「note投稿」がますます財になる
column vol.1140
最近、社会学者の古市憲寿さんが綴った「自分史アプリ」の記事ついて、ピンとくるものがありました。
〈デイリー新潮 / 2024年2月8日〉
自分史アプリとは、例えば、位置情報を使い、写真とテキストの日記を作成する「PAIPAI」などがそうです。
こうしたアプリを利用することで、自動的に写真付きの年表ができる。
今後はAIの出現によって、それが加速していくことが予想されます。
例えば、SNS・フォトフォルダ・LINEと連携すれば、より精密な日記を一瞬でつくることだってできるわけです。
07年に初代iPhoneとAndroidが発売され、いつでも写真や動画を残せる時代が到来しました。
そして誰もがSNSで発信する時代においては、そうした膨大に積み重なった自分史データが、もっと活かすことが可能に。
そんな「自分史上」という「自分市場」に期待で胸が膨らんでいます。
「note」の投稿でそのまま書籍が完成
noteもそうで、AIの力によって、今まで書いてきた記事をそのまま別のコンテンツに昇華させることができます。
例えば、レシピを紹介しているnoterさんは、今まで投稿した記事の中から、テーマごとのレシピ本を簡単につくれるわけです。
自分が発信したものを自動編集してくれるというイメージ。
他にも、自分を主人公にした小説なんかも簡単にできます。
最近、オープンAIが新たに生み出した「sora」をご存知でしょうか?
〈NHK NEWS WEB / 2024年2月16日〉
この生成AIは、文章での指示に基づいて最長1分までの高画質な動画を生成できるというもの。
そのクオリティの高さは圧巻です…(驚)
まだ、ご存知のない方は、ぜひこちらの動画をご覧くださいませ。
〈ANNnewsCH / YouTubeチャンネル〉
AIが我々の書いた記事を読み込み、その人の特徴を掴み、物語に展開する。
そんなことが簡単にできてしまうわけです。
chatGPTは「あなた」を明らかにする
「sora」はフェイク動画に使われないようにと、倫理的な視点からまだ実用化できておりませんが、chatGPTでも、これまでのnote記事を分析した小説をつくることが可能です。
例えば、私という人間を知るために、chatGPTにnoteでこれまで書いた記事を分析してもらうと、このような人物像が現れてきます。
…まぁ、ちょっと褒めてくれ過ぎですが…、これをもとにAIと共存して活躍する姿を考えてもらいます。
このうち「3」の「従業員やマネージャーがAIの変革を理解し、適応するためのトレーニングを提供。」という仕事を切り口にした400文字以内の小説を考えてもらいました。
時は2030年ーーAI時代で奮闘する池辰彦の物語です。
…アツいですね…
…この小説、きっと続きを読みたいのは私だけでしょうが…(笑)
「自分市場」という観点でいうと、大きな需要を得ると思うのです。
「自分小説」が未来の道標になる
これまでの自分史アプリは過去の編纂でした。
一方で、今、私が行ったことは未来の自分を照らし出しています。
noteで書いてきた記事を基に自分を明らかにし、未来の自分の働きを割り出していく。
それを小説化することで、その職業として活躍する “解像度” を上げていけるわけです。
さらに、soraのような動画サービスが実用化されれば、そのイメージはより鮮明になっていくでしょう。
そうして、その未来の姿を目標に日々を過ごしていく。
また、マイルストーン設定として、目標からバックキャスティングしたストーリーを一年ごとに割り出していくことも良いかもしれません。
そうすることで、目標へのステップがより明確になっていくはずです。
よく企業で中期経営計画などを設定しますが、そんな感じですかね。
物語と映像にすることで、イメージしやすくなるでしょう。
他にもAIを使ってさまざまな分析や想像ができます。
という話にピンときていただけたでしょうか?
AIと自分の書いた記事を上手に活用しながら、より豊かな人生を築くうえでの道標にしていく。
個人的には、そんなことを楽しんでいきたいと思います😊
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