『彦星誘拐』(毎週ショートショートnote)
織姫は考えていた。
「彦星に会えるのは年に1回。
かれこれ2,600年以上こうしてるけど
毎日会えたとして365日で割るとたった7年ちょっと。
いくらお父様のいいつけでも、これはないんじゃない?」
そこで織姫はある計画を立てた。
(よし、彦星を誘拐してしまおう)
牛飼いである彦星のこと。
牛がいなくなればきっと探しに出るはず。
そこを一気に、、、。
織姫は手助けしてくれる友人に声を掛けることにした。
二人の関係を知る友人は二つ返事で快諾してくれた。
しかし、彦星も同じタイミ