そこに “やりたい” はあるのか?
vol.97
noterの皆さんにはお馴染みのnoteプロデューサー、徳力基彦さんがアソビシステム代表取締役の中川悠介さんにインタビューされた記事を拝見したので、共有させていただきます。
〈YAHOO!ニュース / 2024年5月9日〉
中川さんといえば、きゃりーぱみゅぱみゅさんや新しい学校のリーダーズを輩出した芸能プロダクションの社長であり、敏腕プロデューサーでもある。
私は徳力さんの記事を読むまで、中川さんは「頭キレキレ」「才能の塊」といった “完璧な成功者” のイメージでした。
もちろん、突出した能力をお持ちの方ということは前提ですが、記事で受けたのは、「計算よりもパッションで切り抜けてきた」という印象。
起業についても、ビジネスとしての可能性を予見して興したのではなく
そんな純粋なる学生時代からの想いが突き動かしてきたとのこと。
ご本人のお話を拝借すると
ということで、最初は
と、回想されていらっしゃいます。
世界進出についても最初から絵を描いていたわけではなく、きゃりーさんのメジャーデビューの楽曲「PONPONPON」のミュージックビデオの完成を観た際
「これなら世界に評価される」と思い、YouTubeに公開。
2012年の話ですから、まだMVをYouTubeで展開する日本人アーティストがいなかった中で挑戦されたわけです。
しかも公開したMVはフルバージョン。
当時の感覚からすれば、「CD売れなくなるじゃ〜〜ん」という声も周りからはあったはずです、まさに中川さんの英断と言えるでしょう。
結局、それがケイティ・ペリーさんたち海外セレブが話題にしたことで記録的な再生回数に。
そこから快進撃が始まったわけです。
私が感じた中川さんの成功法則は、それが「できる」「成功する」という以上に、「やりたい」で決断・行動されているということ。
普通、まずはビジネスとしての成果について目を向けがちですが、現実的には予想&計画通りにいくことなんてないですし、やってみないとわからないことも多い。
でも、絶対にやりたいことならば、どんな事態にも対応し、乗り越えようとする自分がいるはずです。
よく「好きなことを仕事にする」という話がありますが、その真髄は「やり続けたい自分」にあるのではないかと感じるのです。
ちなみに、中川さんご自身は成功の秘訣について、「ノミの法則」を挙げていらっしゃいます。
ノミは大きな跳躍力を持っているのに、「天井」を設けてしまうと本来の力を発揮できず、それ以上飛べなくなってしまう。
だからこそ、中川さんは
と語っていらっしゃいました。
これは、【部下に恵まれる「上司」とは】という記事で触れた大谷翔平選手の考え方に通ずると思います。
大谷選手はゴールは設定しているのですが、そのゴールが
というもの。
つまり、「ゴールのないゴール」ということです。
中川さん、大谷選手、お二方に共通するのは「好き」から生まれる探究心によって、より遠くに進もうとしている。
ここから推測されるのは
「やり続けたいほど好き」な気持ちがあれば、どんな人でも花開くということ。
後は、他人との必要以上の比較から解放されたら、きっとそれは理想的で豊かなものになる。
そんなことを期待しながら、仕事やnoteでの活動への大切な考えとして大事にしていきたいと思いました。
そんなことを思ったインタビュー記事でした😊
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