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頭に体が追いつかないweek
本棚募集の企画を思いついたときから、思考の方向が一気に定まって、今までことあるごとに迷走していたのが集中して考えられるようになった。
前のnoteにも書いたけれど、きっかけは坂口恭平さんの『お金の学校』を読んだことだ。生活、仕事、人生を繋げて楽しく生きる考え方や動き方がとても自然でわかりやすくて、それに倣っていくと自分の何かが動き出した気がした。その「動き出した何か」にしたがってみると必ずいいア
五感の解像度を上げる
気づいたらここ2年ほど、プライベートが大体
・美味しいご飯を食べに行く
・展覧会やギャラリーを巡る
になっていて、それをよくインスタグラムに投稿するようになった。「フォトジェニック」というワードがかなり定着してきた2010年代も終盤、この2つの活動はまさに「映え」である。
ただ、自分にとってこの行動はにおしゃれアピールをしたいとか、シェアしたいとか、そういう欲求ではないことに気づいた。どうや
食べる理由、食べる場所
食べ物にかけるお金をできるだけケチらないようにしている。しかも、必ず気に入った店で外食する。
というのも、食事には、お腹を満たしたり栄養を補給したりする以外にとても意味を感じていて(求めていて)、それがうまく言葉にならなかったのだけど、ようやく答えが見えてきたので走り書きしておく。その前に
気に入った店とはなんぞや。個人的に気に入っているのは「カルチャーを持っている」、「ご飯が美味しい」店な傾
自分が一緒にいたいと思う人
2年ほど、ずっと一人で過ごしていた時期があった。外出も、外食もずっと一人。誰かに関わることで自信を喪失する感覚に襲われることがよくあった。死にたいとかではないんだけど、誰かとは生きていけないとずっと思っていた。今振り返ると相当疲れていたんだろうと思う。と、正月早々ネガティヴな話をしたいわけではなく。
2017年の秋から冬にかけて、そんな感覚を忘れてしまうほど意識が覆る出来事が2つあった。
まず
オットー・ネーベル展
今日はBunkamura ザ・ミュージアムで開催している「オットー・ネーベル展」へ行った(その前に新国立美術館の「安藤忠雄展 挑戦」にも行ったんだけど、混雑で集中して観られなかった。余裕をもってスケジュールを組めなかったことを反省)。
オットー・ネーベルについては今回の展覧会で初めて知った。スイスを拠点にしつつも、ドイツ出身で、バウハウスの面々と交流があった芸術家。カンディンスキーやクレーの作品
「ブログを書く」から「日記をつける」へ
毎日毎日、思うこと、気付くことがたくさんある。だからブログを書きたい。でも、なかなかうまくまとめられなくて、下書きばかりが溜まっていく。
一方で、ブログや記事は結構読む。そのなかで、毎回欠かさずに読んでいるのが松倉さんのブログだ。
日記なのに妙に情景描写が入っていて、しかも上手い。彼がそのときに見た景色が、くっきりと頭の中に浮かぶ。言葉がイメージから私に染み込んでくる。話題も仕事と暮らしがひと
ものを買いたくなるタイミング、その理由
店をやっている以上、やっぱり商品を買ってもらいたいので、こんなことを考えている。
まず、もの(特に有形物)を買う状況は大別して次の3パターンになりそうだと思った。
1.今すぐに必要で、欲しいものは決まっている!
2.今すぐに必要だが、欲しいものは絞れていない。
3.必要には迫られていないけど、何かあれば欲しい。
それぞれどういう流れでコンバージョンに至るのか、店側はどうしなければいけないか
第一線で活躍するための体力と守備範囲
今日は嬉しいことがあった。
音小屋時代に大変お世話になった恩師・鹿野(淳)さんがnostos booksにたまたま寄ってくれて、偶然再会することができたんです。
しばらく鹿野さんが手がけるフェス「VIVA LA ROCK」や音小屋の集まりにも行けてなかったけれど、覚えてくれていて嬉しかった。今や音小屋は、記憶にある範囲だと卒業生が200人以上いて、この2017年8月にも新たに開講しているらしい
自分のリズムを編集する:1日2食生活
何か区切りをつけるとき、人は食事をする。仕事や行動の前に朝ごはん、休憩に昼ごはん。寝支度の前に晩ごはん。そうやって生活のリズムを作っている。
……はずだったんだけど、自分の場合、3食しっかり食べても体調が全然整わない。食べると疲れてしまうし、寝ても全然疲れが取れないし、目覚めが悪くていつも胃が重い若しくは痛い。何が原因かを辿ってみた。
眠りの質が悪いのは、寝る前の準備ができてないからだ。疲れて
ディレクターは理系脳、ライターは文系脳
今日、先輩とお話ししたときのこと。
「ディレクター(編集者)とライターの違いって何?」という話になった。バッツリと線引きはできないかもしれないが(文章を綴ることだって編集の一環だから)、骨組みをつくる人と、それを肉付けする人というイメージだと話した。監督する人、実際に動く人ってことで間違っていないはず(アートディレクターとデザイナーの違いもそんな感じですよね?)。
そこから話を深掘りしていくと