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「成功者」のたった1つの思考術

column vol.829

最近、「ものは考え方だな」と思うことがより一層多くなっています。

なかなか上手くいかないで「遠回りしているな」と感じることも、実は「成功」への近道なのではないかと考えるようにしているのです。

そんな中、非常に共感する記事と出会ったので共有させていただきます。

それは、3000人以上のビジネスパーソンに取材した経験を持つ上阪徹さんのインタビュー記事です。

〈bizSPA!フレッシュ / 2022年11月2日〉

〈bizSPA!フレッシュ / 2022年11月4日〉

まず、上阪さんが定義する「成功」とは何でしょうか?

「成功」の正体とは?

成功とは、自分の人生を「幸せ」と感じることができること。

「お金持ち」や「地位の高い人」というのは、あくまでも「状態」であって、それで幸せかどうかは分かりません。

先日、【一旦「お金」から離れて考えてみる】という記事で、お金はいくら稼いでも不安が無くならないという話をしましたが

上阪さんも多くの成功者、著名な方にインタビューした結果、人生において「不安が無くなることはない」という結論に至ったそうです。

では、どんな人が成功者であり、幸せな人なのか?

上阪さんはそれを

『「思い通りにならない」を楽しむ』

と表現しています。

例えば、DeNAの創業者である南場智子さんはlogmiの記事の中でこのように語っております。

私は、うまくいかないことばっかりです。すんなりいくことってあんまりないので。だからうまくいかないことを毎日抱えているんだけど、とりわけうまくいかない時があるじゃないですか。
ドツボにはまっている時とか。そういう時は基本的には、気持ちの持ち方としては、これをどう対処するかで私の価値は決まるというぐらい張り切る

〈logmi / 2022年7月23日〉

南場さんほどの方でも「上手いこといかないことだらけなのが人生。

だからこそ、冒頭の「ものは考え方」というのが大切だと思うのです。

不味い「ビスケット」を美味いと思う

上阪さんは、村上春樹さんの『ノルウェイの森』に出てくる

「人生はビスケットの缶だと思えばいいのよ」

という言葉で「成功」を表現しています。

ビスケットの缶には美味しいビスケット美味しくないビスケットがある。

若い頃は、上手くいかないと「今は美味しくないビスケットを食べている。後で美味しいビスケットを食べられるんだ」と自分に言い聞かせていたそうです。

しかし、年を重ねて心境が変わります。

美味しいか美味しくないかは自分が決めているんです。実は、美味しくないビスケットも、美味しく食べちゃう人がいるんですね。そしてそれを、自分の糧にしてしまう。
実際、僕は20代のとき、美味しくないビスケットを食べていたつもりだったんですが、後から思うと、本当にそうだったのか。当時の苦しい経験があったからこそ、今の僕がいるわけですね。その美味しくない(と思っていた)ビスケットを食べたからこそ、なんですよ。
だから、もし美味しくないビスケットを食べていると思っている人がいたら、案外それは美味しいビスケットなのかもしれないよ、と教えてあげたいんです。そしてまた、本当に美味しいビスケットは、まだ缶に残っているかもしれないよ、ということも合わせて。

非常にグッと胸にくる考え方です。

そして、上阪さんの大事にしている3ヵ条に、この考え方が色濃く表れています。

「運」が良い人間になるためには

上阪さんの大事にしている3ヵ条とは

1. 焦らないこと
2. 自分は運がいいと思うこと
3. 直感を信じること

私は特に2の「自分は運がいいと思うこと」がポイントであると捉えています。

仮にツイてないことがあっても、それをどうポジティブに捉えるかが大切だと感じています。

以前、ダウンタウン松本人志さんが「子どもの頃、貧乏だったことが(成功には)大きかった」と仰っていたことがとても印象的でした。

(真偽は置いておいて…)実家が貧乏であることは避けられない。普通はそれを「不運」と捉えるでしょう。

しかし、松本さんはその状況を楽しみます。

貧乏だったからオモチャが買えない。

だからこそ、お金がかからず面白く遊べる方法を常に考える。

そして、それがその後のレジェンド芸人の礎をつくったと捉えているのです。

私もこの過去を最大限に肯定することを、最近大事にしています。

後悔している過去があるからこそ今がある

例えば、子どもの頃勉強しなかった後悔が、今の自分を勉強に向かわせているのは間違いありません。

上手くいかない時こそ、「逆に〜」「だからこそ〜」ポジティブに思考を転換していく。

これも1つの成功体質をつくるトレーニングになると思うのです。

実際、私も多くの世の中的な成功者の方にお会いしましたが、皆、このポジティブ転換思考が強いと感じます。

登山と同じで、お金を持てば持つほど、地位が高くなればなるほど、失うかもしれないというプレッシャーで苦しくなるのが人生。

それでも苦しそうに見えないのは、『「思い通りにならない」を楽しむ』ができているからだと思います。

そして、最終的には

生きているだけで丸儲け

明石家さんまさんのように思う。

そして、俵万智さんのように「この味がいいね」と君が言ったから、サラダ記念日することによって、小さな幸せを見失わないようにする。

最大限努力し、あとは今の現在地を肯定する。

それが、きっと幸せ者の成功者なのだと思います。

上には上がいる。どれだけ登ってもキリがない。

そんなことも含めて、そうなのでしょう。

自分の幸せを「最大化」する

結局は、あるがままの自分の人生を受け入れながら、幸せを最大化していくことが「成功の道」ということなのだと信じています。

そして、それには「どうあるか」という状態よりも、「どう思うか」という捉え方が結構大きなウェイトを占めているのではないでしょうか。

最近、そんな想いが一層心の中で膨らんでいるのです。

日々精進する気持ちは大切にしながらも、プラスαで「捉え方」の達人になれるように、柔軟な思考を磨いていきたいと思います。

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。


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