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『SING/シング: ネクストステージ』見た直後の雑記

新宿バルト9で『SING/シング: ネクストステージ』を見てきました。



今回は前作より大きなステージ、メディア界の大物の元で壮大なSFミュージカルを作り上げる話で、ショウビズの世界というか舞台裏を見せつつ、より一歩先のそれぞれの世界を作り上げる、というもの。


ストーリーはバスターの口からでまかせとメディア界の大物ジミー・クリスタルなバスターらにかける圧でドタバタと繰り広げる。


まあ、今回はズバリね伝説のロック歌手クレイ・キャロウェイ=ボノに尽きる。

あのクライマックスは選曲、キャスティングまでバッチリ。まさにこのためにある映画といっても過言ではない。

実際のU2はブランクとかはないけど、めちゃくちゃ売れてたのは80年代、90年代だし、人気は地球規模だから、U2のボノがミュージカルに出ます、とか言ったらこんな感じだよね。


それと同じぐらい凄いのが、クレイと一緒に歌うアッシュ役のスカーレット・ヨハンソン。前作でも上手いとは思ったが、ボノと一緒に歌ってもそれにあってるから凄い。

意外性があったのが、メディアの大物ジミー・クリスタルの娘ポーシャ役のホールジー。これがとんでもなく歌が上手いかと思ったら、歌手だった。しかも、歌ってる曲がザ・ストラッツの曲というのも面白い。


他にも冒頭のプリンスやエルトン・ジョン、エアロスミス、コールドプレイ、テイラー・スウィフト、BTS、さらに細かい所ではジャスティン・ビーバーやシステム・オブ・ア・ダウン、あとアッシュの登場シーンで、ヤー・ヤー・ヤーズの「Heads will roll」を取り上げたり、前作以上に洋楽に深く切り込んでいる。

実は前作ちょっと気になったのがフランク・シナトラやゾンビーズなど取り上げてた洋楽が古いのが目立ったというのもあったが、今回は70年代から2010年代までフォローしながら比較的新し目の音楽を前面に押し出している。



前作は全体的なつくりが気に入らなかったが、

今回はボノと多くの洋楽のおかげでかなり楽しめたかな。


余談ながら、

「これ、吹き替えならクレイ役はB'zの稲葉以外あり得ないだろ」って思ったら、本当に稲葉だったので笑った。

それでも、字幕版での鑑賞を激しく推奨します。

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