もヤスリがけをして、最後にクルミの油(生のクルミを駒に押し付けて油を出す)を全面に塗って、お店の焼印を押して完成しました。

今回は説明を受けながら、数時間かけて作りました。そのお店の職人さんは90分ほどで仕上げるようです。

楽器の材料や作り方の話など非常に興味深い話が多くあっという間の5時間でした。

やはり、細部に命が宿るんだということを改めて実感しました。

おわり


いいなと思ったら応援しよう!