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聖書と信

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聖書はひとを生かすもの、という思いこみだけで、お薦めします。信仰というと引かれそうですが、信頼などの信として、ひとや世界を大切にする思いが、少しでも重なったらステキだな、と思いつ…
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2023年2月の記事一覧

信仰とは何か

信仰とは何か

『証し 日本のキリスト者』(最相葉月・KADOKAWA)に、多くの牧師や信仰者が気づき始めた。これはもっと読まれて然るべきだと思う。否、キリスト者は読まねばならない、と言った方がいい。
 
私は本をご紹介するとき、全部読み終わっていない本を取り上げることはない。だが今回、それをある意味で裏切ることをする。何しろ1000頁を超える本である。ちまちましか読まない私が読み終わるのはいつになるか分からない

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世界の終わり

世界の終わり

The End of the World
 
難しい英語ではない。これをどう日本語で心に納めるか。今時であれば、「SEKAI NO OWARI」の方に傾いてしまうかもしれないが、まあ「世界の終わり」であるだろう。しかしその「セカオワ」にしても、辛い経験を基に、終わったと思ったところからスタートしようという気持ちから名づけられたというから、いわばどん底からの出発というところに希望をもつものであるとい

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『聖書を読むたのしみ』(斎藤和明編・並木浩一・古屋安雄・光村教育図書)

『聖書を読むたのしみ』(斎藤和明編・並木浩一・古屋安雄・光村教育図書)

ICU選書だという。ICUとは、国際基督教大学の略称で、いわゆるリベラル・アーツ(人間を良い意味で束縛から解放するための知識や、生きるための力を身につけるための手法――桜美林大学による説明)をモットーとする大学である。専門分野を越えた形での学問を目指しているという。大学創立50周年を迎えるにあたり、1999年にこの選書が誕生したのだという。その後続刊は殆どないようなので、もったいないと思えるほどに

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