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高校生活とランベルクORIGIN

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ランベルクという私の”第2の名前”に関するルーツや、それに関わりの深い高校生活についての振り返りを取り扱っています。
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記事一覧

クラブ活動と私#5:新入部員

クラブ活動と私#5:新入部員

後輩が出来るのはなんとなく嬉しいものだ。

私達が2年生になるとすぐに、新入生向けに
クラブ見学会が始まった。
私が怪しい邪教に勧誘された”アレ”である(違)。

私達は部室の半分を展示スペースに、残りを
活動スペースとして新入生を待ち受けていた。

”先代”部長の3年生、Y先輩は1年前に我々を
”釣り上げた”模型やメタルフィギュアをちゃっかり
使い回していた。何せその後は私たちとともに
TRPG

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クラブ活動と私#4:幼馴染のK君

クラブ活動と私#4:幼馴染のK君

なんでかようわからへんけど
なんかモテる奴っておらへん?今回はそんな私の幼馴染のお話。

初詣の下見という名目で敢行されたダブルデートの
顛末は以前記事にさせていただいた。
この中で創作部のツートップともいうべき
綺麗どころの先輩お二方と私のヘタレっぷりは
少しばかり掘り下げてお話をしてきたのだが、
もう一人、私の幼馴染”K君”については
「なんかモテる」「超鈍感」くらいの事しか
ご紹介出来ていな

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クラブ活動と私[番外編]:八坂神社と私#APPEND

クラブ活動と私[番外編]:八坂神社と私#APPEND

※前回までのあらすじ?※ラブコメ(?)はもう書きません、たぶん。
一応”ノンフィクション”ではあるけれども。

時は流れて1996年12月31日。

…今から28年前?それは流石に嘘だよ。嘘だと言ってよ、バーニィ!

高校を卒業してからすでに5年ほどの月日が流れ、
皆がそれぞれの進路を歩んでいた。

私の一年後輩にYAくんという男がいる。
彼は高校を卒業後、専門学校を経て
(株)SNKに入社、プラ

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クラブ活動と私[番外編]:八坂神社と私#3

クラブ活動と私[番外編]:八坂神社と私#3

※前回までのあらすじ※みらいへと かえるえいがを みるために
あなたのとなりに すわりたいけど
らんべるく(字余り)

策謀渦巻く”地獄の椅子取りゲーム”を終え、
八坂神社を目指し四条通を行く高校生の男女4人組。

情熱的なエキゾチック風美人、氷子さん。
おっとり和風美人の才女、玉ちゃん。
ちょっぴり

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クラブ活動と私[番外篇 ]:八坂神社と私#2

クラブ活動と私[番外篇 ]:八坂神社と私#2

※前回のあらすじ※クリスマスイブ、小雪舞う京都・四条河原町。
和の色彩溢れる古都、入り混じる淡い恋模様。

『初詣の下見ツアー』に偽装されたダブルデート。
まずは定番中の定番、映画鑑賞である。

ここでもう一度人間関係を整理しておこう。
参加者は1年の私と、私の幼なじみのK君。
そして2年の氷子さんと、その親友の玉ちゃん。
私は玉ちゃんに、氷子さんはK君にそれぞれ
”想い”を秘め、私と氷子さんは「

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Ramberk【ランベルク】と私:オマケ編

私が【ランベルク】という”第二の名前”を使用している経緯については以前ご紹介させていただいた。

さてこのランベルクという名前、『ドイツ語っぽい響きで』という厨二病的な発想でつけた名前なのだが、だとすれば語学的に本来のスペルは【Ramber”g”】でないとおかしいのである。
調べていただくとわかるのだがこの名前、19世紀のオーストリアの画家で実在する。名付けた当時はそんな事はまるで知らなかったのだ

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クラブ活動と私[番外篇]:八坂神社と私#1

クラブ活動と私[番外篇]:八坂神社と私#1

先頃、八坂神社がSNSなどで話題に上がった。
マナーの悪い観光客とタチの悪いツアーガイド、彼らを擁護するレイシストばりのインフルエンサーと、ここぞとばかりにそれらを叩く”自称”正義の人たち。

むなしい。むしろアホらしい。
私から言えるのは「そこは私にとっては思い出の場所だからくだらない事で汚さないでくれ。」それだけである。

私が高校時代に所属していた『創作部(詳細は冒頭のリンクへどうぞ)』では

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クラブ活動と私#3

※前回までのあらすじ※

開かれたるは、異世界への扉。
待ち受けたるは、邪教徒の誘い。

クラブ見学の場の展示品としてはおよそ似つかわしく無い”メタルフィギュア”という異質な存在、思わず足を止める見学者にしてTRPGプレイヤーの4人。

その様子を見て、同じく見学者だった新入生Hくんが声を掛けてきた。
「貴方は暗黒神を信じますか?」と。

暗黒神ファラリスとは、冒頭の引用文にある小説『ロードス島戦

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クラブ活動と私#2

※前回のあらすじ※

美術部と文芸部と漫画研究会と軽音楽部と茶道部とゲーム研究会とその他諸々、全部足して何も割らない。

『創作部』…そこは面白可笑しい感性を持った、それでいて”なんとなく周りからは浮いている”、そんな”はみ出しもの”達の集まり。

今回は私がそこへ入部したキッカケのお話。

高校へ入学して数日後、私は同じ中学出身の友達と放課後にクラブ見学に廻っていた。
私は小中と卓球部に所属して

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クラブ活動と私#1

先日『私がRamberkというもう一つの名前を使うに至った経緯』についてお話をさせていただいた。
今回はその中で軽く触れた、私が高校時代に所属していた”一風変わった”クラブ活動に関するお話。

私が高校時代に入部したのは『創作部』というクラブである。

部名だけを聞いて活動内容が何となくでも想像出来る方、アナタは素質ありです(笑)

創作部の活動内容は文字通り”創作活動を行う事”。
以上、説明終わ

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Ramberk【ランベルク】と私②

※前回のあらすじ※
絶賛厨二病の高校生”私”は物語の紡ぎ手となるべく
戦士ランベルクとして冒険の旅に出ましたとさ。

剣と魔法の世界に飛び込んだ我が分身ランベルクは音を巧みに操る陰気な魔術師やゴリマッチョな神官、陽気なドワーフ達と冒険を重ね、読み物として発表するための物語の下地を作りあげていった。

この時の冒険を私や仲間たち、そしてゲームマスター(ものすごくざっくり言うと脚本家兼審判兼エキストラ

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Ramberk【ランベルク】と私①

さて、私が方々のアカウント名やオンラインゲームなどで使用している『Ramberk(ランベルク)』という名前。
私がこの名前を最初に”名乗った”のは高校時代のこと。

当時私はとある部活(余談だがこのクラブ活動、他に類を見ないものだったのでまた別の機会にご紹介したい)でTRPGのリプレイを製作するためにキャンペーンシナリオに挑むキャラクターを作成していた。

ご存知ない方のために説明しておくと、”T

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