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ホントに凄い!人間のポテンシャル

column vol.329

最近、奇妙な夢を見ます。しかも、ほとんどが仕事の夢です。

あり得ない展開に翻弄され、右往左往しながら乗り切ろうとしているところで朝を迎える。そんな内容です。

そんな中、NewSphere【奇妙な夢は脳のトレーニングのため? AIにヒント得た新説】という記事に目を奪われました。

〈NewSphere / 2021年6月13日〉

「ありえない夢」で磨かれる対応力

アメリカ、マサチューセッツ州のタフツ大学で神経科学を研究するエリック・ホエル助教授の新説によると、奇妙な夢は脳のトレーニングに役立っているとのことです…(驚)

私たちの日々の行動は気づかないうちに習慣化しており、毎日似たような状況の中で過ごすことで次第に脳が慣れ過ぎてしまい、「過剰適合」した状態に。

いつも起きている状況には対応できるのですが、それ以外の未知のパターンに対して適応しづらくなってしまいます。

そこで、夜間にランダムで風変わりな夢を見ることで、習慣化された範囲を超えた状況のトレーニングが可能になるというわけです。

この新説を「オーバーフィット脳仮説」と命名。

この新説に照らし合わせて今の自分の状況を振り返ってみると、苦しいながらもコロナの日常がどこかスタンダードになっているのかもしれません。

実際、現実世界で一番右往左往していのは去年の夏から秋にかけて。コロナが一回目の緊急事態宣言で収束するものだと思っていたところ、どうやら長期戦になるかもと思っていたあの頃です。

そこから約一年経ったことで、どこか「過剰適合」してしまっている可能性もありますね。

そんな中、脳はしっかりと夢を使って不測の事態に耐えられるようにトレーニングしてくれているというわけです…。

人間の潜在能力って、改めて凄くないですか…?

私はとても衝撃を受けました。

向き不向きは「遺伝子」に聞く

人間のポテンシャルという観点で他にも驚きのニュースがあったので、もう2つご紹介したいと思います。

1つは、「遺伝子」についてです。

自分らしく生き自分らしい幸せを掴むことが理想とされる時代ですが、意外とその答えを導くことは容易ではありません。

しかし、その答えに近づくための遺伝子検査サービスが登場したようです。

〈FQ kid learning / 2021年6月11日〉

『子どもの能力遺伝子検査 GENE FOREST(ジーンフォレスト)』という名前で、株式会社DNA FACTORがクラウドファンディングサービスMakuakeで公開しました。

分析は「ポジティブ性」「理解力」「外向性」「冒険心」「優しさ」「忍耐力」「協調性」「誠実さ」「好奇心」「記憶力」「数学的思考」「感性」という12の遺伝特性を指標として判断されるそうです。

なるほど、自分の特性が遺伝子レベルから分かれば、開花しやすくなります。

私たちの世代は何でも満遍なくと教育されましたが、今は個性学習を重要視する時代。自分にどんな鉱脈があるか分かることは、自分を掘り下げていく上で取っ掛かりにはなりそうですね。

Zoomが認知症予防に!?

最後は、コロナ禍で主役の1つになったZoomに関する話題です。

日常生活でオンラインの使用は不可欠になりましたが、シニア世代もそれは同じで、イギリスの調査によると、77%もの高齢者(65歳以上)がコロナ禍でインターネットに挑戦するようになったそうです。

そんな中、ウェスト・ロンドン大学マンチェスター大学によると、「Zoom」を始めとしたオンラインコミュニケーションが「認知症の予防に効果がある」と発表…!

〈TABI LABO / 2021年6月12日〉

普段通りのコミュニケーションに加え、デジタルを通した定期的なコミュニケーションは脳の記憶を司る器官を刺激し、“エピソード記憶”の劣化を抑える効果があるとの見解を示しています。

依存ほどの使用はもちろん危険ですが、適度なオンラインでのコミュニケーションが有益であるなら、とても良い話ですよね。

いずれにせよ

どんなときでも、時代に対応して生ていくことは大事

とTABI LABOは締めくくっておりますが、まさに変化対応力が重要な時代です。

というわけで、少したるみ気味の脳に刺激を与えるためにも、本日もなるべく奇妙な夢を見られたらと願っております(笑)。

皆さまも良い夜のひとときをお過ごしくださいませ。

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