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サステナブルな社会に向けた子どもの主体的な学び
Laila Gustavsson(ライラ・グスタブソン)さん(クリスチャンスタッド大学講師)
今日は皆さんにお会いできて嬉しく思います。
私はライラ・グスタフソンと申します。2003年からクリスチャンスタット大学の幼児教育課程の助教授として勤務しています。1989年に野外での活動を主とした就学前学校と野外小学校を立ち上げ、15年間にわたって校長を務めました。つまり、今日のテーマである野外教育
スウェーデンの森で子どもたちは何を学んでいるのだろうか? vol,2 (スウェーデンの野外就学前学校での学びや子育て)
巽朝菜さん(スウェーデンの保育士・環境教育実践家)
(vol,2・・スウェーデン交流センターにて)
1)自然はみんなのもの 先ほどの枝を拾っていただきましたが、子どもたちに枝や自然物を集める活動をやってもらうと、すごく愛着を持ってね、枝を持って帰りたくなります。森に置いていってねって言っているんですが、子どもたちはポケットの中に隠してお家に持って帰る。毎回子どもたちが森から枝を拾ってくるので、
スウェーデンの森で子どもたちは何を学んでいるのだろうか? vol,1 (スウェーデンの野外就学前学校での学びや子育て)
巽朝菜さん(スウェーデンの保育士・環境教育実践家)
(vol,1・・スウェーデン公園にて)
こんにちは。子どもたちは皆、私のことを「朝菜」と呼びます。スウェーデンでは私の名前に先生はつきません。私たちは人として同じ価値があるっていうことを、名前でも敬称抜きで示しています。
ストックホルムは首都ではあるんですけれども、北欧の中でも最大の都市なんですね。そのストックホルムの人口が100万人。
『てくてく通信』181号(2024.1.14)
新しい年のはじめに
昨年は8月に『インタープリターズ ガイドブック』を息子と一緒に翻訳出版することができました。そして、2018年に出版した『遊びながら野外で学ぼう 野外で算数』と共通しているのは「学び」です。インタープリテーションでは通訳という伝え方が、野外で算数は遊びがキーワードですが、共通しているのは自分にとっての学びであり、一方的に決まった事を学ばされるのではない、自分の楽しみから始
ストックホルム+50を前に、スウェーデンの取り組みから考える持続可能な社会
Lena Lindahl(レーナ・リンダル)さん(スウェーデン、ウプサラ市在住、環境案内人)
今から50年前の1972年、ストックホルムで「国連人間環境会議」が開催されました。その後、1992年にリオ・デ・ジャネイロで「地球サミット」が開かれ、行動計画として「アジェンダ21」が作られました。続く2002年にヨハネスブルグで行われた「地球サミット」では、「持続可能性」がテーマとなりました。そして
「野外で授業」実践事例報告会 ③愛知県守山幼稚園
はじめに 2018年にスウェーデンの野外教育教材「野外で算数」を翻訳・出版して以来、子どもたちの学びを野外のフィールドで育んでいく取り組みが、少しずつ日本各地で広まってきました。各地でのワークショップやオンラインセミナーを実施する中で、現地の先生や指導者の方々がアクティビティやその考え方を学び、実際の現場で子どもたちを相手に実践されています。
今回は、オンラインでの報告会として、「野外で授業
「野外で授業」実践事例報告会 ② 大日向小学校
はじめに 2018年にスウェーデンの野外教育教材「野外で算数」を翻訳・出版して以来、子どもたちの学びを野外のフィールドで育んでいく取り組みが、少しずつ日本各地で広まってきました。各地でのワークショップやオンラインセミナーを実施する中で、現地の先生や指導者の方々がアクティビティやその考え方を学び、実際の現場で子どもたちを相手に実践されています。
今回は、オンラインでの報告会として、「野外で授業
『てくてく通信』 180号(2023.9.7)
5年ぶりに本を出版しました。
『インタープリターズ ガイドブックー意味の探究を促すガイドの技術ー』
1994年に出版された『インタープリテーション入門──自然解説技術ハンドブック』(日本環境教育フォーラム監訳、小学館)の改訂版です。
インタープリテーションは今や自然解説だけではなく、タイトルを原題のままにとしました。時代が変わりました。そう、インタープリターとはインタープリテーション
Play and Learn Outdoor Classroom : 教室を飛び出して野外で学ぼう スウェーデンの自然学校から学ぶ「野外で授業」ワークショップ」
マッツ・ウェイドマルク さん (ニュネスハムン自然学校代表)
ロバート・レットマン=マッシュ さん (ニュネスハムン自然学校)
*2017年当時
スウェーデン・ニュネスハムン自然学校よりゲストを招き、学校の授業を野外のフィールドで実践する「野外教科学習」の取り組みを紹介しました。野外に出て、身体を動かし、楽しみながら「遊ぶ」ことが、子どもたちの自発的で継続的な学びにとって欠かせません。教
コミュニティーと環境教育 : 役を割ることで「わかる」と「かわる」
ゲスト:山口 洋典さん
(立命館大学共通教育推進機構准教授・浄土宗應典院主幹 ※2013年当時)
「コミュニティデザイン」という分野が注目を集めています。まちづくりや地域活性化の取り組みの中でも、地域のコミュニティが活き活きと、そこに暮らす住民が愛着と誇りを持ちながら、その場所で暮らしていくにはどうしたらいいのだろうか。そのための、つながりや関係性をデザインしていく取り組みです。もしくは、より
アイヌの自然観 あるいは、世界観
ゲスト:計良光範 さん(ヤイユーカラの森代表*2012年当時)
はじめに こんばんは。ヤイユーカラの森という団体を作って21年になります。キャンプを年に3回ないし、4回。春は日高とかサロベツの方で山菜を採って食べるんですよ。夏はなにもない川で3日間子どもと遊ぼうと。秋はキノコですね。冬はシカを狩ります。キャンプ以外では、アイヌ刺繍の講習会とか花ござ、チタラペを作るという技術の講習会をやったり、そ
ヒグマと北海道の環境
ゲスト:早稲田宏一さん(NPO法人EnVision環境保全事務所*2012年当時)
こんばんは。 今紹介して頂きました早稲田といいます。野生動物の調査のお仕事、行政から委託を受けた調査の仕事、あるいは、最近はヒグマ対策というような、ヒグマだけではなくエゾシカなど動物のいろいろと抱えている問題に対してコンサルタントするようなお仕事をしています。今日は私がいろいろと見てきた経験の中から、私なりにヒ