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切り花の元気と、私の元気と。 〜花を楽しむお手入れのコツ【水あげ編 その2】〜

飾られている花が美しく、元気に咲いているのを目にした朝。
元気をもらうかのように、私も「よしっ!」と気合いが入るのですが、みなさんはいかがですか?

前回は水あげの中でも、「水切り」についてご紹介しました。
この「水切り」をしても、しゃっきりと元気を取り戻さないこともあります。
その時におすすめの「深水(ふかみず)」「逆さ水(さかさみず)」を、今回はご紹介いたします。

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深水

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「深水」は、少し時間がかかりますが、多くの花に有効です。
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① 茎の先端を少し出した状態で、花首や茎がまっすぐになるよう新聞紙等をきつめに巻いて包む。
② 出ている部分を水切りする。
③ 日光や風が直接当たらない冷暗所で、花首の少し下まで浸かるくらいたっぷりの水に、1時間から半日ほどつける。
※花には水がかからないように注意しましょう。
※水圧を利用するので、なるべく立てた状態にしてください。
④ シャキッと花にハリがでて水があがったら、すぐに新聞紙等をはずす。
※そのままつけておくと蒸れて傷みやすくなります。
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逆さ水

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葉物や葉がたくさんついているもの、葉の表面積が大きなものには「逆さ水」がおすすめです。
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① 植物を逆さに持ち、葉の裏に霧吹きなどでたっぷり水をかける。
※花には水がかからないように注意しましょう。
② 茎の先端を少し出した状態で、新聞紙等で包む。
③ さらに水をかけ、葉の裏から水を浸透させたら、水切りをしてそのまま水につける。
④ シャキッとハリがでて水があがったら、すぐに新聞紙等をはずし、葉に残った余分な水分を取り除く。
※そのままつけておくと蒸れて傷みやすくなります。
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「逆さ水」は、葉裏からの水分の蒸散を防ぎ、水あげを助けることが目的です。商品を郵送する時、箱の中で熱がこもることがあるので、クールダウンの役割もあります。

水切りをしても元気が戻らないなぁという時は、ぜひこの方法を試して、花もみなさんも元気にお過ごしくださいね。

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公式サイト https://tasuhana.com/

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+hana ネネ(プロフィール)

『あなたの楽しみは花のために、花の魅力はあなたのために』をコンセプトとし、季節に合わせた素敵な花を、手ごろな価格でご自宅のポストにお届けするサステナブルな花の定期便「+hana(タスハナ)」の、立ち上げメンバー。元大手生花店で、店長を経験。皆さまのお困りごとが解決できればと、花のメンテや飾り方など、花についてのいろいろな知識をお伝えします。

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