NICOICHI

社内起業家としていくつかの事業を立ち上げました。現在も新規事業立ち上げの傍ら、社内外向…

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社内起業家としていくつかの事業を立ち上げました。現在も新規事業立ち上げの傍ら、社内外向けに講師も務めています。 仕事上必要だったのでFP技能士・宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・python認定・実務法務など取りました。 守秘義務に触れないよう気をつけます。

マガジン

  • 負動産AREKORE

    不定期更新です。職務上知り得た秘密は話せませんが、職務上知り得た知識で負動産の可能性を全力で探ります! 法の盲点をついてくる技術の進化や斜め上の環境配慮など、新たな可能性を感じさせる人間の貪欲さに焦点を当て楽しく解説します。

  • 閑話休題 It's Niceday Today

    気になった出来事を業界的な観点交えてまとめています。

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どんな仕事でも必要なこと

 仕事は毎日大変だけど、取り組み方の心得さえ見つけておけば乗り越えられる。  というわけで社内起業家として事業立上げやらを経験してきた自分の仕事に対する3か条を書いておこうと思います。 1.腹落ちするまで突き詰める  なんとなくわかったような気がするぞ?  なんて認識で物事を進めていると、ある日突然高い壁にぶつかります。 それは上司の「どういう意味だ?」という質問だったり、 取引先の「もうちょっと詳しく教えてもらえますか」という質問の形でやってきます。  あなたはそ

    • お値段以上、ニトリの話題

      まぁ、株主だからというわけではありませんが、今回はニトリの話題で。  ニトリホールディングスは5月22日、日本格付研究所(JCR)から長期発行体格付けとして「ダブルAマイナス」を取得したと発表しました。  同社が格付けを取るのは1989年9月に札幌証券取引所に上場してから初めてとなるそうです。  財務内容の堅牢さも評価 「ダブルAマイナス」という高格付けを付与した理由について、JCRは「ニトリHDは海外からの商品仕入れが主体であるため業績は為替の変動影響を受けるものの、

      • マネジメントは「管理」ではない

         幸運なことに自分は所属する会社から資源の提供を受けリスクを肩代わりしてもらいつつ、いくつかビジネスを立ち上げる経験をさせてもらいました。  もちろん失敗したこともたくさんありますが、すべて次につながる良い経験だったと思います。  その経験の中で気づいたこと、それは「マネジメント」についての認識の齟齬でした。  「マネジメント」は一般に「管理」と訳されることが多いです。 マネジメントする人をマネージャーと呼んだりもしますし、 そもそも外資系コンサル会社ではシニアマネ

        • 昔の定年退職は60歳だったって知ってます?

           ニトリホールディングスは7月から、希望があれば、70歳まで働けるよう再雇用制度を拡充すると発表しました。  これまでも、シニア人材の活躍に向け年齢による雇用制限を設けず、65歳を超えても継続雇用してきたそうですが、今後は継続雇用の基準を具体化するそうです。  従業員がより安心して働けるよう制度を見直しましたとのことですが・・・。  また、再雇用者の報酬についても改定して、一定以上の職位では基本給・一部手当を定年前と同一の金額とし、報酬水準を定年前と比較して、最大9割維

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        • 負動産AREKORE
          3本
          ¥1,000
        • 閑話休題 It's Niceday Today
          6本
          ¥500

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          緑のアイツがやってきた!果樹農家に待ち受ける受難

           リンゴやナシ、モモなど幅広い果物に被害をもたらす果樹カメムシ類が今年は大量発生し、注意報を発令した自治体が21日時点で例年を大きく上回る26府県に達したことが農林水産省の調べで分かりました。  通常は少ない春先から各地で多数確認される異常事態で、夏の産卵期を経て、さらに広がる恐れがあるようです。近所でもたまにカメムシを見かけることがありますが、自分の臭いにおいでカメムシが死ぬこともあるというスカンク並みの臭気が恐ろしい・・・。  温暖化などの影響で越冬した成虫が増えたと

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          揺れる日本企業、巨額訴訟の米国司法制度。陪審員は本当に民意なのか?

           日本の司法制度も、朝ドラの『虎に翼』を観てれば分かるように、戦後やっとまともになってきたという浅い歴史がありますが、一方で訴訟大国アメリカという大国の司法にはいささか懐疑的な視線を向けてしまいます。  米国で25年物の三菱自動車の「Mitsubishi 3000GT」を運転中の男性が前方の車を追い越す際に、コントロールを失い事故を起こし重傷を負った事故。  男性の妻はその原因が車両の拘束システムの欠陥にあるとして三菱自動車と米国子会社Mitsubishi Motors

          揺れる日本企業、巨額訴訟の米国司法制度。陪審員は本当に民意なのか?

          100円だけで1兆円。デフレ兆児の快進撃。

           100円ショップは日本の小売業界において独特な位置を占めています。これらの店舗は、一般的にはすべての商品を100円で提供することで知られており、幅広い商品を取り扱っています。その魅力は、手頃な価格で日常生活に必要なアイテムや趣味のアイテムを提供することにあります。まぁ、最近ではダイソーなんかだと100円以外の価格帯のものが散見されていますがそれも時代かなと思います。  帝国データバンクが15日発表した「100円ショップ」業界調査によると、2023年度の市場規模は1兆200

          100円だけで1兆円。デフレ兆児の快進撃。

          インバウンドバブルの影で ~沈みゆく地方百貨店~

           三越伊勢丹ホールディングスが14日に発表した2024年度決算によると、同社のインバウンド売上高(国内百貨店計)が過去最高の1088億円となりました。  コロナ前のピークだった2018年度に比べ45%増と大きく伸びている計算ですから昨今の円安の影響も大きいと思われます。  同日行われた決算会見で細谷社長は「中国本土からの訪日顧客がコロナ前を割り込んでいるが、その他のアジア地域からの訪日客の売り上げが拡大している。2024年度の国内百貨店計では、インバウンド売上高1563億

          インバウンドバブルの影で ~沈みゆく地方百貨店~

          「新NISA」も詐欺だった?  騙し騙され投資トラップ

           コロナ禍以降、買い物も振り込みもオンライン決済が定着してきました。警戒感が薄れた私たちにつけ込んでくるのが、ネット上で悪事を働く詐欺師たちです。 医師や教師、ごく普通の主婦までもが数万円から数億円にのぼる被害に遭っています。  今、急増しているのが「新NISA」の広告詐欺です。 「まさか自分がだまされているわけがない」  そう思わせる巧妙な手口で、被害額もうなぎ上りです。やつらは巧妙な手口や有名人を使って忍び寄ってきます。  SNSを利用した詐欺事件では「国際ロマン

          「新NISA」も詐欺だった?  騙し騙され投資トラップ

          キャンプブームと沈むアウトドア業界

           コロナ禍で起こったキャンプブーム。なかでも密を避けながら非日常を楽しめるという理由からソロキャンプの人気が高まり、テントや寝袋をはじめとするキャンプグッズがバカ売れ。キャンプ用品を販売するメーカーの売上はグッと上がりました。  ところが、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、旅行やイベントに対する制限が解除されるとブームが下火となり、リサイクルショップやフリマアプリにキャンプ用品を売る人が増えました。  それに呼応するかのようにキャンプ用品を販売する大手メーカー

          キャンプブームと沈むアウトドア業界

          世の中に蔓延するアレルギー

           花粉症の患者にとっては憂鬱な季節がようやく過ぎ去りましたが、アレルギー反応というのは、くしゃみ、鼻水が止まらない、目がかゆいという3重苦に襲われ、中には睡眠不足という向きも少なくありません。  ところが、花粉症のようで花粉症ではない、アレルギーが現れて花粉の季節が終っても安心はできないようです。  それは俗に言う「寒暖差アレルギー」が蔓延するようになったというのです。  寒暖差アレルギーという言葉は造語であり、本当のアレルギーではありません。  5〜6年ほど前から使

          世の中に蔓延するアレルギー

          データが消える!論理と物理のマジカルバトル

           付き合いのあるSIerさんとシステムの保守作業の話をしていた中で「論理削除」と「物理削除」の話題が出ました。昔は自分もよくわからなかったなぁ、と思ったので、知らない方むけに自分なりにかみ砕いた例え話をしてみたいと思います。 マジカルストーリー  ある時、手品師のAさんとBさんがいました。 今回、彼らは「登録されたデータを消す」という2つのマジックを披露してくれるようです。    観客が期待に胸を膨らませて見守るなか、手品ショーが始まりました。 『まずはAさんの手品で

          データが消える!論理と物理のマジカルバトル

          シングルモルト大麦麦芽の誘惑

           サントリーウイスキー山崎。 日本を代表するウイスキーの一つである、サントリーの山崎。現在は、その人気により、品薄や終売が相次いでいます。最近ちらちらと抽選販売を見かけるので、今日はそんなウイスキーについてアレコレを。  山崎とは、サントリーが2年の歳月をかけて生み出したシングルモルトウイスキーです。1984年の販売以来、30年以上経った現在もジャパニーズウイスキーの代表として世界中から愛されています。1つの蒸溜所で造られる多種多様なモルト原酒をヴァッティング。華やかで芳醇

          シングルモルト大麦麦芽の誘惑

          オレンジジュースの終焉 ー失われた果樹園ー

           現在、世界的にオレンジの不作が続いているようで今やオレンジジュースは高級品になってるようです。なぜそのような事態になっているのか。少し紐解いてみたいと思います。  そもそものきっかけは一大産地の輸入1位ブラジルで大雨の為に大不作で価格も高騰。2位のメキシコでも高温で大不作、3位のアメリカではハリケーンでとどの国も不作のようです。  財務省の貿易統計によると、3月の輸入オレンジ果汁の価格は昨年同月比69%上昇した1リットル620円で、この5年で2倍になっています。円安の影

          オレンジジュースの終焉 ー失われた果樹園ー

          急増する需要と消えゆくロバたち 〜アフリカと中国における阿膠産業の影響〜

           ロバ・・ドンキーは、日本ではあまり見かけなくなった動物だと思います。しかし、昭和の昔は『ロバのパン屋』といってロバの馬車にパンを載せて、移動販売していたらしく、ロバのパン屋という童謡も出来ました。  つまり、日本でもかつては割と身近にいたロバですが、動物園で見る限り、大人しくてかわいい動物だと思います。  そんなロバ、英語ではassとかdonkeyと呼びますが、辞書によると前者は野生のロバを意味し、後者はその家畜化したものを指すのだといいます。  雄のロバはその身体に

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          技術の波に乗るためのAI戦略:組織が進化するための新たな道

           現代のビジネス環境では、生成AI(人工知能)技術が組織の未来を左右する鍵となっています。この技術革新の波に乗り、成功を収めるためには、組織がどのようにAIを活用するかが重要な要素なのだと思います。  AIに関わる端くれとして、今回は組織がAIという、技術の波に乗るための戦略について考察してみたいと思います。 重要なのは何ができて、何ができないのかを知ること  組織がAIを活用する上で重要なのことは、言わずがもな、人材の育成と教育です。  AIの専門知識や技術スキルを

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