急増する「日本人」のワクチン接種ツアー
column vol.326
今週の火曜日、水曜日と講演が続き、それまで準備で忙しなかったので、この週末は遊び呆けたかったのですが、相変わらず東京は緊急事態宣言中ですし、横浜も蔓延予防中ですので、羽は伸ばさず、休める方向で過ごしたいと思います。
もともと6月は私にとって特別な月で、当社では今月から夏休み取得期間に入っています。
コロナが無ければ、夏休みシーズンに突入する前に、ふらりと海外旅行に行っているので、6月に何もしていないと特に閉塞感を感じてしまいます。
来年の今頃には、旅行に行けている…(?)
行けていることを願って、マジメに自粛期間を過ごしたいと思います。
ちなみに海外旅行と言えば、ワクチン接種ツアーに参加する日本人が増えているようですね。
ワクチンを求めてアメリカへ
日米の旅行会社などが、海外で接種を受けるワクチン接種ツアーを相次いで販売。
ニューヨークでは、大幅に減った観光客を呼び戻そうと、先月、ワクチン接種の対象を拡大し、州内で居住や勤務していることを証明する書類が無くても接種を受けられるようにしました。
〈NHK / 2021年6月10日〉
アメリカのNPOの調査によると、同様の措置をとっているのは今月1日現在、全米50州のうち半数の25州で、夏の観光シーズンに向け、南部フロリダ州マイアミビーチの砂浜やアラスカ州の空港などでも接種会場が設けられています。
そういった流れを受けて、東京や北海道などの旅行代理店6社は、ニューヨークで接種を受けるツアーの販売を先月末以降開始。
いずれも3泊5日が基本で、1人で参加する場合、航空券代を除き、接種会場への付き添いや、日本への入国に必要なウイルス検査の費用などを合わせて47万円から販売しています。
ツアーに申し込む人は、海外に出張する機会の多い30代から40代の会社経営者などが中心だとのことです。
確かに海外との取引している企業のトップとしてはワクチン接種は切実だと思います。
しかし、一方で感染症の専門家で、政府の分科会のメンバーでもある川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は
「旅行そのものにリスクがある。決してアメリカの感染状況が、日本よりずっといいわけでない」
と、感染リスクに注意するべきだと警鐘を鳴らします。
ワクチン接種率が高い国で感染者・死者が急増
実際、他の記事を読んでみても、ワクチン接種率が高くなっている国の一部で、感染者が再び急増、死者も大幅に増加しているということが分かります。
〈Forbes JAPAN / 2021年6月2日〉
感染者と死者が増えているのは、少なくとも1回は接種を受けた人の割合が最も高いセーシェル(72%)と、それに次いで高い水準にあるモルジブ(57%)、チリ(56%)、バーレーン、(55%)、ウルグアイ(51%)など。
ウルグアイはここ数週間、人口10万人あたりの死者数が最も多くなっており、モルジブとバーレーンは、5月中に報告された10万人あたりの死者数がアメリカ、インドを大幅に上回りました…。
さらに、チリ、セーシェルは、世界で最も早いペースで感染者が増加しているそうです……。
こうした国について専門家の皆さんは、人々の行動を制限してきた規制の解除を急ぎ過ぎたこと、それが国民に過度の安心感を与えてしまったことが原因の可能性があると警告しています。
……なるほど…。確かにワクチンを打ったからといって、感染にかからないわけでも、移さないわけでもありません。
よくニュースで海外でのワクチン接種後の楽観ムードの様子が流されています。
そう、マスクをとって密にイベントを楽しんでいる人たち…。気持ちも分からなくはありませんが…、ちょっと危険ですね…。
ワクチン接種をしたとしても、楽観ムードに呑まれないことが肝要だと2つの記事から感じました。
コロナの風刺漫画が話題に
巣篭もり時間を楽しむのに最適なのが漫画ですが、今、「#100日で収束する新型コロナウイルス」というTwitter漫画が話題になっていることはご存知でしょうか?
〈東京新聞 / 2021年6月11日〉
昨年12月から今年3月まで漫画家のぼうごなつこさんのアカウント(なすこ/@nasukoB)で連載され、大きな反響を呼んだことで書籍化が決まったそうです。
本のタイトルは「100日で収束しない日本のコロナ禍」で、7月2日に扶桑社から出版される予定です。
Twitter投稿では菅政権のコロナ対策に鋭い目線で切り込む一方、きめ細やかな感染防止対策を進める地方自治体の取り組みなども紹介し、「分かりやすい」「広く知らせていただいて助かる」などと好評を得ていました。
書籍が出たら、菅義偉政権がやったこと、やらなかったことの記録として、私も一冊思い出に買いたいと思います。
そして、巣篭もり生活に欠かせないと言えば、やはりnoteですね。書くのも、読むのも自分磨きになりますし、無駄に時間を過ごさないための自分投資コンテンツとしては最高です。
そして、最高と言えば、昨日書いた【「一流」と呼ばれる人の共通点】を船沢荘一さんのアカウントでご紹介いただいたことです。
ふぅぅぅ…最高です…。
本当にありがたいことで、船沢さん、誠にありがとうございました!!
船沢さんの投稿で特にシビれる言葉がコチラの言葉です。
とても納得いたしました。
最近、私の記事をさまざまな方々に取り上げていただく機会が増えましたが、こんな幸せなことはありません。
少しでも読んでくださった方々の心に残る記事を目指して。これからも一つひとつの記事を書いていきたいと思います。
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