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毎週ショートショートnoteまとめ2022

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ショートショートnoteというカードゲームを用いた、毎週1つのお題を決めて、それに対して400字程度のショートショートを書くという訓練場です!
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2022年7月の記事一覧

『チャリンチャリン太郎(Another Ver.)』(#毎週ショートショートnote)

近所に「さわさ りんたろう」という友達がいた。 家は小さな自転車屋を営んでいて、 父親がい…

no1048
2年前
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『チャリンチャリン太郎』(#毎週ショートショートnote)

近所に「さわさ りんたろう」という友達がいた。 家は小さな自転車屋を営んでいて、 父親がい…

no1048
2年前
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「チャリンチャリン太郎」①

 奈々を含めた若手女性教師らが三人集うとたいていモンスターペアレントの話になる。 「男の…

shibakaoruko
2年前
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【ショートショート】チャリンチャリン太郎 #毎週ショートショートnote

俺は、茶 林太郎。 コロコロコミックが大好きな中3。 友達は、いない。 本屋のコロコロコーナ…

納豆ご飯
2年前
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チャリンチャリン太郎|毎週ショートショートnote

鬼ヶ島の鬼たちを見事に成敗すると、彼らにむかって桃太郎は高らかに言った。 「おまえたちに…

槇
2年前
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チャリンチャリン太郎

アーサー王のもとに集いし騎士たちを称して、「円卓の騎士」と呼ぶ。 湖の騎士ランスロット。…

草木針
2年前
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チャリンチャリン太郎 毎週ショートショートnote

お貰いさんを見かける事があった。戦後、大勢の国民がまだ貧しかった頃には。 ボロボロの敷物の上に、ひどく粗末な着物を着て、髪は洗った様子は無く、顔はいつもる下を向いたままの彼。 彼はチャリンチャリン太郎と呼ばれていた。 彼の前に置かれた空き缶の中には、何枚かの硬貨が入っている。 空き缶に小銭を投げ入れられた枚数と同じ数だけ、チャリンチャリンと言うのだ。 通りすがりに、小銭を投げ入れる者をじっと彼は待っている。 私は一度だけ、缶に小銭を入れた事がある。 父と外出した帰り、

チャリンチャリン太郎

 北の大地で今この瞬間、この場所が一番熱い。お前と俺の決戦の地。この日のためにお前を手塩…

チャリンチャリン太郎①/#毎週ショートショートnote

私の子供時分の話。関西のある名刹の南大門前に、浮浪者の親子が座っていた。古びた木箱を前に…

若林明良
2年前
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ショートショート チャリンチャリン太郎

「そんなことしてるとチャリンチャリン太郎がでるよ」小さい頃祖母によく言われた。それが何か…

チャリンチャリン太郎【毎週ショートショートnote】

あるところに太郎というひどく貧乏な男がいた。 だが根っから真面目な太郎は、常に神社へのお…

秋田柴子
2年前
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(毎週ショートショートnote参加作品)チャリンチャリン太郎

喫茶店でコーヒーを待っている間に手に取った週刊誌。あるページがふと目に入った。 「あなた…

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ショートショート | チャリンチャリン太郎たるものは... ...

 私の彼は、ストリート・コメディアン。通りすがりの人のお悩みを聞いて、その人が笑顔になる…

チャリンチャリン太郎【毎週ショートショートnote】

 茶林茶 倫太郎(ちゃりんちゃ りんたろう)は思春期を迎えたとき、両親に自分の名前のことについて訊ねた。  名前というものは生涯自分についてまわるものであり、とくに茶林茶という苗字はとても珍しく日本に4人くらいしかおらず、両親と自分を加えたらあと1人だけ。残りの1人は叔父さんで日本に茶林茶は彼が知ってる4人しかいなかった。だから気になるのは当然であった。  父はそんな倫太郎に、元々はね、茶林(ちゃばやし)さんの一族だったらしいと説明した。でもね、あるとき、茶林さんの中でも