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世の中に蔓延するアレルギー

 花粉症の患者にとっては憂鬱な季節がようやく過ぎ去りましたが、アレルギー反応というのは、くしゃみ、鼻水が止まらない、目がかゆいという3重苦に襲われ、中には睡眠不足という向きも少なくありません。

 ところが、花粉症のようで花粉症ではない、アレルギーが現れて花粉の季節が終っても安心はできないようです。

 それは俗に言う「寒暖差アレルギー」が蔓延するようになったというのです。

 寒暖差アレルギーという言葉は造語であり、本当のアレルギーではありません。

 5〜6年ほど前から使われ始めたと記憶していますが、正式には『気象病』で、雨が降ると体調が悪くなる人がいるのと一緒です。

 例えば露天風呂に入って出てから風に当たると、体が冷えるので、くしゃみが出ます。これは皮膚の自律神経が反応して起こるのですが、くしゃみが起こると副交感神経の反射で鼻水も出てきます。そして寒い時は血液の流れがにぶくなるので、鼻づまりも起きるのです。

 すでに長年にわたって症状に悩まされている方もいるらしく、日常生活に支障を来すケースもあるようです。

 くしゃみ、鼻水以外にも症状が出ることもあり、寒暖差アレルギーは花粉症と違って、目がかゆくなりませんが寒暖差を受けてのめまいや急に冷え込むことで血流が悪くなって耳鳴りが起こることもあるとのこと。

 ここ最近、大流行しているようで、コロナ以降に急激に発症が増えているのですが、コロナを経験して、体を動かさなくなった人が増えたことが原因だと言われています。運動しない、動かないということは交感神経を使わないので、汗をかくことがありません。ドキドキすることもなく、副交感神経が優位になった状態であるため、鼻水が出やすくなってしまうのです。

 何より花粉症よりタチが悪いのは、季節限定の症状ではないということでしょう。
 
 日によって寒暖差がある春、秋は顕著ですが、冷暖房を使う夏、冬にも屋内外の行き来で寒暖差を感じますからもはや一年中休まる暇がありません。

 温度調整のために1年間、エアコンをフル稼働させるくらいしか解決策がないのでは、、、

 とはいえ、花粉症のように特効薬がないのが現状です。なので対策としては、昔のように乾布摩擦や寒中水泳など、いわゆる鍛錬をすると症状が消えるそうです。要は運動ですね。

 身近なことでは、手をグーパーグーパー、開いて閉じてを繰り返すと、手の先を温め、血流もよくなります。

 また腿上げや足首を動かすことも有効。イスを使って立ったり座ったりすること、またうっすら汗をかくくらい速く歩くこともお勧めです。

類似症状のある方はお試しくださいね。

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