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「クリエイティブ」がもっと日常に

column vol.744

今朝は横浜みなとみらいにある「Hawaiian Cafe&Restaurant Merengue」で時間を過ごす。

ここは神奈川大学みなとみらいキャンパスが目と鼻の先にある場所ということもあり、ふと大学時代の生活を思い出しました。

当時は芝居に打ち込んでいたこともあり、舞台映画小説美術音楽で日常を埋め尽くしていました。

今でも見聞きしようとは思いますが、なかなか割ける時間が無い…。

しかし最近は、表現作品に気軽に触れ合える機会創出を仕掛ける動きを多いと感じます。

そこで、本日も個人的に気になったトピックスをお裾分けさせていただきます。

自分だけの「カスマイズ短編集」が話題

まずは小説の話題から。

芥川龍之介太宰治夏目漱石森鴎外といった好きな作家の作品を集めてオリジナル短編集を作る「ポケットアンソロジー」というサービスに注目が集まっています。

〈J CAST ニュース / 2022年8月11日〉

ポケットアンソロジーとは、「ブックジャケット」という綴じ込みファイルの中に、短編小説エッセイなどの作品を複数綴じ、1冊のオリジナル短編集を作ることができるというもの。

例えば、芥川龍之介の『秋』と太宰治の『雪の夜の話』、森鷗外の『身上話』をチョイスして、一冊にまとめる。

近代日本文学を中心に、130作品(2022年7月28日時点)を扱っており、最大約200ページまで作品を集めることができるのです。

「ブックジャケット」が1980円、中に綴じる作品は1つあたり330円で販売。

紀伊國屋新宿本店に置かれているコーナーを撮影し、写真とともに紹介すると、この投稿は7月29日17時までに、1万7000件以上のリツイート4万2000件以上のいいねを集め、「魅力的すぎる」「これは素晴らしい」といった声が相次いで話題となりました。

50代以上の年代を想定としていたそうですが、意外にも購入するファンは若い層に多いそうです。

日本の素晴らしい文学が若い世代に浸透していく。

とても良いことだと思いつつ、私もこのカスタマイズ短編集に挑戦してみたいと思います。

「手帳」を通してアートをもっと身近に

ユニークな一冊は他にもございます。

株式会社ほぼ日が発行する「ほぼ日手帳」の2023年シリーズに面白い試みが見られます。

小説家・原田マハさんとコラボしてアートを気軽に楽しむための『Maha Art Techo』が誕生しました。

〈JIJI.COM / 2022年8月10日〉

テーマは「ミュゼ活」

マハさんの書き下ろしエッセイ12編や、美術館の楽しみ方も収録した特別版です。

9月1日(木)より、「ほぼ日ストア」(WEB)、直営店の「TOBICHI」(東京/京都)、全国のロフト、Amazonなどに加えて、マハさんの公式ウェブストア「マハ展SHOP」でも販売されます。

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「ミュゼ」はフランス語で美術館のこと。

親しい友達に会いに行く気分で、思い立った時に、できるだけ身軽に美術館を訪れる活動が「ミュゼ活」です。

美術館好きな人はもちろん、はじめての人でも気軽にアートを楽しめるように、通常の「ほぼ日手帳weeks」には無い、16ページの特設ページを収録。

マハさんと全国各地の美術館を旅するような気持ちで1年を過ごせる一冊となっているそうです。

表紙のデザインは、フランスの画家 アンリ・ルソーが描いた『夢』

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『夢』といえば、マハさんの著書『楽園のカンヴァス』に登場し、物語の重要な鍵を握る絵

この辺にも遊び心を感じます。

手帳は365日の日常を象徴するもの。

まさにアートの日常化を図るのにふさわしい仕掛けで、非常に興味を惹かれました。

商業施設で「新感覚の野外フェスティバル」

最後は私の専門、小売業のニュースをお届けして締めくくりたいと思います。

東京・竹芝駅近くにある商業施設「アトレ竹芝」前の野外エリアにて、8月20日(土)、音楽アートが一度に体感できる野外フェスティバル「WATERS takeshiba ART&MUSIC Festival」が開催されます。

〈@PRESS / 2022年8月10日〉

DJの「Seiho」さん、海外からも注目を集めているバンド「D.A.N.」、OKAMOTO'Sのオカモトレイジさんなど、才能溢れる新進気鋭のアーティスト、オンリーワンの個性を放つ音楽アーティストたちが集結。

さらには誰もが気軽にアート体験ができるワークショップも展開されるそうです。

内容は、絵画技法の1つであり、絵具を垂らすことで簡単に美しい幾何学模様が楽しめる「マーブリング」、夏の夜を素敵に彩ってくれるキャンドル制作、さらには洋服のプリントなどに用いられるシルクスクリーン体験など、会場内で多彩な体験が揃っており、見て、聴くだけではなく、体験までできるようになっております。

ちなみに、同じJR系商業施設のルミネ立川でも40周年を記念し、地域・産学が連携したアートウィークを開催中です。

〈交通新聞 / 2022年8月10日〉

小売業の現場でも身近に「クリエイティビティ」を感じられる試みが、この夏は溢れています。

私も今日は比較的余裕があるので、この後、動画配信サービスで映画でも観ようかと思います。

皆さまも山の日の休日後半戦を、ぜひ豊かにお楽しみくださいませ。



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