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【優先席🤕】なくなれ!異常であれ!

電車に乗ると流れる車内アナウンス…

「この電車には、優先席があります。
 お年寄りや、からだの不自由なお客様、
 妊娠中や、乳幼児をお連れのお客様が
 いらっしゃいましたら、席をお譲りください。
 お客様のご協力をお願いします。」

こんな感じの👆
聞いたことあるでしょうか


昔から自分は
「優先席」はなくなればいいのにと
勝手ながら思っていたタイプです

「優先席」であろうがなかろうが
まわりを見て辛そうな人がいたら声をかける

それは人間が成長するにあたって
当たり前の行為になると
信じて疑わなかったからです

けれど 実際は違います

「人のことより自分のこと…」
そう思えるような現実があります


先日
ボランティア活動にて
障がい者と共に
電車に乗る機会がありました

その方は白い杖をつき
ゆっくりめの歩行です

そのため
通勤ラッシュは避け
比較的に乗客が落ち着いた時間帯を狙い
電車に乗りました

「よいしょ」

電車とホームの間に落ちないように
また段差などに足を引っかけないように
慎重に電車に乗り込みます


そして 乗った瞬間…


あ…時代は変わったんだ…

そう思いました


障がい者が乗ってきたことは
あきらかに分かります

こういう状況の時 少し前までは

席を譲ろうとしたり
どうしようか迷ったり
声をかけていいのか様子を見たり
頑張って気づいていないふりをしたり

電車の中にいる人達は
様々な姿を見せてくれていました


人それぞれ事情があるので
「みんな譲れよ!当たり前だろう!」
とは思いません(笑)

ものすごく疲れていたり
見た目では分からない体調不良や
妊娠初期の方、ケガや障がいなど
いろいろあります


けれど今回 電車に乗った瞬間…


その様々な姿を見ることが
出来なかったのです!

誰も自分たちのことを見ていない

そのことに時代の流れを感じたのです

電車に乗っている方々は
みんな一生懸命に下を見ています
耳には何かを入れて外からの音をふさぎ
目には情報ばかりを入れまくり脳を動かし
身体全体がかたまっていたのです

もちろんこの状況は
今に始まったことではありません
けれど
耳や目が他を向き
身体がかたくなっていたとしても

今までは
もう少し外の世界に反応する人達が
いたような気がします

多くの方々が何の反応も示さず
本当にどっぷりと
自分の世界だけにいる姿…

身体はココにあるのに
脳が?意識が?
全然別のところにある状況を
目の当たりにしました


とは言え… 自分も反省です
世間を批判したところで何も始まりません
こういう世間ならば
自分ができることをするまでです


次に電車に乗る時は
「優先席」があるドアから乗り込みました


すると…


座ろうとしていたひとりの学生が
少し照れ臭そうに
道を開けて「どうぞ」のしぐさを
見せてくれたのです

そしてその後

別の車両へと歩いていきました


もしかするとこの行為は
喜ぶべき行為だったのかもしれません

けれど自分は
しっくりいきませんでした

「優先席だから仕方ない…譲るしかない…」
「堂々と座っても大丈夫な
 優先席ではないところへ行こう」
👆
こういう仕草が
  その学生からは見て取れたのです


もしココが優先席ではなかったら…
この学生は譲らなかったのだろうか…


自分はこの世界から
「優先席」というものがなくなった姿を
ものすごく見たくなりました


「この電車には、優先席はございません。
 お年寄りや、からだの不自由なお客様、
 妊娠中や、乳幼児をお連れのお客様が
 いらっしゃいましたら、
 状況に合わせた対応をお願い致します」

👆こんなことは言わないでしょうが(笑)


皆さまはこのような状況の変化など
何か感じられているでしょうか

これが通常にならず
これは異常だと言いたい自分がいますが…

もう 通常なのでしょうか❓



最後までお読みいただき
ありがとうございます

知り合いだけが人間関係じゃない
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