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「健康オタク」のコンビニ市場

column vol.62

自粛期間を経て変わった劇的変化

緊急事態宣言の自粛期間が終わり、会社に出勤するようになって一番変わったなぁと思うのが社員の間食です。まず、圧倒的にオフィスグリコのお菓子の減りが少なくなりました。

当社は商業施設やアパレル関連の仕事が多いことから、社員の7割は女性なので、コロナ前はオフィスグリコの補充が来たと思ったら、あっという間にお菓子が無くなっていました。

ところが今はほとんど手をつけられていません。もちろん、出勤する人数も減っていることも原因ですが、それにしてもです。

気になって、社員の様子を窺っていると、コンビニで買ったサラダなどヘルシーな食品で小腹を満たしている人が増えています。皆、自粛期間で改善した食生活が再び乱れないように気をつけているようです。

確かに自分もそうです。妻が自粛期間中に、医師のもとで分子栄養学に本格的に取り組んだこともあり、低糖質&タンパク質摂取が我が家でも習慣化しています。そのせいか、以前は甘いお菓子やおにぎりなどの炭水化物で小腹を満たしていましたが、今はタンパク質食品かナッツ類などを購入しています。

考えてみれば、大抵の人はメディアなどで知識を仕入れており、それなりのウンチクが語れます。もちろん、レベルの差はありますが、健康食への意識は高まっていることは間違いないので、極論で言えば「1億総プチ健康評論家時代」になったと実感しています。

コンビニ食で健康的に過ごすために

そんな中、FNNプライムオンラインで興味深い記事が掲載されていたので紹介いたします。

〈FNNプライムオンライン / 2020年9月13日〉

【深夜勤務者は食生活が乱れがち? 「健康をめざすコンビニ食の選び方」がわかりやすい】という記事なのですが、夜勤・交代勤務者勤務前勤務中勤務後にとるべきものと、避けるべきものが分かりやすく解説されています。

勤務中(深夜)のエネルギーは「400キロカロリーを目安に」など、具体的に示してくれるので、とても参考になります。ぜひ、日中働いている人、しかもデスクワーク編肉体労働編なども紹介してもらいたいです。

ちなみに個人的な要望でいえば、アイスコーヒー用のアイスボックスのような形で炭酸水用アイスボックスが販売してもらえるとうれしいと思っています。最近では、お酒の代わりに炭酸水を飲むようになっていて、これがストレス解消になっています。

炭酸水なら勤務中にも飲めるのでぜひ飲みたいのですが、氷と一緒に飲みたいので、炭酸水用のアイスボックスが欲しいのです。

でも、これはどうなのかなぁ…?みんな氷無しでもいけるのかなぁ…?共感できないようでしたらすみません…(汗)。

自動販売機にも健康革命の波

ちなみにですが、コンビニエントを象徴する1つである自動販売機にも健康革命が押し寄せています。なんと、ダイドーが成分表示を前面にした「裏面自販機」を開発したそうです。

〈ITメディアビジネスオンライン / 2020年09月18日〉

9月17~23日までの期間限定で、JR静岡駅直結の「静岡駅ビル パルシェ」に設置されるとのことです。でも、静岡に置かれるということは全国的に展開するか否かのテストトライアルとしての実施だと思いますので、反響があれば、日本中で見られる日が来るかもしれませんね。

最近では妻もそうですが、周りも食品は必ずパッケージの裏面を見て購入する人が増えているので、まさに時代のニーズを反映した試みです。

「医食同源」、今後は全ての食品に健康デフォルト設定が必須になってくるのだと思います。この傾向を捉えて、品揃えを考えていかないといけませんね。ぜひ身近な環境から、健康への意識変化に注目してみてください。

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