1000回の投稿で得たもの
column vol.1000
ついに記念すべき1000回目の投稿となりました。
2020年7月20日に初投稿してから3年弱。
今日という日を迎えることができ、非常に嬉しく思っています😂
記事を書こうとしたきっかけは、コロナの一回目の緊急事態宣言が明けても収束が見えない状況だった頃、混乱する小売業に少しでもヒントをお届けしたいと思ったからでした。
そんな一回目の投稿がこちらです。
…何やら決意表明みたいなものが書かれていますが…、ヘッダーの写真もなく、気持ちを殴り書きしたような荒々しさを感じます…(恥)
それもそのはず…、夜の晩酌の後、酒の勢いで10分くらいで書いたからです。
まずはアクションすることが大事と考え、とりあえず自分に言い聞かせるような書いたことを覚えています。
そして、最初の頃は当分フォローしていただくことなんてないだろうと思っていたので、とにかく小売業の方々が何かを調べようとしたその先に私の記事があれば良いと考えていました。
そんな私がなぜ1000回の投稿を目指すようになったのか?
そして1000回の投稿を積み重ねてきて、どんな財を手にすることができたのか?
今日はそんな振り返りをさせていただきたいと思います。
素晴らしきnoterとの出会いが一番の宝
「続けた理由」、そして「得た宝」1位は
です。
一方、実はnote執筆を最初躊躇したのも、素晴らしきnoterさんたちの存在でした。
私がnoteを始めたきっかけはイノベーションコンサルタントの柴田昌治さんから誘われたことでした。
さらに、当社の若手スタッフが記事を書いていると聞いたので、アカウントだけはすぐに作成しました。
…ところが…!
いざ、書こうとさまざまなnoterさんの記事をリサーチすると
恥ずかしながら畏れ慄き、初投稿までに3ヵ月ぐらいかかったと思います。
そうは思っていたものの、時は小売業の大混乱期。
少しでも業界の力になりたいという思いが勝り、酒の勢いを借りて記事を書いたという話につながるのです(笑)
しかし、嬉しい誤算だったのが、最初の投稿ですら数人の方から「スキ」をいただけたこと。
その驚きと、勢いで書いた記事の恥ずかしさに、その夜飲んだ以上の汗をかいたことを覚えています…
おかげさまで、その日から素晴らしきnoterさんとの出会いの連続。
それは自信と落胆の連続でもありました。
確かに、素晴らしきnoterさんが読んでくださっていることは自信につながってはいます。
一方…
というある種の絶望も感じました…
さすがに40代なので自分のことは分かっていたつもりでしたが、それでも微かに希望を持っていた「特別な自分への成長」に対する期待を粉々に打ち砕かれるほどのインパクトでした…(汗)
…それは過去の話ではなく、現在進行形で続いています…
自分の中で膨らむ多様性
最初の目標はこんな感じでした。
しかし、これは初期の段階で崩しました。
まず目的を崩した理由ですが、noteでの活動はnoterさんとの触れ合いを楽しむものということが第一義にあることを知ったからです。
実際、小売業オンリーからビジネス全般に話を広げたところ、お付き合いがグッと増えました。
一方、今でもなるべく小売業界の方に見ていただきたいという気持ちは変わりませんので、ハッシュタグは小売業に関係するものを多く付けています。
そして目標だった365日連続投稿ですが、当社の先代社長から「人は何でも1000回連続で行うと何か見えてくるものがある」と聞かされたことがあり、その何かが見たくて1000回の投稿を目指すことにしました。
とはいえ、note界は強者が多いだけに、恐々とした気持ちで記事を書いていますが…、少なくとも考える材料(きっかけ)としての「考具」ではありたいとは思っています。
そしてそんな努力とnoterさんからの刺激をもとに自分が精進できれば良い。
それが今の自分の現在地となっています。
成長とは向上だけではない
実際、さまざまなnoterさんのさまざまな視点で書かれた記事を見て学ぶことで、視座が高まり、視野が広がっているという実感があります。
そして、ほぼ毎日記事を書いていると、それだけ多方面からインプットをするようになるので、自然とそれまでの凝り固まった考えが崩れ、同じ事象に対してもさまざまな見方ができるようになりました。
上に昇っていくという成長もありますが、実は同じ高さでも前から見るだけではなく、右から見たり、左から見たり、時には裏から見ることで「自分を広げる」という成長もあるわけです。
少なくとも多面的に物事を見られる人は、さまざまな人に寄り添うことができるので、多くの人を味方につけることができます。
単に知識や執筆能力を高めるだけではなく、人間としての幅を広げることができるのも毎日の執筆で得られることなのではないかと感じています。
これからもnoteで「人間力」を磨く
実際、1000回の投稿といっても期間からすると3年弱なわけで、そんなに提言や執筆のレベルが上がるわけではありません。
しかし、多様な考えに触れ、さまざまな視点に寄り添い、肯定することで自分の中で多様性が広がっていき、人間としての奥行きは生まれてきていると感じます。
自分にとっては、そこが一番の成長のポイントなのかもしれません。
結局、仕事での成功も、豊かな人生も、能力の高さを追求する以上に、どれだけさまざまな人に寄り添い合えるかが重要な気がしています。
仮にまだ未完の提言であっても、それを考具にして、みんなと語り合えるような人間であり、noterである方が良い。
それが自分の理想なのです。
ですから次の1000回に向かっては、凄い自分よりも「可愛げのある自分」を高められたらと考えています。
ちなみに、これまでの投稿で一番「スキ」が多かったのは【魅力的な “書き手” であるために】という記事だったのですが
最近、人を惹きつける記事とは、人を惹きつける書き手の人格が何よりも大切であると感じています。
自分よりも能力の高い人はゴロゴロいますし、これからAIがどんどん発達していくのであれば、可愛げ(人間力)を磨く方が必要とされるような気がしています。
私の記事を通して「池というヤツを気に入った」「池のアカウントに遊びに行ってやるか」と思っていただけたら嬉しい。
そのための「有益な情報の提供」と「読んでくださる方が前向きになるような文章」をいつも心がけたいと考えています。
「人間は弱いままでいいんです」
最近の私を支えてくださるドラマの名言があります。
『聖者の行進』で語られたいかりや長介さんのセリフです。
弱い者が手を取り合い、生きていく社会の中心に。
そんな人であり、そんなnoterになりたいです。
単に「助けられたい人」でも「助けたい人」でもなく、「助け合いたい」と思われる人になっていく。
そんな風に自分を成長させていきたいと思います😊
次の1000回に向かって
今後も毎日のようにnoteを書いてはいきたいと思っているのですが、自分が自分で描いているような人になるためには、もっとさまざまな経験や学びも必要だとも感じています。
この3年間は、基本的にはステイホームが求められていましたし、人との触れ合いも制限されてきました。
今月の8日からはコロナも2類から5類に変わり、新たな日常になっていく。
現に、今までと違う忙しない毎日がやってきていると感じています。
ということで、日曜日は新しい挑戦をしたいと思っておりまして、noteはいつもの記事よりも簡潔な内容にしていくための新コーナーを考えています。
その名も「発想の画鋲」。
こちらは先代社長の『発想の画帖』という書籍からインスパイアを受けているのですが、新しい時代の気配を感じた記事をピックアップし、画鋲で留めるように記事に留めておこうというものです。
つまり、新しい着眼を共有する記事ですね。
…平日も本記事が時間がなくて書けない時にも、このスタイルで投稿させていただく場合もあるかと思います…
それは毎日続けることの塩梅と思っていただけると幸いです…
(もちろん、そんなに本記事の投稿ペースは崩すつもりはないのですが)
〜ということで、2000回目の投稿の際は、またどんな気づきを得ているのでしょうか?
そんなことも楽しみにしながら、日々のnote生活を送りたいと思います😊
引き続き何卒よろしくお願いいたします!
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