音楽情報note 미안해屋 vol.11 中二病特集
こんにちは!
韓国アイドル以外の
アーティスティックな
韓国ミュージックを紹介する 미안해屋です。
いつもは、私が好きな韓国ミュージックを5曲ほど紹介しているこのシリーズnoteですが、今回は捨て置きならない1曲を発見したので、その報告です。
トップ画像にもありますが、なんとその曲名というのが…
中二病 (중2병)
私が記憶する限り、この「中二病」というフレーズは、今からおよそ20年ほど前に、日本で生まれたネットスラングではなかったでしょうか?
言葉の意味・定義としては、大人であるにも関わらず、いまだ思春期の中学2年生のように、根拠のない自信に満ち溢れ、大きなことを言ってみたり、誇大妄想にふけってしまうような人を揶揄した呼称…と、私は捉えています。
そんな「中二病」を、なんと現在の韓国のラッパーたちが、曲のタイトルにしていたのです。
日本には昔からコリアンの方も住んでますし、ましてや今はインターネットが整備されている時代ですから「中二病」というフレーズが海を渡って、日常的に使用している単語も文法も同じ韓国へ上陸しても、なんら不思議ではありません。
元々言葉が持つ意味合いもポジティブなものではありませんし、私個人的には、韓国のアーティストたちが、この「中二病」という言葉を使う事自体に、これといった感情は湧いてきません。
どうぞお好きに料理してやってください、勝手に使ってやってくださいって感じでした。笑
ところが!하지만!
なぜこの曲をスルー出来なかったかというと、なんと私お気に入りの男性ラッパー・The Quiett (더 콰이엇)が、複数のラッパーたちと共に、この曲に参加していたからなんです。
ええ!? なんであの硬派な The Quiett が『中二病』なんてタイトルの曲をうたってるの?
特別ファンでもないネプチューンのお笑いライブを観に行ったら、シークレットゲストで、突然ナインティナインがステージに登場したような感覚です。なんでナイナイが出てくるの!? (伝わったでしょうか?笑)
この事実を目にした瞬間、私はこんな心配に陥り、胸がバクバクしてしまいました…
好きな The Quiett が、日本の中二病を皮肉ったような歌をうたっていたらどうしよう… ファンやめたろうかしら…
彼がニコニコしながらタレント的な活動をしているのを一切見たことがありませんし、実際、韓国でもかなり硬派な部類のラッパーなようですから、その可能性は十分にありえます。
私は引き続きドキドキしながら『中二病 (중2병)』の歌詞を検索して読んでみました。
しかし、正直なところ…
かなり解読が難しかったです!!
ただでさえラップの歌詞ですから、見事に韻は踏んでいるものの、ちゃんとした文章にはなっていません。途中、英語も混ざって非日常的な表現ばかりでした。聞き取りもかなり困難です。
私は日本の Dragon Ash や、ラッパ我リヤのラップでさえ、聞き取りや歌詞に込められたニュアンスを汲み取るのに時間がかかります。
それが韓国のガチラップともなると、まさに暗号の解読に近いものがありました。笑
ただ、
歌詞とにらめっこすること数十分。なんとなくザックリとした世界観だけは汲み取ることができました。
俺はヒップホップが大好きな中二病さ。ヒップホップとは何か?と問われれば、それは「中二病」周りのやつらとはソリが合わなかったけど、ヒップホップが道を切り開いてくれた。俺は大人になった今でも、ヒップホップが大好きな中二病なんだ…
こんなような事をうたっているようです。どうやら日本で生まれた「中二病」というフレーズは、ニュアンスそのままに韓国に上陸しているようですね。
The Quiett たちは、曲のなかで「中二病」に自身たちが歩んでいるラッパー人生を投影しており、決して日本の中二病を皮肉った曲ではありませんでした。多分!笑
私の韓国語能力だと、ここが限界です。笑 あとは特級クラスの韓国語熟達者、コリアン三世・四世あたりの方、日本語能力の高いネイティブコリアンの方に任せます。笑
私のニュアンス解読に誤りがある場合は、コメント欄、書きにくければツイッターのDMでご指摘いただけると嬉しいです。
今回はここまでとさせていただきます。最後までお読みいただきありがとうございました。
かなり狭いところを突いたnoteとなってしまいましたので、最後は気分を変えて、先日YouTubeで発見した可愛らしい「姫」の歌声でお別れしましょう。それではまた!
또 뵙겠습니다. 바이바이!
🍀
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よかったら見に来てください (^^)
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